特定非営利活動法人日本障害者協議会 第15回総会
特定非営利活動法人日本障害者協議会 第15回総会
2025年5月30日(金)、東京都戸山サンライズに於いて日本障害者協議会第15回総会が開催されました。当日は、あいにくの雨でしたが、正会員 58団体中、25団体出席し、委任状等を含めて46団体の参加があり、総会が成立しました。
初めに藤井克徳代表より、今年でJDは創立15周年となり、日本は、戦後80年を迎える。今だからこそJDとして障害者権利条約の理念を広め、いろいろな課題の解決に向けて取り組みたいと話がありました。議事録署名人の選出の後、議長として当会の会長 渡辺正夫氏が指名され、議長として総会の進行を担われました。
2024年度事業報告では、優生保護法裁判が最高裁で勝訴した。これは、あきらめない粘り強い取り組みの成果でもある。また、能登半島地震後、豪雨災害による被害が大きく、人手不足が深刻になっている。障害のある人の支援をするJDF能登半島支援センターを立ち上げ、1年が過ぎたが、4月以降も活動を継続するなどの報告がありました。
2025年度事業計画では、JDの役割は、障害のある人の権利擁護の取り組みにある。旧優生保護法の取り組みの継続と障害者自立支援法違憲訴訟のフォーラムの成功、投票バリアフリーに取り組んでいくとの説明がありました。参加者から、賛助会員を増やす取り組みなどの意見が出された後、採決が行われ、賛成多数で議案はすべて採択されました。
その後、JD臨時理事会で選出された三役の発表がありました。代表に藤井克徳氏、副代表に石渡和美氏、副代表に薗部英夫氏、常務理事に増田一世氏が就任しました。
総会の後に開催された6月2日「障害者自立支援法違憲訴訟 基本合意15周年フォーラム」が開催されます。また、今年も「憲法と障害者」をテーマとした学習会やJDセミナーの開催も予定されています。全通研はJDの加盟団体です。ぜひ、JDの学習会等に参加し、一緒に障害者問題について考えていきましょう。
※JDは、賛助会員会費と段階会費、寄付で運営されています。賛助会員についてもご検討いただけると幸いです。
文:全通研理事 佐々木良子
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