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2018年9月27日 (木)

9月23日 手話言語の国際デー記念イベントに参加しました

923日 手話言語の国際デー記念イベントが、六本木のYouTubeSpaceTokyo・スタジオで開催されました。六本木ヒルズ森タワー・ホールC29階でした。

私は、初めて六本木に行きました。

大きな蜘蛛のオブジェが森タワーの前に設置されていました。

これには、本当にびっくりさせられました。

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 今回のイベントについては、呼びかけ文から紹介します。

 

 20171219日、国連総会において、923日が「手話言語の国際デー(International Day of Sign Languages)」とすることが決議されました。これは、世界ろう連盟が、カリブ海に浮かぶ国家アンティグア・バーブーダをはじめとした国連加盟国に働きかけた結果、半数を超える98カ国が共同提案者となって無投票で承認されたものです。決議文では、「手話言語の国際デー」を通して、手話言語が音声言語と対等であることを認めるとともに、ろう者の人権の十分な保障を目指して、国連の加盟国が社会全体で手話言語についての意識を高めるための手段を講じることを促進することとしています。

 制定後初となる今年の923日、世界ろう連盟アジア地域事務局は、アジア各国のろう者や在日大使館関係者と一緒に「手話言語の国際デー」を記念するイベントを、日本財団との共催により実施します。

 

私は、全通研の代表として、このイベントに参加しました。入場するまでのセキュリティ対策がしっかりしていました。何回もチェックが行われ、会場に着くのがやっとでした。

中に入るとテレビカメラが何台も設置されていました。また、メインの舞台の照明、手話通訳者を映す所など狭い会場でしたが、きめ細かに区分されていました。

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このイベントは、全国各地の加盟団体で「視聴する会」を開催することになりました。

開催されたところでは、中継をご覧になった方も大勢いらっしゃるのではないでしょうか。

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通訳も大変そうでした。日本の聴覚障害者の発言には手話を日本語に変換し、それを同時に英語に訳す通訳がいて、その英語を聞いて今度は国際手話に変換していました。アジアの聴覚障害者は国際手話で表現をするので、それを国際手話が出来る3人の通訳者(健聴者)のひとりが英語で読み取り、日本語に変えます。耳にかけて聞く機器には日本語の1と英語の2のチャンネルがあり、チャンネル1で日本語を聞いている日本の通訳者が手話で表現していました。手話通訳場面は映像で表示され、日本語のパソコン要約筆記も同時に表示されていました。

国際手話通訳者は、今回3人の方が担当していました。当然と言えば当然なのですが、この3人とも英語がとても堪能で国際手話が出来る人でした。日本も早くに英語が堪能で国際手話が出来る手話通訳者を育てていかないと世界に遅れをとってしまうのではないかと感じた次第です。

 

イベントは二部制で行われました。

世界ろう連盟アジア地域事務局が担当して進められました。

司会を担当したのも世界ろう連盟アジア地域事務局副事務局長のU Ka weng,Clarissa(ウ・カ・ウェン・クラリッサ)さんでした。

第一部は、挨拶とアジア各国の駐日大使の紹介が主な内容でした。開会では、嶋本恭規氏が世界ろう連盟アジア地域事務局の事務局長として挨拶を国際手話で行いました。

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また、国連ESCAP事務局次長のハム・ホンジュ氏がビデオメッセージで、堀井学外務大臣政務官からそれぞれ挨拶がありました。

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続いて駐日大使、在日大使館関係者とろう者の代表者が紹介されました。

面白かったのが、「ありがとう」、「友達」、「手話言語」、「好き」の4つをそれぞれの国の手話表現をその場でしてもらったり、アジア各国とライブ中継で手話表現をしてもらったりしました。

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その後、国際基督教大学のマーハ・ジョン教授から「手話言語と社会」と題しての記念講演がありました。

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最後に庄崎隆志氏の「手話ポエム」があり、第一部が終了しました。

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30分ほどの休憩の間、会場内では、飲み物やクッキー、どら焼きが配られました。

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第二部は、日本財団の吉倉和宏氏、手話を広める知事の会の平井伸治鳥取県知事、全日本ろうあ連盟の石野富志三郎理事長から挨拶がありました。このあと来賓紹介で全通研の紹介が字幕にて紹介されました。

その後、パネルディスカッションを1時間ほど行いました。

パネラーは、マーハ・ジョン氏、平井伸治氏、石野富志三郎氏の3人でした。

コーディネーターは石橋大吾氏が担当し話を進めました。

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特に印象に残ったのが、「手話言語で地域を変える、人の考えを変えることが出来る」という言葉でした。

