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2024年12月 4日 (水)

2024年度けいわん患者の交流会

2024年度けいわん患者の交流会

 「けいわん患者の交流会」 が20241123() 13001600 京都嵐山の全国手話研修センター(ホテルビナリオ嵯峨嵐山)の「御室」で開催されました。参加者は9名と理事3名の12名でした。

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 行楽シーズンの嵐山、想像通り観光客が押し寄せる中、私は手話研修センターをめざしました! けれども、新幹線が途中で止まってしまい、京都駅の構内は人でいっぱいになっていました。打ち合わせの集合時間より2時間以上遅れて到着。2階の部屋に駆けつけると、すでに研究・活動推進部の伊藤部長の挨拶が始まっていました。

 まず、最初の1時間は「メンタルヘルス ~心の健康と対人援助について~」をテーマに、伊藤美恵氏(NPO法人こらぼねっと京都・理事長)の講演です。

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 人が人を援助するって? 援助する事は、単に役割であり、援助をする人とされる人の間に上下関係があるわけではないということを忘れてはいけないと思いました。それぞれの役割や状況はあっても、人は助け合って生きているという話がありました。「援助する」と聞いて、皆さんはどんなイメージをされるでしょうか? 頭の中では「援助してあげる」になっているかもしれません。

 対人援助の仕事をしている私たちは、常にそれぞれの場面にあった技術が必要となるため、身体的、精神的な負担がかかってくるのだと思います。より良い支援をするためには、まずは自分が満たされていないと、相手を満たすことなどできないのだと改めて確認できました。

 それから、おもしろいワークをしました。2人一組になり、次のようなことをしました。

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①肩たたき 

ポイントは相手の心地の良い力加減を確認すること。音楽をお互い聴きながらテンポを共有することで、お互いがより心地よくできる。

②気持ち次第で結果が変わる

・相手を持ち上げようとしたときに、持ち上げられる人も自分が重い、持ち上げる人も重たいと思って持ち上げると上がらないが、逆では体が浮き上がった。

・前屈をしてみて、その後、右上写真のように、下から背骨をトントン伸ばすようにたたいていくと、さっきより前屈が深くできた。

 

 こんなに気持ち次第で結果が変わるなんてと驚きました。とても不思議でおもしろい取り組みなので、地元に帰って支部のみんなと試してみたいと思いました。

 また、もう一つ実際にやってみたいことができました。

 それは、嫌なことがあったら貯金をしてお金を貯めるということです。貯まった分は、無駄遣いをしてもいいというルールです。貯まる喜びを感じられますよね! 一つのことが見方を変えれば、嫌なことでも、貯まる喜びにもなるということです。

 

 あっという間に1時間が経ちました。ワークで体も動かしましたが、休憩後に簡単なストレッチをして、後半は意見交換をしました。

 コロナ禍後、ようやく昨年から対面での交流が復活した「けいわん患者の交流会」について、今後の交流会の実施時期、実施場所、実施時間、交流会の参加者の呼びかけ対象者について話し合いました。

 1つの輪になり遠慮なく意見を出してもらいました。個別での相談もできました。参加された皆さんありがとうございました。

 貴重な時間を京都で過ごすことができました。

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             (文・写真/全通研理事 研究・活動推進部 福田八重子)

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