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2024年9月25日 (水)

東海ブロック組織担当者会議

東海ブロック組織担当者会議

  2024年715日(月・祝)  場所:愛知県社会福祉協議会・ボランティアセンター

 

 東海ブロック組織担当者会議を集合形式で開催しました。

 岐阜2名、静岡3名、愛知3名、三重5名、全通研理事1名の計14名が参加し、会議を進めました。

1_20240925135201 東海ブロック長 荻島洋子さん

13:00~  開会、担当理事自己紹介、出席者自己紹介

       司会・ブロック長挨拶 荻島洋子さん

13:10~  担当理事から「全通研・組織部の活動について」説明

13:40~  事前アンケートについて説明、全体ワーク

14:20~  休憩・ストレッチ

430~  グループワーク

15:45~  報告・まとめ

600  終了

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 東海ブロック・ブロック長の荻島洋子さんが司会を兼任し、併せて挨拶をされました。2024年度は集合形式での開催となり、久しぶりに顔を合わせての会議となりました。日頃の支部活動の感謝と、今日の会議は2年ぶりの集合での会議となること。初めて会議に参加する方は他支部の役員との交流も行っていただき、交流を深めてほしいこと。2025年は東京2025デフリンピックが開催され、自転車競技大会が静岡県で行われるため、東海ブロックが一丸となって盛り上げていきたい、と挨拶がありました。

 全通研からは他のブロックと同様に2023年度組織活動に関し、会員数の動向、推移、傾向を説明しました。

 次にHP紹介、支部お役立ちグッズ、組織活動に関連した事業報告、2024年度事業活動の予定などを一通り説明しました。

 2023年度会員数の推移では、全国で160名の増加となりましたが、東海ブロックでは全体の会員数としては1,218名。前年度比8名の増加となりました。(2022年度 1,210名)。三重支部では10名と二桁の増加がありました。

 各支部の1年間の取り組みについて、事前アンケートの内容の確認と、それぞれの支部様子から、具体的な活動について確認し、成果としてどんな活動ができたのか全体ワークを通して報告していただきました。

 コロナ禍が落ち着いたことで、コロナ禍前に実施していた事業のほかにも新規で事業を行うなど、工夫した活動や魅力や関心が高まる活動を実施したと発表していただきました。

 各支部の取り組みとしては、通研カフェの開催、デフリンピック関連の学習や交流事業の実施など新たな取り組みを実施したことや未会員に興味を持ってもらえる活動を行ったと発表がありました。また支部ホームページに問合せフォームを作成したところ、新規入会につながった事例の紹介もありました。

 支部の課題では、ここ最近どの支部でも課題になっている郵送費問題も含め、今ではICT活用によるデジタル化への移行など、郵送費圧縮のみならず会員への速やかな情報提供について、技術的問題も含めて支部の課題となっていました。

 次世代会員の活動については、東海ブロックの4支部すべての支部にN-Action班(専門班)があります。コロナ禍では活動停止状態が続いていましたが、現在は徐々に活動が再開され、ろうあ協会青年部と一緒に活動計画を立て、少人数でも活動を活発化させようと検討する支部もありました。これからのN-Action活動に期待したいと思います。

 お昼を挟み、午後からはグループワークを行いました。ストレッチはブロック長の荻島洋子さんに担っていただき、短い時間ではありましたが心身のリフレッシュを図りました。

 

 後半のグループワークでは、3つのグループに分かれました。2つのテーマに沿ってグループワークを行い、終了後はそれぞれのグループより発表していただきました。

①会員拡大について ②若い世代を増やすための方法

4_20240925135201 Aグループ グループワークの様子

5_20240925135201 Bグループ グループワークの様子

6_20240925135201 Cグループ グループワークの様子

 

7_20240925135201 Aグループ発表者 林政代さん(岐阜支部)