私は、この記念すべき国際デーの最初のイベントに参加出来たこと、本当に嬉しく思いました。このチャンスを頂いた皆様に感謝申し上げます。ありがとうございました。

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(文・写真/全通研会長 渡辺正夫)

2018年9月 3日 (月)

電話リレーサービスの制度化を考えるシンポジウム

 829日(水)、午後1時から全国社会福祉協議会の灘尾ホールで開催された

「電話リレーサービスの制度化を考えるシンポジウム」に参加してきました。

会場は、文部科学省の裏で日本財団にも近い所でした。

全国から172人の参加者がありました。

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司会は全日本ろうあ連盟の小椋武夫理事でした。

最初に、主催者として全日本ろうあ連盟石野富志三郎理事長から、「電話リレーサービスが公共のサービスに至っていない。障害者権利条約、障害者差別解消法などでさまざまな権利が定められているが、電話リレーサービス等の情報が十分に保障されていない状況にある。2020年に向けて実施できるようにしていきたい。」と挨拶がありました。

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次に日本財団の笹川陽平会長から、「総務省に働きかけ実現したい。そのためにも、聴覚障害者がより多く電話リレーサービスを利用することを期待している。」と挨拶がありました。

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続いて国会議員の3人の方からも挨拶を頂きました。

その後、総務省総合通信基盤局電気通信事業部の秋本芳徳部長より、「安心・安全に使えるコミュニケーション手段を確保することは重要だと認識している。」と挨拶がありました。また、厚生労働省自立支援振興室の田仲教泰室長から、「オペレーターの増員や実施箇所を増やしていくことを考えている。」と挨拶がありました。

 

さて、本題に入りました。

①基調報告「日本の現状について」、

電話リレーサービス制度化検討委員会 井上正之氏

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②講演「カナダの電話リレーサービスについて」

カナダ・ラジオテレビ通信委員会 社会・消費者政策部長 ナナオ・カチ氏

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 ③講演「韓国の電話リレーサービスについて」

釜山大学教授 韓国情報化振興院 元ディレクター チェ・ワンシク氏

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④調査報告

  「電話リレーサービスの効果について」

  日本財団ソーシャルイノベーション本部特定事業部・公益事業部部長 石井靖乃氏

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上記4人からの報告がありました。カナダと韓国での報告では、アプローチの違いがありますが、電話リレーサービスは国民ためのサービスであり、民間で担うのではなく、国家として担うべきサービスであることを強く訴えていたのが特に印象に残りました。

 

その後、休憩を挟んでパネルディスカッション「日本で電話リレーサービスを制度として実現していくために」が始まりました。コーディネーターは、電話リレーサービス制度化検討委員長の小中栄一氏が担当しました。パネリストは、ナナオ・カチ氏(カナダ)、チェ・ワンシク氏(韓国)、滋賀県立聴覚障害者センター副所長小竹安治氏、電話リレー検討委員の井上正之氏でした。

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「聴覚障害者等の電話利用における法律的課題 -電話のバリアフリー化を目指して- 日本財団 平成29年10月 発行」この検討の中で課題が出された①実施体制、②財源、③オペレーターの人材確保(養成・研修)、④アプリ等の開発、⑤聴覚障害者が上手に利用できるための学習、⑥社会啓発、⑦法整備についても触れながら討論を進めました。

 

指定発言として、電話リレーサービス制度化検討委員会の川森雅仁委員から「世界的にも電話リレーサービスが普及している。国連のSDGs(持続可能な開発目標)との運動の一つとしても考えていく課題である。また、やっと差別解消法の影響も出てきている状況の中で、声をあげていくことが大切である。」と述べていました。

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最後に閉会挨拶として、電話リレーサービス制度化検討委員会の小川光彦委員から挨拶があり、無事に終了しました。

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(文・写真/全通研会長 渡辺正夫)

2018年8月28日 (火)

ろう教育を考える全国協議会定期総会及び全国討論集会に参加して

サマーフォーラムin沖縄が終わって間もなくの8月24日(金)~26日(日)の3日間、富山市で特定非営利活動法人ろう教育を考える全国協議会の定期総会及び全国討論集会がありました。全通研は団体正会員として加盟しており、理事1名を監事として出しています。

今回は前日に富山入りしましたが、台風20号が私の地元の徳島に接近・上陸する予報もあり、台風から逃げる形で移動しました。(私が乗ったお昼前の特急がその日の最終便だったそうです…)

  

