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2024年9月18日 (水)

第57回全国手話通訳問題研究集会~サマーフォーラムinかごしま~

57回全国手話通訳問題研究集会~サマーフォーラムinかごしま~「結~みんなでつなぐ 未来へつなぐ」

  笑顔があふれる 「サマーフォーラムinかごしま」 

 

 「第57回全国手話通訳問題研究集会~サマーフォーラムinかごしま~」が鹿児島県鹿児島市にて、8月23日に「宝山ホール」にて、8月24、25日は「鹿児島大学」にて開催しました。

 少し日程がずれていれば、開催が危ぶまれていましたが、鹿児島実行委員会や皆様の熱意で台風を遅らせ、無事に開催することができました。

 開会式会場の「宝山ホール」は、とても大きな開放感のある施設でした。

1_20240918143701 オープニング(天孫降臨霧島九面太鼓)

 

【開会式】

 開会にあたり、サマーフォーラムinかごしまの寿福三男実行委員長の歓迎の挨拶がありました。

2_20240918143701 寿福三男実行委員長

 

 次に主催者より、全日本ろうあ連盟 石橋大吾理事長と、全国手話通訳問題研究会渡辺正夫会長が挨拶しました。

3_20240918143701 主催者

 

 鹿児島県 塩田康一知事をはじめ、ご来賓からご挨拶をいただきました。来賓挨拶で、時折手話をされた方には拍手が起こっていました。

4_20240918143701 来賓

 

 次に、特別報告として、「東京2025デフリンピック」について、全日本ろうあ連盟の太田陽介理事から説明があったのと、「能登半島地震の支援状況」について、聴覚障害者災害救援本部の桐原サキ委員から説明がありました。

 最後に、厚生労働省による特別講演「意思疎通支援事業の現状と障害者福祉に関する動向」が行われました。

 

【記念講演】

 「見て!感じて!鹿児島の歴史と文化」をテーマに、NPO法人まちづくり地域フォーラム・かごしま探検の会 代表理事の東川隆太郎氏より、ご講演をいただきました。

 鹿児島県内の歴史や地理を中心とした視点で、普段見慣れている景色の中にも地域資源を見い出す「まち歩き」活動について、「鹿児島は面白い」をキーワードにしたご講演でした。また、鹿児島に来たくなりました。

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【交流会】 山形屋食堂

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 230名を超える多くの参加者があり、会場が手狭と感じるぐらいでした。特に挨拶以外の催しはありませんでしたが、仲間との交流に大いに盛り上がり、交流できました。

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【講座・分科会】

 2日目(8月24日)と、3日目(8月25日)は、「講座」と「分科会」が行われました。

 「こども企画」は8月23日~25日の3日間です。

 また、2日目の夜は、「健康よろず相談」「労働関係者の集い」「N-Actionのつどい」が行われました。

8_20240918143701 9_20240918143701 A講座

 講座はADの4つに分かれています。A講座は2コースあり、地域を学ぶ体験学習です。

 B講座は入門で、全日本ろうあ連盟、全国手話通訳問題研究会の歴史等を学ぶ内容です。

 C講座は人権・福祉として、大崎事件やハンセン病などについて学びました。

 D講座は、地域づくりで、鹿児島の地域の活動家等から学びました。

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 講座と並行して行われた6つの「分科会」では、10本のレポートと討議の柱のもと、熱い討議が行われました。分科会でレポート発表した人は、「地元の実践をレポート発表できた」「来年もレポート発表したい」「集会に参加することが未来を担う人を育てる一貫にもなっている」と語っていました。

 私が印象に残ったのは、「若い人が手話を学んでもなかなか職業にはつながらない。手話は魅力があるので、みんなが手話通訳者を目指せる社会をつくっていきたい」との発言です。今後に向けた、大きなテーマだと感じました。

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【閉会式】 

 最終日(825日)の「閉会式」で、最初に参加者の注目を集めたのが「こども企画」に参加した可愛いこどもたちからのコメントでした。一人ひとりが、2泊3日の楽しかった体験を手話で発表してくれました。

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 主催の2団体である全日本ろうあ連盟の石橋理事長と、全国手話通訳問題研究会の渡辺会長から、かごしま集会の総括がありました。

「この集合はひとえに鹿児島実行委員会の団結で開催できた。素晴らしい集会になった」と、地元である鹿児島の頑張りを称える挨拶でした。

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 そして、鹿児島実行委員会の寿福実行委員長からは、「いろいろなことがあって、大変だったが、無事に集会をやり遂げることができた」と、挨拶がありました。

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 来年度開催の京都への引継ぎを行いました。皆で、来年は必ず京都で再会することを誓いました。

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 なお、今集会開催中に、能登半島地震募金(聴覚障害者災害救援中央本部)が行われ、約16万円以上が集まったことを報告されました。

 今回の「サマーフォーラムinかごしま」は、鹿児島の実行委員会の団結で、成功裡に集会を終えることができました。最後に、集会テーマの「結~みんなでつなぐ 未来へつなぐ」を見事に実現した鹿児島の実行委員会の皆さんと、関係の方々に改めて深く感謝したいと思います。

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 私は、初めてサマーフォーラム担当理事となり、前日から4日間、さまざまなことがありました。一番の失敗はこのブログを書くという認識のないまま過ごしてしまったことです。報告が大変遅くなりましたが、記憶を頼りに書きました。

 夏の集会と言われていたころから合わせて私の30回目のサマーフォーラムとなりました。一番皆様に迷惑をかけながらも、一番感動した大会となりました。

ありがとうございました。

                  (全通研 研究・活動推進部 伊藤利明)

 

<番外編>

 地元の山口から2時間弱で鹿児島に着きました。

50年前、中学校の修学旅行で初めて鹿児島に来た時は、国鉄で8時間かかりました。

それ以来、旅好きの私は10回以上鹿児島に遊びに来ていますが、今回は白熊(氷)や鹿児島ラーメンを食べることもなかったのが残念です。

ただ、前日(822日)の理事会前に周遊バスで1時間市内の回ったことと、最終日(825日)に、鹿児島中央駅ビルの観覧車に乗ったことが思い出になりました。

20_20240918143601 周遊バス車窓からの桜島

21_20240918143601 鹿児島中央駅ビル観覧車からの桜島

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