【各グループからの報告】

・会員拡大に向け、各支部の工夫が分かった。

・各支部が抱える課題について共有できた。

・会員拡大、支部運営について支部の考え方が分かり、参考になった。

・コロナ禍後の活動の変化、これから思うこと、考えることについて話し合えた。

・全通研として大切にしたいことの振り返りや、支部活動を再認識できた。

・大学とのパイプが作れた。

・手話サークルから入会への導き方、現会員が退会せず継続できる工夫やニーズの確認の大切さ。

・通研カフェ事業の取り組みが分かった。

N-Action世代を増やす取り組み、大学との関係づくり、市民活動への参加など、知ってもらうことや、つながりの保ち方を考える。

・会員と未会員との区別化(価格面での)。

・集合形式での開催は顔を合わせた活動や深い話ができることなど、オンラインとの違いについて再認識した。

 

〇まとめ

 東海ブロックは4つの支部の集合体とあって、支部数が少ない分、参加者同士の雰囲気を見ていると、つながりが強いなと感じました。N-Action班はすべての支部で設置されており、細々と活動はしているが少しずつ前進しながら活動を行っていると印象を受けました。

 東海ブロックは会員数も多く、大きなブロックの1つです。今後、ちょっとした工夫でも会員が大きく増えることも考えられ、ポテンシャルを秘めた地域だと改めて感じました。

 これからの活動に期待したいと思います。

 

                 (文・写真/全通研理事 間舩博)

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2024年9月18日 (水)

第57回全国手話通訳問題研究集会~サマーフォーラムinかごしま~

57回全国手話通訳問題研究集会~サマーフォーラムinかごしま~「結~みんなでつなぐ 未来へつなぐ」

  笑顔があふれる 「サマーフォーラムinかごしま」 

 

 「第57回全国手話通訳問題研究集会~サマーフォーラムinかごしま~」が鹿児島県鹿児島市にて、8月23日に「宝山ホール」にて、8月24、25日は「鹿児島大学」にて開催しました。

 少し日程がずれていれば、開催が危ぶまれていましたが、鹿児島実行委員会や皆様の熱意で台風を遅らせ、無事に開催することができました。

 開会式会場の「宝山ホール」は、とても大きな開放感のある施設でした。

1_20240918143701 オープニング(天孫降臨霧島九面太鼓)

 

【開会式】

 開会にあたり、サマーフォーラムinかごしまの寿福三男実行委員長の歓迎の挨拶がありました。

2_20240918143701 寿福三男実行委員長

 

 次に主催者より、全日本ろうあ連盟 石橋大吾理事長と、全国手話通訳問題研究会渡辺正夫会長が挨拶しました。

3_20240918143701 主催者

 

 鹿児島県 塩田康一知事をはじめ、ご来賓からご挨拶をいただきました。来賓挨拶で、時折手話をされた方には拍手が起こっていました。

4_20240918143701 来賓

 

 次に、特別報告として、「東京2025デフリンピック」について、全日本ろうあ連盟の太田陽介理事から説明があったのと、「能登半島地震の支援状況」について、聴覚障害者災害救援本部の桐原サキ委員から説明がありました。

 最後に、厚生労働省による特別講演「意思疎通支援事業の現状と障害者福祉に関する動向」が行われました。

 

【記念講演】

 「見て!感じて!鹿児島の歴史と文化」をテーマに、NPO法人まちづくり地域フォーラム・かごしま探検の会 代表理事の東川隆太郎氏より、ご講演をいただきました。

 鹿児島県内の歴史や地理を中心とした視点で、普段見慣れている景色の中にも地域資源を見い出す「まち歩き」活動について、「鹿児島は面白い」をキーワードにしたご講演でした。また、鹿児島に来たくなりました。

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【交流会】 山形屋食堂

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 230名を超える多くの参加者があり、会場が手狭と感じるぐらいでした。特に挨拶以外の催しはありませんでしたが、仲間との交流に大いに盛り上がり、交流できました。

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【講座・分科会】

 2日目(8月24日)と、3日目(8月25日)は、「講座」と「分科会」が行われました。

 「こども企画」は8月23日~25日の3日間です。

 また、2日目の夜は、「健康よろず相談」「労働関係者の集い」「N-Actionのつどい」が行われました。

8_20240918143701 9_20240918143701 A講座

 講座はADの4つに分かれています。A講座は2コースあり、地域を学ぶ体験学習です。

 B講座は入門で、全日本ろうあ連盟、全国手話通訳問題研究会の歴史等を学ぶ内容です。

 C講座は人権・福祉として、大崎事件やハンセン病などについて学びました。

 D講座は、地域づくりで、鹿児島の地域の活動家等から学びました。

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 講座と並行して行われた6つの「分科会」では、10本のレポートと討議の柱のもと、熱い討議が行われました。分科会でレポート発表した人は、「地元の実践をレポート発表できた」「来年もレポート発表したい」「集会に参加することが未来を担う人を育てる一貫にもなっている」と語っていました。