24日は富山県聴覚障害者センターで理事会と定期総会がありました。

富山県は今年4月に手話言語条例が制定され、地元の運動の取り組みがまとめられていました。

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定期総会には全通研の代表として長谷川理事も出席し、議長をつとめました。1年間の事業報告や会計報告、これからの事業計画や予算案の説明があり、議長のスムーズな進行によりすべての議案が可決されました。また、今年は役員改選となり、山根昭治理事が新理事長として選任されたほか、私が引き続き監事をつとめることも承認されました。

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長谷川達也理事(全通研)        山根昭治理事(全日本ろうあ連盟)

センターの近くには富岩運河還水公園があり、ここには世界一美しいと言われるスターバックスコーヒーもありました。総会終了後の夕方5時頃に立ち寄ったのですが、それでも多くの方が訪れていました。

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25日からは討論集会で、全国から242名の参加がありました。この集会の実行委員会には全通研の富山支部も参加しており、聞いたところ多くの会員さんをはじめサークルに所属する方も要員として集会の運営に協力していました。お世話になります。

 

初日の午前中は全体会として「今、私たちが望む手話教育のあり方とは?」というテーマでパネルディスカッションがありました。私自身も教育に関わる立場にいるのでよく分かるのですが、学校教育の基本的な指針となる新しい学習指導要領の施行が迫り、学校はこれから大きく変わろうとしています。その中でろう教育、特に手話学習やろう学校のあり方などをどうすれないいのか、学校関係やろう教師等の立場からさまざまな意見が交わされたほか、会場からも意見が出されました。

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また、この全国討論集会が今年は30回を迎え、これまでの30年間の集会を振り返るパネルが展示されていました。平成の間続いてきた歴史の重みを感じましたが、その中に、全通研の伊東雋祐運営委員長(当時)による「ろう教育の現状」の概要も展示されていました。このとき私はまだ全通研に入る前だったのですが、当時の状況を踏まえたろう学校の現状を伊東運営委員長がどのように思っているのか、聞いてみたいと感じた瞬間でした。

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午後から26日の朝にかけて4つの分科会に分かれ、ろう学校での授業実践や子どもたちへの支援、子どもたちや教員に対する手話教育についてなど、各地での現状や課題について討議がなされました。また、早瀬憲太郎氏による絵本手話語りの講座もありました。そして、「明日へ向けてのアピール」が発表され閉会となりました。

富山市内は35度を超える猛暑日となりましたが、暑い中全国各地から集まった皆さんが、それぞれの立場でろう教育の発展に向けて取り組みが進むことを期待した3日間でした。

来年の全国討論集会は、8月上旬に群馬県で開催される予定です。

 

(文・写真/全通研理事 髙田浩次

2018年6月11日 (月)

第66回全国ろうあ者大会

66回全国ろうあ者大会の前夜祭と式典に参加してきました。

69日(土)の前夜祭会場は、大阪駅の近くの大阪新阪急ホテルでした。

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このホテルについて、ろうあ連盟の長谷川副理事長は、「中学3年生の時にテーブルマナーを学んだ懐かしいホテルです」と思い出を語ってくれました。

 6時から受付開始。どんどん集まってきてあっという間に会場は、いっぱいの人で埋め尽くされました。

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 オープニングでは、力強い和太鼓を披露してくれました。

和龍耳と大阪府立聴覚支援学校龍の子の2つのグループでした。

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司会は、実行委員の葛迫直人さんでした。

大竹浩司実行委員長の挨拶、主催者である石野富志三郎理事長の挨拶。

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そして、泉房穂明石市長と薬師寺みちよ参議院議員による来賓の挨拶がありました。

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乾杯の音頭は、厚生文化賞を受賞された北野雅子さまからでした。

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余興に、ジャグリングGTと高齢者介護施設の「あすくの里」のよさこいが披露されました。よさこいではアンコールが出て、再度、参加者も一緒によさこいを踊りました。

大変美味しいフランス料理を堪能し、時間も9時を過ぎての楽しい前夜祭が終了しました。

 

610日(日)、朝9時頃に会場である大阪城ホールに行きました。

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受付には長い長蛇の列が出来ていました。

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会場の中に入ってみて本当にびっくりしてしまいました。

四方に広がる大きな会場でした。

でも、4,500人を超える人たちが集まったので、大きな会場もいっぱいになりました。

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小椋武夫理事の司会で早速、式典が始まりました。

開会のことばは吉野幸代理事でした。歓迎の挨拶を大竹浩司実行委員長から、大会会長の挨拶を石野富志三郎理事長がしました。

歓迎のことばを松井一郎大阪府知事と鍵田剛大阪市副市長から頂きました。

お二人ともはじめの挨拶を手話で披露されました。

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続いて、表彰状と感謝状の贈呈がありました。

厚生文化賞として北野雅子様、林智樹様(代理 林律子様)、

一般社団法人日本デフバレーボール協会女子チーム様に贈られました。

 

