◆参議院本会議・衆議院内閣委員会傍聴
2025年6月13日(金)、参議院本会議を23人の参加者と一緒に傍聴しました。
参議院議員面会所で9時30分に待ち合わせをし、渡された参議院傍聴券に必要事項を書きました。荷物をロッカーに預け、いよいよ会議場へ入りました。
議長から「日程第五 手話に関する施策の推進に関する法律内閣委員会の案を議題とする」と告げられ、内閣委員会の和田正宗委員長から法律案の提案の主旨と主な内容について説明がありました。
●手話に関する施策の推進に関する法律案
主旨:
手話に関する施策を総合的に推進するため基本理念を定め、国及び地方公共団体の責務を明らかにするとともに、手話に関する施策の基本となる事項を定めようとするもの。
主な内容:
第1に、基本理念として、手話の習得及び仕様に関する施策を講ずるにあたっては、手話を必要とする者及び手話を使用する者の意思が尊重されること。
第2に、国及び地方公共団体は、手話に関する施策を総合的に策定し、実施する責務を有すること。
第3に、手話に関する基本的施策として、手話を必要とする子どもの手話の習得の支援、学校における手話による教育などについて規定している。
採決になりました。投票の結果は電光掲示板に表示されました。「投票総数236、賛成236、反対0、よって全会一致をもって可決されました」と議長から報告され、参加者一同で手話の拍手で喜びを表しました。
10時30分に本会議場を出ると傍聴者控え室で今井絵理子議員が我々を出迎えてくれました。「可決して良かった!」と、一人一人と握手をしました。
国会議事堂
その後、参議院議員会館の地下1階 B101室に移動して待機しました。11時30分の本会議終了後に衛藤晟一議員、今井絵理子議員、滝波宏文議員、山本博司議員、伊藤孝恵議員、少し遅れて川田龍平議員が来てくれました。皆さんで記念写真を撮りました。
午後は、衆議院内閣委員会の傍聴です。
13時50分に再度B101室に集合して11人で参加しました。内閣委員会の傍聴券を受け取り名前と年齢を記載してから荷物をロッカーに入れてから内閣委員会室に入りました。
大岡敏孝内閣委員長が塩川鉄也議員を指名しました。塩川議員は、「手話に関する施策の推進に関する法律案」に賛成の立場で質問しました。担当のこども家庭庁の三原じゅん子(内閣府特命担当)大臣が質問に答えました。
手話通訳者の実態調査について質問がなされました。厚生労働省障害保健福祉部長から「今年度の調査はこれから具体的に設計してまいりますが、ご指摘をふまえてどういった調査の中身にするかということをまた検討してまいりたいと考えております」との回答をもらいました。
5年ごとに行われている調査が厚生労働省の委託を受けて実施できることを願うばかりです。
(文・写真:全通研会長 渡辺正夫)
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