 私が印象に残ったのは、「若い人が手話を学んでもなかなか職業にはつながらない。手話は魅力があるので、みんなが手話通訳者を目指せる社会をつくっていきたい」との発言です。今後に向けた、大きなテーマだと感じました。

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【閉会式】 

 最終日(825日)の「閉会式」で、最初に参加者の注目を集めたのが「こども企画」に参加した可愛いこどもたちからのコメントでした。一人ひとりが、2泊3日の楽しかった体験を手話で発表してくれました。

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 主催の2団体である全日本ろうあ連盟の石橋理事長と、全国手話通訳問題研究会の渡辺会長から、かごしま集会の総括がありました。

「この集合はひとえに鹿児島実行委員会の団結で開催できた。素晴らしい集会になった」と、地元である鹿児島の頑張りを称える挨拶でした。

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 そして、鹿児島実行委員会の寿福実行委員長からは、「いろいろなことがあって、大変だったが、無事に集会をやり遂げることができた」と、挨拶がありました。

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 来年度開催の京都への引継ぎを行いました。皆で、来年は必ず京都で再会することを誓いました。

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 なお、今集会開催中に、能登半島地震募金(聴覚障害者災害救援中央本部)が行われ、約16万円以上が集まったことを報告されました。

 今回の「サマーフォーラムinかごしま」は、鹿児島の実行委員会の団結で、成功裡に集会を終えることができました。最後に、集会テーマの「結~みんなでつなぐ 未来へつなぐ」を見事に実現した鹿児島の実行委員会の皆さんと、関係の方々に改めて深く感謝したいと思います。

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 私は、初めてサマーフォーラム担当理事となり、前日から4日間、さまざまなことがありました。一番の失敗はこのブログを書くという認識のないまま過ごしてしまったことです。報告が大変遅くなりましたが、記憶を頼りに書きました。

 夏の集会と言われていたころから合わせて私の30回目のサマーフォーラムとなりました。一番皆様に迷惑をかけながらも、一番感動した大会となりました。

ありがとうございました。

                  (全通研 研究・活動推進部 伊藤利明)

 

<番外編>

 地元の山口から2時間弱で鹿児島に着きました。

50年前、中学校の修学旅行で初めて鹿児島に来た時は、国鉄で8時間かかりました。

それ以来、旅好きの私は10回以上鹿児島に遊びに来ていますが、今回は白熊(氷)や鹿児島ラーメンを食べることもなかったのが残念です。

ただ、前日(822日)の理事会前に周遊バスで1時間市内の回ったことと、最終日(825日)に、鹿児島中央駅ビルの観覧車に乗ったことが思い出になりました。

20_20240918143601 周遊バス車窓からの桜島

21_20240918143601 鹿児島中央駅ビル観覧車からの桜島

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2024年9月17日 (火)

健康よろず相談

 研究・活動推進部、健康対策担当は、8月24日()、「サマーフォーラムinかごしま」の2日目の夕方(17:00~18:30)に、昨年度に引き続き、「健康よろず相談」を行いました。

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     822日(金)開会式の宝山ホールの目の前に「西郷どん」が!

 

 「健康よろず相談」は、地域での健康学習や課題など、手話通訳者の健康についてのさまざまなご相談を受けています。個人でも、支部としても相談できます。

 「ちょっと話したいことある」、「ちょっと悩んでいることを聞いてほしい」という方に、安心感を持って帰ってほしいと思っています。

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 今回の「健康よろず相談」では、ストレッチをする時間や方法についての話が多くありました。参加者同士、お互いが同じようなストレッチをしていることが分かりホッとしたり、また新しいストレッチの方法を教え合いました。今度、自分も取り入れてみようと思いました。