感謝状は、福岡県の大澤五惠理事長、静岡県の藤原基時会長、岩手県の千葉孝会長にそれぞれ贈られました。

 

主管団体表彰では、公益社団法人大阪聴力障害者協会推薦で栖川興道(すがわこうどう)様、社会福祉法人大阪聴覚障害者福祉会推薦で森本成毅(もりもとしげき)様のお二人が表彰されました。

 

受賞者を代表して北野雅子様から挨拶がありました。

手話で話が出来るように手話通訳者が必要だと思い、必死に手話通訳者を育成したことを話してくれました。

そして祝辞として、厚生労働大臣の代理で自立支援振興室の田仲教典室長、文部科学大臣の代理で特別支援教育課の庄司美千代調査官からありました。

 

来賓紹介で、全通研の私も「本日はおめでとうございます。ともに頑張りましょう。」と簡単にことばをかけさせてもらいました。

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祝電として、日本障害フォーラムの阿部一彦代表からメッセージの紹介がありました。

ここで来賓は退席し、式典は終了しました。

 

1時間を過ぎる時間があっという間に過ぎてしまいました。

雨が心配されましたが、どうにかお昼までは雨にならずに終了することが出来ました。

 

大会中の69日(土)に旧優生保護法下に行われた強制不妊手術について記者会見が行われました。聴覚障害者男女6人が記者会見に出席しました。全国の新聞でも取り上げられました。ぜひ、新聞記事を参考にしてください。

 

2019年の第67回全国ろうあ者大会は、宮城県の仙台市で、613日(木)から16日(日)まで行われる予定です。

 

(文・写真/全通研会長 渡辺正夫)

2018年6月 7日 (木)

全国手話言語市区長会の総会

梅雨入りした66日(水)、東京都千代田区にある都市センターホテル・コスモスホールで、全国手話言語市区長会の総会が8時半から開催されました。約270人の参加で、会場は熱気でムンムン。

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鈴木健一伊勢市長さんの司会で始まりました。

手話を付けて司会をされていました。

最初に、この会の会長である田岡克介石狩市長からご挨拶がありました。

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今日の出席した市長さんは109人と発表されました。年々、総会に参加する市長さんが増えていくことにびっくりさせられます。また、この会の加盟している市・区も、460になっています。全体では814ですから、加盟数は半分を超えたことになります。

 

さらに、石狩市で行われた手話劇祭についてもお話がありました。

総会が始まる前に、その手話劇祭の様子をビデオで流していました。その場の雰囲気がよく分かりました。

 

次に、来賓の挨拶として全日本ろうあ連盟の石野富志三郎理事長からありました。

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手話劇祭が大変好評であったこと、手話を今後は手話言語とすることなどが話されました。

 

二人目の来賓として日本財団の尾形武寿理事長から挨拶がありました。

「普通に生活できる環境を整えることが必要である」と繰り返しお話されていました。

また、文部科学省、厚生労働省、内閣府、全国手話研修センター、全国手話通訳問題研究会、日本手話通訳士協会の参加者の名前の紹介がありました。

 

さて、議事に入りました。議長は、田岡会長でした。

平成29年度事業報告、平成30年度事業計画(案)、役員体制(案)につきましては、会の事務局長である泉房穂明石市長から説明がありました。

 

そして、手話劇祭については、石狩市障害福祉課長から成果について報告がありました。

満場一致で議事すべてが承認されました。

新しい理事7人が誕生しました。

出席していた5人の市長さんからご挨拶がありました。

 

総会が無事に終了しました。

その後、情報提供がお二人からありました。

全国手話研修センターの小出新一常務理事より、行政職員向け手話講習会の開催、手話検定試験の受検呼びかけ、パンフレット等の作成の紹介がありました。

 

二人目は、日本財団の筒井智子氏より、手話教育教材についてと電話リレーサービスについての紹介がありました。手話教育教材は、小学校高学年向けに作成されています。インターネットでダウンロードできますので見てくださいとのことでした。

