手話通訳活動あり方検討委員会 東海ブロックあり検講座
2024年11月9日(土)、手話通訳活動あり方検討委員会(以下「あり検」)主催の東海ブロックあり検講座をオンラインで開催しました。参加者は、個人視聴18名、集団視聴参加者6名でした。
司会:吉野理事
はじめに、あり検委員の原田洋行氏より基調講演(30分)がありました。「手話通訳活動と事例検討」をテーマとして、「手話通訳」が単なる言語の置き換えとしての「通訳」にとどまらず、「社会福祉」の側面からの「援助技術」が求められること。どうしたらより良い手話通訳ができるかについての説明でした。
その後はグループ討議を行いました。個人視聴者は経験年数により4つのグループに、集団視聴の方々は参加者間で自由にグループに分かれていただきました。東海ブロックから出していただいた事例も含めて、①高齢者施設 ②企業の新入社員研修 ③反省会のあり方 ④病院受診 の4つの事例から話し合いたい内容をグループで1つ選びます。そして、問題点・課題・理想像・解決策について考えていただきました。
各グループからの報告を受け、講師の原田氏より、「手話通訳現場で起きたことを言語化することが大切であること。集団で討議し、枠を固め教訓を作っていく。現場は、単独で担うことも多いが、集団で話し合うことで、力がつき、より良い制度の充実を図ることができる。制度の充実は、聞こえない人の暮らしを豊かにしていくことに繋がる。これからもグループ討議を大切にしていこう」とまとめられました。
あり検では、オンラインでも会員の皆さんが顔を会わせ、意見交換ができることが大切だと考えています。次年度もブロック別あり検講座等を開催する予定ですので、今後ともよろしくお願いします。
< 文・写真:佐々木良子理事(手話通訳活動あり方検討委員会)>
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