 健康対策担当のメンバーが持参した果物やお菓子をつまみながら、終始和やかな雰囲気の中で話ができました。

 「自分が気持ちいい」、「効果がある」と感じられるストレッチの方法を探していくのも、楽しいかもしれないと感じた「健康よろず相談」でした。

 この日は、かごしま錦江湾サマーナイト大花火大会の開催日と重なっていました。花火の開始時間に合わせて移動する人混みを考慮して終了時間を1830分とし、いそいそと片付けをして会場を後にしました。おかげで、待つことなく無事に市電に乗ることができました。

 

               (文:研究・活動推進部 中島純子理事)

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2024年9月12日 (木)

第1回全通研Webアカデミー

 9月7日()13:30~16:00 第1回全通研Webアカデミーがオンラインで開催されました。全国から289名の申し込みがあり、個人視聴、集団視聴と画面いっぱいになりました。司会は全通研 研究・活動推進部の間舩博(まふね・ひろし)次長です。

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 前半は、優生保護法被害全国弁護団の新里宏二(にいさと・こうじ)先生から、優生保護法被害の裁判についてこれまでの流れや、判決の意義、今後の被害者救済のための新法の取り組みなどを、詳しく説明していただきました。

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 私は、勉強不足で正直この法律も簡単にしか聞いたことがありませんでした。戦後のベビーブームで子供が増えすぎることに政府が、中絶を認めたというくらいでした。

 今回のお話の中に、嘘をついても、どんな方法でも、断種手術や中絶をさせても認められるという事を聞き、本当にショックでした。裁判での感情あふれる新里先生の発言や行動に、これまでの活動の苦しみを感じました。1人の被害者が声を上げることが社会を変えるのだと感動しました。

 新里先生は1983年に仙台で弁護士になられた年から、主に多重債務者問題、消費者問題に取り組んでこられた先生です。本当に苦しんでいる人の為に、活動してこられたのだと感じました。新聞記事は、2019528日の仙台判決にて、旧優生保護法を違憲としながら、賠償を認めなかった国に対して、厳しい顔の新里先生の写真が使われています。

 最後に2022年に出版された新里先生の本が紹介されました。この中に新里先生の活動が載っているので、ぜひ読んでみたいと思います。 

4_20240912181901民事法研究会  価格:3,300(税込)

 

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 休憩明けには恒例のストレッチをして頭と身体をほぐしました。

6_20240912181801 中島純子理事

 後半、40分は、今年529日に最高裁判所大法廷での弁論と7月の判決言い渡しの際に原告の手話通訳を担当された、米野規子(こめの・のりこ)事務局長が、これまでの地元の原告の方との取り組みや当日の経験などをお話しされました。

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 優生保護法被害の対象がいるのではないかと、全日本ろうあ連盟の調査が行われ、明石市に対象になる方がいると分かった時に、「個人の問題ではない、市で取り組む」とし、明石市では条例までできたことに驚きました。ご夫婦で挑まれていた裁判ですが、奥様が亡くなられ一人でこの529日に参加されたと聞いた時は、本当につらくなりました。この方のお話は、研究誌の168号にも載っています。

 法廷での手話通訳の様子も図で説明してもらい、前にずらりと並ぶ15名の裁判官の様子と、多くの聴覚障害者が傍聴に来られている状況など、聞いただけで緊張しました。この様な貴重な体験を伺っているうちに、あっという間に2時間半が過ぎました。

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 最後に米野事務局長から優生保護法に関する全通研の取り組みの紹介があり、「聞こえない人の暮らしから学ぶ」という全通研の大事な視点を改めて確認し、実りある学習会となりました。

              (文:全通研 研究・活動推進部 福田八重子)

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健康対策担当者会議

 8月31日()10:00~12:00 オンラインで、健康対策担当者会議を開催しました。参加者は59名でした。

 まず最初に「健康普及員について」、研究・活動推進部健康対策担当の桐原部員から説明がありました。

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 健康普及員だけでなく、全通研会員の一人ひとりが、健康について正しく理解し、けいわんや全通研の活動を学ぶことが大切です。

 支部の健康対策担当者の方には健康普及員と一緒に、支部で健康の学習会やストレッチなどを企画してほしいと思います。

 健康普及員の方は、今年も健康普及員スキルアップ講座を1014日(月・祝)に開催しますので、ぜひ支部を通してお申込みください。

 なお、今まで2日間に渡って行っていた「健康普及員研修会」は、今年は行いません。これからは、積極的に支部やブロックで「健康学習会」を企画いただき、健康普及員の認定課程研修として申請してください。