きこえない人の日常を知ろう! http://shuwa-tnf.jp/movie/vol1/

手話の特徴を知ろう!     http://shuwa-tnf.jp/mmovie/vol2/

この情報提供を最後に総会が無事終了しました。


全通研として、「全通研リーフレット」と「「みんが輝く 未来をめざして」を参加者に配布させていただきました。

年々、全国手話言語市区長会の活動が充実され、たくさんの首長さんが加盟してくれるようになっています。また、条例も多くの自治体で成立しています。このことからも今後の手話言語法を成立させるためにも、この市区長会の存在を力強く感じた次第です。

 

(文・写真/全通研会長 渡辺正夫)

2018年5月30日 (水)

JD政策会議2018 

525日(金)、戸山サンライズ2階大会議室にて1時半から5時まで、

JD政策会議2018 障害者権利条約 パラレルレポート・JD草案報告会」

が開催されました。

参加者は、約140人で会場がいっぱいになりました。

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この報告会は、JD総会の後にJD政策会議として毎年開催されています。

今回は、障害者権利条約のパラレルレポートの草案報告会として開催されました。

石渡和実JD副代表の司会の下、最初に挨拶を兼ねて藤井克徳JD代表から情勢報告がありました。

 

私自身はじめて知ったのですが、呉秀三氏という精神科医の医師が、日本で初めて座敷牢の調査をして、参議院にその調査報告書を提出したとお話がありました。

その調査報告書を提出して、今年が丁度100年目を迎えるとのことでした。

節目を活用して運動の質を高めていくことは大事な事だと思いました。

座敷牢といえば昔の話かと思いましたが、現在でも同じような事件が起きました。大阪府寝屋川市、兵庫県三田市など、新聞に大きく報道されました。

 

また、旧優生保護法の問題では、何故この法律が出来たのか、何故48年間も放っておかれたのか、このように「何故」がたくさんつく問題であると訴えていたのがとても印象的でした。

 

次に、佐藤久夫JD理事から、「世界地図にみるパラレポのくらべっこ・気になるあの国!日本では」と題して、これまで初回審査が終わった68か国の総括所見が出されました。その中の肯定的評価がされていて、それをいくつかの項目に分けて分類をしました。その中で、「手話の国語認定・公式認定」は、68か国中16か国が評価されていました。

 

ただし、手話を言語として法律等で定めているのかどうかは、この肯定的評価だけでは正確に判断出来ないとのことでした。

 

休憩後に、パラレポJD草案の提案として報告がされました。

2019年早春を目標に、第一次のパラレポをまとめていくのですが、学習会を開催し、議論を積み重ねより良いレポートを作成していく計画です。そのため今回の草案報告会を開催したとのことでした。

 

(1)はじめに(前文、JDパラレポ草案の位置、JDFの動き など)

薗部英夫 JD副代表・全国障害者問題研究会副委員長

(2)1条から19条 + 全体討議

増田一世 JD常務理事・やどかりの里常務理事

(3)20条から25条 + 全体討議

薗部英夫 JD副代表・全国障害者問題研究会副委員長

(4)26条から33条 + 全体討議

赤松英知 JD政策委員・きょうされん常務理事

 

それぞれの草案に対して、参加者から自由に意見交換を活発に行いました。

JDF(日本障害フォーラム)では、今回の報告会までに、「パラレポ団体意見集約版」を作成しました。また、JD(日本障害者協議会)では、「障害者権利条約パラレルレポートJD草案」をインターネットで公開をしています。是非、一度、見て頂ければと思います。

 

(文・写真/全通研会長 渡辺正夫)

2018年5月25日 (金)

国際手話通訳者養成講座に参加して

今期より国際部員になりました長山綾です。511日から13日までの3日間、マカオにてWFDアジアとWASLI Asia共催で開催された国際手話通訳者養成講座に参加してきましたので報告します。

なんと、アジアで国際手話養成講座が開催されることは初めてとのこと!どんなことになるのかなあと、始まる前からドキドキワクワクでした。

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日本からは全日本ろうあ連盟より川俣郁美さん、全通研からは長山でした。アジア各国からの参加は、10か国よりろう者が15人、聞こえる人が14人で、仕事として手話通訳をしている方、手話通訳者の養成や聴覚障害者への情報提供の業務を行っている方等、年齢としては若手~現役世代の方々が多かったです。

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講師はろうアドバイザーであり、世界のろう文化やコミュニティ研究をされているナイジェル・ハワードさん(WASLI理事)、8代続くデフファミリーのCODAであり、手話通訳や養成に関わっているスーザン・エマーソンさん(WASLI理事)、全米手話通訳者協会(RID)の資格を取得し、現在は沖縄の情報提供施設にて手話通訳やコミュニティ支援を行っている川上恵さんの3名が、理論的、そしてシンプルに文化や風習、背景が様々な受講生一人ひとりにわかりやすく指導してくださいました。

