第11回全通研N-Action合宿in宮崎
◆第11回全通研N-Action合宿in宮崎
【1日目】
1月24日(土)、いよいよN-Action合宿の1日目が始まります。1日目は2つの分科会に分かれて、それぞれの分科会で講演やグループ討議が行われました。
第1分科会「講座」は、「全通研がめざす手話通訳制度と若年層育成の最前線」がテーマでした。
まず、講演「N-Action委員会について」(小野尾N-Action副委員長)では、活動歴が短い人やN-Action合宿初参加の人たちに向けて、全通研N-Action委員会の基本的な説明を行い、自分たちの活動について理解を深めてもらいました。次に、講演「全通研が目指す手話通訳制度と若年層育成の最前線」(間舩理事)では、全通研がめざす手話通訳制度の確立と「若年層手話通訳者養成モデル事業」についての説明を行い、手話通訳者養成における最新の動きや今後の展望について理解を深めてもらいました。
講演の後、グループ討議「今後地域でやりたいこと」では、「各地域の活動状況の共有」、「今後どのような活動をしたいか」、「若い人たちには何が求められているか」の3つをテーマとして、討議を行いました。討議では今後やりたい活動として「地域の人たちとの懸け橋になる」、「サークル活動と全通研活動をつなげる」、「N-Actionの活動をいろいろな人に知らせる」、等が話し合われていました。また、若い人に求められるものとして「新しい環境に飛び込む」、「辞めずに長く頑張ること」等が挙げられていました。
第2分科会「討論」は、「U-35活動から次世代へつなぐ活動づくりのヒントと討論」がテーマでした。
冒頭の講演(助言者:江原事務局員)では、N-Actionの前身であるU-35設立の経緯や当時の大変だったことについてお話いただきました。当時実施された全通研運営委員(当時)や全日本ろうあ連盟青年部等との「トークバトル」は、参加者からも高い関心が寄せられました。
その後のグループ討議では、「次世代へつなぐ活動づくり」をテーマとして、グループ討議を行いました。討議では、到達目標を4つの段階に整理し、議論を進めました。
到達目標:①全通研や社会をどう考えているのか、現状をどう見つめているか ②活動をどう進めていくべきか ③活動づくりにおける困難点の洗い出し ④活動づくりにおける環境整備(新しい事業として何をしていくのか)
現状、課題として、「認知度が低い」「他機関とのつながりが薄い」「“手話だけの理解”を減らしたい」「情報社会のため、勉強は個々でできる。集団に入るメリットを感じにくい」等が話し合われました。
新しい事業の案としては「N-Action世代による大学、短大等への働きかけ」、「青年部と手話の魅力を知るイベントをつくる」、「朝までどっぷり生討論」等が挙げられました。
分科会終了後、交流会(自由参加)が行われ、中には2次会、3次会、4次会まで頑張った人もちらほら……。宮崎の夜を思いっきり満喫できたようで何よりです(笑)。
【2日目】
1月25日(日)、N-Action合宿の2日目です。
第1部の式典では、主催者である全国手話通訳問題研究会からの主催者挨拶、開催地である全通研宮崎県支部から歓迎の挨拶、開催場所である宮崎公立大学からの祝辞等がありました。
第2部の記念講演では、「地域をつなぐ~誰もが参加できる場をつくるための行動戦略~」と題し、公立大学法人宮崎公立大学 地域連携・防災研究センター 特任准教授である新村拓也氏から講演をいただきました。
宮崎公立大学では、2024年度から手話サマーフェスティバル、学生向け手話講座、デフカフェ等、手話とかかわる取り組みを実施されており、それらの取り組みの実践経験から、若年層が手話にかかわりを持てる場のアイディアについて、多くのヒントを貰うことができました。
また、講演の途中では実際にデフカフェにかかわっている学生さんから、参加前と参加後での自身の意識の変化や若年層が参加したくなる工夫についてお話しいただきました。
第3部の閉会式では、1日目に行われた分科会の報告、総括報告、分科会講師・助言者代表である江原事務局員からの所感を聞いた後、フィナーレとして動画の上映、N-Action委員会副委員長による挨拶、開催地から委員会への旗の返還等がありました。
今回の合宿は全国から55名の次世代会員が宮崎に集い、非常に密度の濃い2日間を過ごすことができました。折しも日本列島を襲った大寒波が原因で、委員長の参加は叶いませんでしたが、参加者それぞれが多くのものを地元に持ち帰ることができたのではないかと思います。この合宿で得たものを、これからの地域での活動に生かしていただければと思います。
最後になりましたが、今回の合宿開催にあたり、全国手話通訳問題研究会宮崎県支部の満平支部長をはじめとする宮崎県支部の皆様には、会場選定、交流会の準備、講師依頼、会場設営、表敬訪問時における各種調整等、多くの場面でご尽力いただきました。この場をお借りして御礼申し上げます。ありがとうございました。
文・写真/全通研N-Action委員会 小野尾一秀
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