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2025年6月12日 (木)

令和7年度 全国手話言語市区長会 総会

 2025年6月4日(水)、東京都の都市センターホテル コスモスホールに於いて全国手話言語市区長会の総会が開催されました。会場には100人の市長が集まりました。

1_20250612134301 都市センターホテル

 

2_20250612134301 会場内

 司会は副会長の二宮隆久大洲市長が務めました。

 

3_20250612134301 司会 二宮市長(大洲市)(右端)

 会長あいさつとして野田義和東大阪市長から、「会長として聴覚障害者の社会参加や自立を促進するための事業を推進してきた。1115日に開催するデフリンピックは100周年の大会であり、協力を惜しまず支援していく。そして、デフリンピックのために自治体から職員(東大阪市)を1人追加派遣した」ことなど力強い言葉であいさつされました。

 

4_20250612134301 会長あいさつ 野田市長(東大阪市)

 来賓あいさつとして全日本ろうあ連盟の石橋大吾理事長から、「11月にデフリンピックが開催されるが日々作業を確実に進めている。今年から東大阪市の職員1人を派遣してもらっている。6月15日の全国ろうあ者大会でキャラバン活動を始めるためのオープニングセレモニーを開催する。各自治体にも回っていくので認知度を高めていただきたい。そして、手話言語条例の充実と手話施策推進法がこの国会で制定してほしい」とのあいさつがありました。

5_20250612134301 石橋理事長(全日本ろうあ連盟)

 続いて、日本財団の尾形武寿理事長から、600近くの自治体で手話言語条例を制定されていることやきこえない人の雇用を進めるための社会環境を整えていくことが重要であるとのあいさつがありました。

6_20250612134301 尾形理事長(日本財団)

来賓紹介

 全国手話通訳問題研究会 会長 渡辺正夫

 日本手話通訳士協会 会長 鈴木唯美 代理 高井洋副会長

 全国手話研修センター 理事長 黒﨑信幸 代理 小出新一常務理事

祝電披露

 手話を広める知事の会 鳥取県平井伸治知事

 奈良県葛城市 阿古和彦市長

 

その後、野田会長を議長に選出して、星野光弘事務局長から以下の説明と採決がありました。

(1)令和6・7年度 役員体制

(2)令和6年度 事業報告

(3)令和6年度 決算報告

(4)令和6年度 監査報告  鹿児島市 下鶴隆央市長より監査報告がありました。

質問はなく、(1)から(4)まで拍手をもって承認されました。

(5)令和7年度 事業計画(案)

手話劇祭9月28日(日) 府中市 古森寛樹副市長より、「実行委員会を立ち上げて準備を進めている。是非9月28日(日)に来ていただきたい」との呼びかけがありました。

(6)令和7年度 収支予算(案)

質問はなく、(5)と(6)が拍手をもって承認されました。

 

 続いて「電話リレーサービス 手話リンク」のチラシを元に、一般財団法人日本財団電話リレーサービスの石井靖乃専務理事から2点について情報提供がありました。

 手話リンクは、登録していない人でも電話リレーサービスを受けられるもので負担は通話料のみとなっている。また、愛知県大府市が電話リレーサービスの利用料を公費負担する制度を6月8日にスタートするとの情報提供がありました。

 

7_20250612134301 石井専務理事(日本財団)

 最後に閉会のことばが角田航也米原市長からありました。

8_20250612134301 角田市長(米原市)

 無事に総会の全てを終了し散会しました。

 

 市区長会の会員は、2025515日現在、648市区長(準会員18町村長)となりました。年々、会員が増えているのは、活動の積み重ねの結果だと思いました。

 

(文・写真:全通研会長 渡辺正夫)

 

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