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研修は、基本的に研修中は「手話」でコミュニケーションを取ります。音声はNG。共通言語は国際手話で、もしわからない時は同じ国の人に通訳をお願いする。音声で話したければ、部屋から出る。対等な関係を作るために、ルールは遵守することとなっていました。

1日目は手話通訳や倫理についてディスカッションをしたり、時間、食事、動物など各国の手話表現の違いを確認しました。文化が違えば手話や手話通訳に対しての考え方や認識も千差万別であることをお互いに確認しました。

2日目はオープニングセレモニーが行われWFDアジア地域事務局長である全日本ろうあ連盟嶋本理事の挨拶、WFDコリン理事長、WASLIデブラ会長、WASLIアジア代表梅本理事からのビデオメッセージ、そしてマカオろう協会ロウ会長から歓迎の言葉がありました。そのあと、参加各国がステージに上がり記念撮影をしました。ステージの壁にはアジア諸国を中心とした世界地図が描かれており、私たちの心は一つなんだと確信しました。

その後、ナイジェルさんと川上さんそれぞれによる講演があり国際手話を学ぶ上で大切なことは地域の文化や手話を尊重すること、また手話通訳者は協働し合う姿勢が大切なのだと話されました。

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講演の情報保障は国際手話、マカオ手話、英語、そしてマカオの公用語のひとつである中国語で行われていました。また中国語の文字情報もありました。講演にはマカオ内外のろう者や学習者など関係者も多数参加していました。

午後には国際手話は世界共通ではなく圏域によって違うということを認識し、手話通訳にもチャレンジしました。終了後はマカオろう協会を見学しました。

3日目は講師より昨日の講演の国際手話通訳の様子から、サポートの仕方や通訳を行う上での準備についての助言があり、その後効果的に振り返りの仕方についてロールプレイを行いました。後半は受講者でペアになり国際手話の動画を見て、各国の手話に変換、それを見てもうひとりが国際手話に変換するトレーニングと、複数で交代とフォローについてのトレーニングを行いました。

そして、今回の研修では仲間つくりもメインテーマとなっていたと感じています。文化や習慣の違いを超えて「国際手話」という共通のキーワードの中で仲間となり、友だちとなり、これからの国際手話の発展に寄与していく、その基盤つくりも大きな目的であったと思います。私たちは休憩時間や講座終了後もお互いの仕事のこと、通訳者養成のこと、文化の違い、これからの夢をたくさん語り合いました。私自身、国際手話はまだまだ勉強不足でわからないこともとても多かったのですが、皆はわかるように話す方向を変えて伝えてくれ、少しずつでしたが伝え合えることが増えたのはうれしかったです。今回築かれた関係はこれから成長していくための大きなカギとなりました。

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このような素晴らしい講座を受講できたこと、そして充実した講座となったのもひとえにWFDWASLIWASLIアジア、講師の皆さん、そして準備に尽力されたマカオろう協会の皆さんのおかげです。心から感謝いたします。これからもこの講座が継続し、たくさんの仲間と共に国際手話でのコミュニケーションが広がることを期待しています。

国際部としても国際手話を学習できる機会を設けられたらいいなと感じます。「国際手話」を共通のコミュニケーションツールとして、全日本ろうあ連盟や手話通訳士協会と共に、アジアのみならず海外のろう者や通訳者とも活発に交流する中で課題を見つけ、整理を行い、各国と協働して社会を改善していく取組が全通研としてできたら、もっともっと私たちの活動は意義深いものになっていくことでしょう。私自身まだまだ勉強不足でありますが、国際部の先輩方と共に、これからの活動を楽しみながら頑張っていきます。

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(文・写真/全通研国際部員 長山綾)

2018年4月12日 (木)

全国ろうあ青年研究討論会参加者懇談会

 46日(金)、7日(土)、全国手話研修センターで、(第13回)全国ろうあ青年研究討論会参加者懇談会・シンポジウム及び後輩を激励するつどいが開催されました。

 私は6日の夜、懇談会と7日のシンポジウムに参加しました。

懇談会に集まったろう者は、7080代の大先輩の方々と青年部の人たちで60人程が集まりました。

 高齢のことを考えて、テーブル席での懇談会となりました。これも研修センターの職員の配慮だと思い、感心しました。

 

