石川支部訪問
2025年1月23日(木)に全通研渡辺会長と一緒に石川支部を訪問しました。
朝8時半ごろに富山駅で渡辺会長と合流し、富山駅北口近くの富山県聴覚障害者センターに行き、見学しました。
その後、石川県七尾市の和倉温泉街にある、JDF能登半島地震支援センターに行きました。
例年ですと大寒の時期は積雪の影響で公共交通機関の乱れや、道路状況によって石川県までの移動時間が長いことも想定していたのですが、その心配をよそに3月中旬並みの気温となり、とてもスムーズな移動でした。
滋賀県から来ておられる能登半島地震支援センターの現在の責任者である内田様にお会いしました。渡辺会長から全通研から現地支援センターへのスタッフ派遣に取り組めていないことのお詫びや、能登就労支援事業所「やなぎだハウス」への支援のお礼などを伝え、心ばかりの差し入れをしました。
その後、七尾駅前にぎわい館(パトリア)に移動し昼食を取りました。
パトリアの3階では、七尾市役所健康福祉部や七尾市社会福祉協議会が業務を行っていて、能登半島地震の総合支援窓口もあり、通路には激励の寄せ書きが多く掲示されていました。
午後は渡辺会長と石川支部会員との懇談会を行いました。
能登半島地震発災からこれまでの経過の中で、必要な支援や現在の活動状況についてなど、多くの意見や感想などを聞かせていただきました。
印象に残ったのは、ニーズは日々変化していくため必要な支援をタイミングよくすることが重要というお話です。タイミングよく支援をするためには情報の発信や安否確認などのシステムづくりなども大切ですし、日頃の行政との関係性や防災訓練の内容などがポイントだと感じました。
また、自分よりひどい状況にある人もいるからといった遠慮や、避難所がだんだん殺伐としてくるといったような気持ちの変化の話もあり、災害が人の心に与える影響は非常に大きいと感じました。
お土産に持っていったお菓子とほうじ茶で、ざっくばらんに話を聞かせていただき、これからも寄り添っていきたいと思いました。
お茶やお菓子で状況が変わるわけではありませんが、話をすることで気持ちが少しでも軽くなっていればありがたいです。
お聞きした内容は、今後の全通研活動に反映していきます。
(文・写真:全通研理事 新船洋平)
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