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2025年6月20日 (金)

盛岡を訪問して

 私は「第73回全国ろうあ者大会inいわて」の前夜祭に参加する6月14日の土曜日に盛岡に入りました。

 ホテルに荷物を預け、散歩に出かけました。盛岡は2010213日、14日に第26回全国手話通訳問題研究討論集会に参加したのでこれが2回目の訪問です。

 開運橋を渡り、盛岡城跡公園に向かいました。

21_20250620115701 開運橋

22_20250620115701 盛岡城跡

 盛岡城跡の本丸にある騎馬像の台座が目に入りました。金属需要の高まりから騎馬像の本体が軍需資材として供出され、現在は台座のみ残されています。また、本丸、二ノ丸をつなぐように架かる朱色の渡雲橋があります。

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        騎馬像の台座              渡雲橋

 

 また、石川啄木の歌碑もありました。

25_20250620115701 歌碑

 

 公園下の桜山神社の奥には烏帽子岩が見えます。

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         桜山神社               烏帽子岩

 

 そこから川沿いに行くとチャグチャグ馬コ(うまっこ)開催の準備中のところを通り過ぎました。チャグチャグと鈴の音を響かせて色鮮やかな装束で着飾った農用馬が、4時間かけて行進する伝統行事です。タイミングが良くお邪魔できました。

28_20250620115701 チャグチャグ馬コ

 

 その先は、国指定の重要文化財の岩手銀行赤レンガ館です。裏手にはバラが綺麗に咲いていました。

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      岩手銀行赤レンガ館               庭のバラ

 

 また川沿いを歩いて行くと、岩手県民会館(トーサイクラシックホール岩手)の手前の盛岡市役所敷地内にひっそりと新渡戸稲造像がありました。

31_20250620120302 新渡戸稲造像

 

 岩手県庁を過ぎて隣の裁判所の庭に、巨大な花崗岩の割れ目から桜の木が伸びている石割桜を見ることができます。桜が開花しているときに見てみたかったです。

32_20250620120301 石割桜

 

 1937(昭和12)年にヘレン・ケラー女史が盛岡を訪問した際に、記念講演を行ったという岩手県公会堂を左に見ながら真っ直ぐに歩いて行くと、石川啄木の新婚の家にたどり着きます。石川啄木と堀合節子が新婚生活を始めた家です。

 

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       岩手県公会堂            石川啄木新婚の家

 

 お昼ご飯は、盛岡駅前近くの有名なお店で盛岡三大麺の一つの冷麺を食べました。スープの辛さは選べますが、お勧めは別辛です。自分好みの辛さに調整することができます。

35_20250620120301 冷麺

 

 今回、盛岡で大会が開催されることもあって折角なので全通研の石川敬元研究部長と親交を温めることにしました。15日の日曜日の夜、飲み屋に行きました。

16日の月曜日は石川啄木の新婚の家の側に立てられている石碑を見に行きました。これも飲み屋で石川さんからの情報で初めて知りました。私と石川さんは元教員ですので是非、見たいとお願いしたのです。

 それは、「岩手の盲聾教育発祥の地」の石碑でした。

36_20250620120301 発祥の地

 

 次に、車で向かったのは岩手大学です。ここは宮沢賢治の母校でもあります。

 大正4年4月、盛岡高等農林学校農学科第二部(現・岩手大学農学部農芸化学科)に進み、卒業後も研究生・嘱託として、農地質学の研究に従事したところです。

 

 また、もう一つの楽しみは「岩手大学農学部附属農業教育資料館」を訪ねることでした。その理由は、この第73回全国ろうあ者大会開催に合わせてこの資料館の2階大講堂で小岩井春泉(しゅんせん)(本名 是非雄 ぜひお)展が開催されていたからです。

 

 石川敬さんからいただいた情報ですが紹介します。

 小岩井是非雄は、長野県松本市出身で東京盲唖学校の図画科を卒業後、教材の掛図を描く職員として、盛岡高等農林学校で勤務した人です。宮沢賢治もこの掛図を見て学びを深めたのです。そして、同時に岩手盲唖学校の嘱託職員として岩手で初めて手話による授業を聾児に行った岩手県初のろう教員でもあります。その後、小岩井は正式に教員免許を取得し、郷里である長野県松本市に帰郷します。そこで松本聾学校を創立し、初代校長となった人です。昆虫や動植物等を詳細かつ美しく描いた掛図は、現在岩手大学に100点以上が所蔵されていますが、普段は未公開で見ることはできません。

 

 私も石川さんに紹介されなかったらこのことを知るすべもなかったと思いました。ここを見学して本当に良かったと思いました。

37_20250620120301 岩手大学農学部附属農業教育資料館

38_20250620120301 「小岩井春泉掛圖(図)展」前

 

 たくさんの学びと経験をさせてくれた盛岡をあとに、新幹線はやぶさで帰京しました。

 

                  (文・写真:全通研会長 渡辺正夫)

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