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 まずは、吉田千草さんの司会で懇談会が開始されました。

 

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黒﨑信幸氏から開会の挨拶があり、

その後、石野富志三郎氏による乾杯がありました。

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 始まってすぐに、高田英一氏による音頭で、

1回目からの参加者が前に集合しました。かなりの数でした。

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 次に第2回目からの参加者、第3回目からの参加者が前に集合しました。

 会食も進み、松本晶行氏による呼びかけで、北海道、東北、北信越、関東、東海、近畿、中国、九州のそれぞれのブロックからの参加者が前に集合し、一人一人が思い出を語りました。

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 印象に残ったのは、「福島の板橋さん、九州の安藤さんなどに声をかけられ全青研に参加しましたが、そこで得るものが沢山あった」とのお話を何人もの人が話していました。

 「青年部をつくる」「一人ぼっちをなくす」「手話サークルを立ち上げる」などの具体的な目標を一人一人が自覚して各地に戻っていったとのことでした。

 これらの話を聞いて、これが運動なのだと思いました。みんなで語らい、そして、具体的な目標を作り、各地で展開していく。第1回の全青研はろう運動の大転換期であると聞いていました。今回のお話を聞いていて、そのときの大きなうねりを感じ取ることが出来ました。

 高齢者の集まりでしたが、疲れを見せず夜9時まで手話の花を咲かせていました。みんな、本当にいきいきしていました。

 しかし、元気にはしていますが、高齢のせいでしょうか、飲むお酒の量は少なくなっているようです。持ち寄ったお酒などが残っていましたからね。

 

 また、7日の午前中は、シンポジウムが開かれました。

 及川リユ子さんの司会で順次進められました。

 

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 先ずは、開催の趣旨について、発起人を代表して高田英一氏からありました。「残念なことにすでに他界された方もいて、この会を開くのが遅かったのかも知れなかった。」との言葉には涙が出ました。

 そして、来賓の挨拶として、石野富志三郎氏(全日ろう連)、そして渡辺正夫(全通研)、最後に小椋英子氏(士協会)の3人が挨拶をしました。

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 私は昨日の懇談会での話をし、今後も、三団体で協力し合って、運動を進めていこうと挨拶しました。

 その後、思い出のアルバムということでスライド映写がありました。

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顔写真が出て来ましたが、顔と名前が一致する人は、私としてはわずかでした。それもそのはず、私は第1回~3回全青研のときには手話をまだ始めていませんでした。

 次はシンポジウムでした。司会は清田廣氏でした。パネラーは黒﨑信幸氏、高田英一氏、松本晶行氏、山内公平氏、吉田千草氏の5人の方々でした。

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 びっくりしたのは、その当時、若い者が頑張ってろう連盟を変えるとの思いで全青研を開催したとのことでした。

  私はこのシンポジウムが終わった時点で、退席をさせていただきました。

 とにかく、ろう運動の大転換期の様子が聞けて、本当に勉強になりました。

 また、多くの参加したろう者の生の声を聞いて、感激しました。

本当にありがとうございました。

(文・写真/全通研会長 渡辺正夫)

 

 シンポジウムの第2部で「現役青年部の精鋭と老革命児のガチンコ対決」と題して、現在の青年部のみなさんと先のシンポジウムに参加された方々とのバトルがくり広げられました。

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「若者を育てるのは先輩の役割だ」「僕らの時代は教えてくれる人はいなかった。自ら学んでいくべきだ」「先輩がいるのだから学びたい」や、「青年部の活動も大事だが、地元の活動もがんばる必要がある。君らは地元でどんなことをやっているのか」と問われると、現役青年部のメンバーはさすがに地元の活動もがんばっておられました。

「僕らは、運転免許の獲得や準禁治産者の法律改正など変えてきた。君らまだ何も変えてはいない。手話通訳者の身分保障や二種免許が取れるようになったが取得後の仕事の保障がないなど課題は多い。変えていくのは君らだ」と、運動の大切さも説かれ、1時間ほどでしたが、現役青年部も負けず劣らずのバトルが続きました。

(文・写真/全通研事務所)

 

2018年2月21日 (水)

電話通信サービスのユニバーサル化を考える大学習会

 216日(金)、全日本ろうあ連盟主催の「電話通信サービスのユニバーサル化を考える大学習会」が開催されました。会場は、衆議院第一議員会館1階の多目的ホールでした。約100人の参加がありました。

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 この大学習会は、電話リレーサービス普及啓発推進事業の電話リレーサービス制度化検討委員会が主に担当として開催されました。

