「山口県手話通訳問題研究会50周年記念祝賀会」
◆12月14日 「山口県手話通訳問題研究会50周年記念祝賀会」
50周年のお祝いにふさわしく、和服姿の参加者もおり、華やかな雰囲気の中で祝賀会が18時30分からはじまりました。
最初に式典が行われました。
司会は古屋敦子山口支部事務局長が担いました。
開会あいさつは藤井豊会長です。「向野嘉一さんとの思い出を話され、新しい山口の歴史を創ろう」とあいさつを結ばれました。
最初に来賓の山口県健康福祉部障害者支援課の松浦美宏主幹からお祝いの言葉がありました。
次に私から「これまで仲間である会員とともに歴史を刻んで来られたこと、そして、これからも仲間といっしょに歩み続けてほしい」とお話しいたしました。
山口県ろうあ連盟赤井正志理事長からは、2006年の冬集会を終えて、2年後の2008年に夏集会を開催したとき「この時期から県ろうあ連盟と山口支部が固い絆で前に進み始めたのではないか」と話されました。
時間の関係もあり、来賓者のお名前だけ紹介されました。
山口県聴覚障害者福祉協会 伊藤利明理事長
山口県手話サークル連絡協議会 中川美佐会長
山口県手話通訳者連絡会 井村幸司会長
山口県手話通訳士協会 柴田すみ子会長
左から 松浦主幹、赤井理事長、伊藤理事長、中川会長、井村会長、柴田会長
次にマスコットの名前の発表がありました。
「なつりん」「みかりん」で、命名受賞者は正司浩美さんです。
ここで第1部が終了しました。
第2部は、席を移動しての祝賀会です。
最初に、会長OBの柴田すみ子元会長、藤村浩二前会長のお2人が藤井会長から紹介されました。
乾杯は伊藤利明さんが務めました。声を合わせて「乾杯!」をした後、本格的に飲み食べ始めました。
しばらくして山口支部のこれまでの活動を振り返る動画の放映が始まりました。途中で音が飛んでしまうハプニングがありましたが、担当者がすぐに別のパソコンに切り替えて無事最後まで放映ができました。
余興での「テーブル対抗クイズ合戦」ではAテーブルとBテーブルが同点となりジャンケンで勝敗が決まり、Aテーブルが賞品のお米をもらいました。
次に「ゆうちゃん、わっこちゃん手話かるた」をしました。手話でかるたの読み札を読み上げ、その読み上げた最初の言葉の指文字が書かれた絵札を取るゲームです。このかるたは、宇部市手話サークルのオリジナル作品です。
余興でも大変盛り上がり、楽しい2時間はあっという間でした。
最後に集合写真を撮りました。
写真撮影後、テーブルごとの写真撮影になり、私も各テーブルのメンバーといっしょに写真を撮ってもらいました。
2次会に行く人もあり、散会しました。お疲れ様でした。
◆12月15日 「山口県手話通訳問題研究会50周年記念講演」
山陽本線のJR四辻(よつつじ)駅から歩いて5分のところにある鋳銭司(すぜんじ)地域交流センターで、10時から記念講演が始まりました。
「全通研創立と山口支部50周年のあゆみ」と題して、休憩を挟み2時間話をさせていただきました。
山口支部は全通研が誕生した1974年11月に支部第1号として誕生しました。講演では、全通研の『50周年記念誌』や研究誌から山口支部が掲載された資料を基に、設立当時やその後の山口支部の活動を紹介しました。
会場には、山口県立大学の若年層の手話通訳者養成モデル事業を受講したお2人の学生が参加していました。一人は昨年手話通訳全国統一試験を合格した人です。お2人とも4年生で、来春には卒業されます。卒業後は、愛媛県西予(せいよ)市役所、鳥取県聴覚障害者協会にそれぞれ就職される予定です。山口で育った学生ですので山口で働いてほしいという思いもありますが、どこに行っても手話と関わる仕事をされることに対して、大きな心で喜びたいと思いました。
全通研と山口支部が、ともにこれからの100年に向かって歩み続けることをみんなで確認出来たのではないかと思いました。
山口の人に支えられた2日間でした。ありがとうございました。
鋳銭司地域交流センター 参加者のみなさん
司会の古屋事務局長 あいさつの藤井会長 講演中の私
(文・写真:全通研会長 渡辺正夫)
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