◆6月7日 第74回全国ろうあ者大会inとやま(式典)
6月4日(木)~6月7日(日)富山県において第74回全国ろうあ者大会が開催され、6月7日(日)午前10時から開催された全国ろうあ者大会式典に臨席しました。
式典は全日本ろうあ連盟の清水愛香理事の司会で進められました。清水理事は、東京2025デフリンピックの開会式・閉会式でも司会を務めていらっしゃいました。
その後、富山県実行委員会 橘勇一実行委員長の歓迎のあいさつ、全日本ろうあ連盟 石橋大吾理事長の大会会長あいさつ、富山県知事、富山市長、高岡市長の歓迎のことばと続きました。知事や市長のあいさつ、厚生労働大臣・文部科学大臣の祝辞の際、手話で自己紹介されるのはもう定番となりましたね。
大会で、表彰状・感謝状の贈呈がありました。厚生文化賞は、長年のろう運動やデフスポーツにおける功績をたたえ、黒崎信幸氏、小中栄一氏、湯上剛輝氏の3人が受賞されました。また、東京都と公益財団法人東京都スポーツ文化事業団に、東京2025デフリンピック運営にかかる功績をたたえ厚生文化感謝状が贈られました。そして、前年度の全国ろうあ者大会、全国ろうあ者体育大会、全国ろうあ者冬季体育大会を開催した各県の聴覚障害者協会に感謝状が、富山県の石倉義則氏、針山和雄氏に主管団体表彰が贈られました。
受賞者を代表して黒崎氏が謝辞を述べられました。22歳でろうあ運動に関わるようになり、全日本ろうあ連盟の理事となり、運転免許取得や民法第11条改正などろう者の社会参加と人権擁護のために活動し続けたことなどを話されました。最後にともに活動してきた仲間たちと活動を支えてこられた奥さまへの感謝のことばがありました。社会や時代を変えるには、長きにわたり活動を続けるご自身の情熱と信念はもとより、周囲の方々の支えがあってのことだと実感しました。手本にすべき素晴らしい方々がたくさんいらっしゃいます。
式典後半は、会務報告、大会宣言、大会決議と続きます。すべて満場の拍手で承認されました。全日本ろうあ連盟は来年創立80周年を迎えます。組織力を強化し、さまざまなツールを通して手話の魅力や文化を広める取り組みを推進すると決議されました。
全日本ろうあ連盟は、今大会で役員の改選がありました。式典終了後、新しい役員(理事・監事・議長)の発表と、退任される役員のあいさつがありました。2年から20年と在任期間はさまざまですが、その時々の課題に向き合い、仲間の意識や社会を変えるために奮闘していらっしゃった自信が皆さんの表情に表れていました。久松氏のお話の中で、石野前理事長とのエピソードが明かされました。ある日、久松さんの勤務先に石野さんが突然訪れ、「お金を出してほしい」と言いました。デフリンピック派遣費の寄付が欲しいということだったそうです。それは、個人ではなく会社のほうに依頼するようにと追い払った後、またまた、石野さんがやってきました。そして今度は「会社を辞めてほしい」と言いました。その言葉から20年にわたる事務局長が始まったとのこと。
人生いつ何が起きるかわからないものです。あなたの周りにも、いろいろな素晴らしいきっかけが、あなたに捕まえてもらいたいと待っているかもしれませんね。
2,700人の参加者を迎えて、成功裡に大会は終了しました。素晴らしい大会を作ってくださった主管団体である富山県聴覚障害者協会、実行委員会の皆さま、本当にお疲れさまでした。
来年は千葉県千葉市で開催されるそうです。また、皆さまの元気なお顔に会えますように。
(文:全通研会長 宮澤典子/写真:全通研理事 間舩博)
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