 司会は、小椋武夫全日本ろうあ連盟理事が担当しました。

 まず、主催者である全日本ろうあ連盟の石野富志三郎理事長の挨拶がありました。

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続いて、日本財団の尾形武寿理事長、野田聖子総務大臣、宮嵜雅則厚生労働省障害保健福祉部長、そして、その都度参加された国会議員の方々から、挨拶を頂きました。

川森雅仁慶應義塾大学特任教授からビデオメッセージが放映されました。

次に第一部として

(1)DVD放映 「電話リレーサービスとは」

(2)「海外・日本の状況」 井上正之筑波技術大学准教授

(3)「日本財団の取り組みについて」 石井靖乃公益事業部部長

(4)「情報提供施設協議会の取り組みと課題」 小竹安治全国聴覚障害者情報提供施設協議会理事

それぞれの立場から、説明がありました。


休憩後に第二部のパネルディスカッション「電話リレーサービスの制度化について」がありました。

 コーディネーターは、小中栄一副理事長でした。

(1)盛山 正仁 衆議院議員(ユニバーサル社会推進議員連盟 事務局長)

(2)尾形 武寿 日本財団理事長

(3)村井 純 政策・メディア研究科委員長 環境情報学部教授

     (IOT新時代の未来ふくり検討委員会 座長)

(4)井上 正之 筑波技術大学准教授

(5)石野 富志三郎 全日本ろうあ連盟理事長

 5人のパネラーからそれぞれ5分程度、課題提供がありました。

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フロアーから千葉の植野さん、共用品推進機構の星川さんからの発言がありました。

また、今回の大学習会の決意表明を小川光彦全日本難聴者・中途失聴者団体連合会理事から読み上げられ、最後にパネラーと共に壇上で頑張ろうと拳を上げました。

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最後に、私たち全通研の立場で、この電話リレーサービス制度化検討委員会に参加している宮澤典子事から、閉会の挨拶がありました。

全ての日程を無事終了して解散しました。

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今後、機器による通信サービスと現在行われている福祉サービスとしての手話通訳をどのように整理していくのかが問われているのだと感じました。

また、2020年に東京で開催される東京オリンピック・パラリンピックまでに、情報アクセシビリティにおける情報保障をどこまで整備していくのかも課題となっています。

 

(文・写真/全通研会長 渡辺正夫)

明石市の手話フォン設置式典に行ってきました

201825日(月)12時から、明石市駅前のパピオスあかし2階のあかし市民広場で開かれた「手話フォン設置式典」に全通研として出席してきました。

 あかし市民広場の一角に設置された「手話フォン」です。

ここには写ってはいませんが、左隣に一般の緑の公衆電話が置いていました。

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 式典は、明石市の泉市長のあいさつから始まりました。「障害者が暮らしにくいのは、障害者の責任ではない、行政が責任を果たしていないから。やさしい街をめざす」と手話で話されました。その後、議長や来賓として明石ろうあ協会会長からあいさつがありました。式典には来賓として、全日本ろうあ連盟や近畿ろうあ連盟、兵庫県聴覚障害者協会、全通研、兵通研など出席しており、各団体が紹介されました。

そして、実際に手話フォンを使ってみるというデモンストレーションがありました。地元の聞こえない方が、明石市障害福祉課に電話して、相談に行く時間の約束を取り付ける設定で、オペレーターに手話で話し、明石市の担当者につなぎ回答を手話で返す、ということで約束が直接できました。

 

手話フォン設置の第1号は先に話題になった羽田空港、そして筑波技術大学に続く3カ所目として、自治体では初めてと紹介がありました。日本財団の負担で設置されており、日本財団の方からの「電話リレーサービス」についての説明で、現在7,000人が登録しており、月15,000件の利用があるそうです。

この「手話フォン」は、事前登録は不要で、手話で話す人ならどなたでも利用でき、朝8時から夜の9時まで利用可能ということです。

手話通訳者を多く会員に有する全通研としては、手話で仲介しているオペレーターがどのような体制になっているのか気になるところです。オペレーターは「日本財団電話リレーサービス・モデルプロジェクト事業者」と「情報提供施設(千葉、滋賀、熊本、沖縄)」が担当していると説明がありました。

公衆電話と同等に、誰でもいつでも使えるものとして、手話フォンがあらゆるところに普及すると便利だろうなぁと思いましたが、利用時間など考えると、オペレーターについても、さらに検討・研究が必要かなと思いました。

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この式典には多くのマスコミが駆けつけていました。

 

(文/写真 全通研理事 浅井貞子)

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