 次に「実態調査と動態調査について」、研究・活動推進部の伊藤部長から説明がありました。

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 動態調査は、1990年から5年ごとに実施しており、来年2025年は7回目になります。支部の皆さまにはご負担をおかけしますが、大切な調査であり、支部の協力が不可欠であることを重々にご理解ください

 調査に向けて、すでに準備委員会が立ち上がっています。皆さん、来年の調査のご協力、よろしくお願いします。

 

 「グループ討議について」を7つのグループに分けて討議しました。健康普及員として特に活動していないという地域もありますが、健康対策部と協力して、学習会やカフェを開催して、おしゃべりする機会をつくっている地域がありました。以前に比べるとストレッチも増えているようです。支部単位だけでなくブロック単位で、健康普及員の単位取得につながる学習会を計画していくのも良い案だと思いました。

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 私の支部では、昨年、ストレッチ学習会(D)を実施しました。その時の参加者17名が健康普及員のDを申請し、取得できました。

 ぜひ、皆さんの支部でも健康の学習会を開いて、健康普及員の履修者を増やしましょう!

 

                                   全通研 研究・活動推進部 福田八重子

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2024年9月 9日 (月)

四国ブロック組織担当者会議

2024年77日(日)  四国ブロック組織担当者会議

場所 オンライン(ハイブリット)

 

 四国ブロック組織担当者会議をオンラインで開催しました。

 四国ブロックは香川、愛媛、徳島、高知の4支部です。オンライン形式で開催を依頼しましたので、ブロックの皆さんは集合の形で集い、計15名参加(香川3 愛媛3 徳島6 高知3)。全通研からは2名(担当理事1名、部局付部員1名)がオンラインで参加し、計17名で会議を進めました。

1_20240909152201 司会 福田八重子さん(愛媛)

 

10:00~開会、担当理事自己紹介、出席者自己紹介

     司会 福田さん

     ブロック長 前田真紀さん挨拶

10:05~担当理事から「全通研・組織部の活動について」説明

10:30~事前アンケートについて説明

11:30~全体ワーク

12:00~休憩

13:00~ストレッチ・グループ分け

13:10~グループワーク

14:30~報告・まとめ

15:00  終了

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 愛媛支部の福田八重子さんの司会で開会、前田真紀ブロック長から挨拶いただきました。「ハイブリッド形式での開催ではありますが、四国ブロックは顔を合わせて会議が行えることで話し合いを深めて交流が図れるので、支部活動へ活かしていただきたい」と挨拶されました。

 今回、説明を間舩が担当し、部員のN-Actionの小野尾副委員長はZoom機器操作だけではなく、グループワークにも参加しました。

 

 「全通研・組織部の活動について」は、会員数の動向、推移、傾向を説明しました。次にHP紹介、支部お役立ちグッズ、組織活動に関連した事業報告、2024年度事業活動の予定などを一通り説明しました。また会員拡大の取り組み説明の時間を活用し、各支部で実際に使用しているお誘いのためのグッズ紹介などをしました。

 2023年度会員数の推移では、全国で160名の増加となりましたが、四国ブロックでは全体の会員数としては404名。前年度比9名の増加となりました。(2022年度 395名)

 

 事前アンケートから会員拡大に向けた取り組みや効果については、コロナ禍の制限がなくなったことでコロナ禍前に行っていた活動に戻りつつも、会員や未会員との区別化を図るための取り組みを行ったり、お試し入会として1年間様子を見てもらう活動をしたり、展開されていました。また、養成講座受講者へ向けた案内を行い効果が得られたことや、先に述べた区別化でも会員価格による「お得感」を感じてもらうため、参加費等の価格設定を工夫して会員になるメリットを地道に呼びかけて取り組みを行ったと報告がありました。

 

 支部の課題で、役員など成り手が少ないといった意見もありましたが、次の役員へ引き継げる育成にも注力したいと発言もあり、次世代の担い手育成にも力を注いでいる様子が伺えました。

 

 次世代会員の活動については、四国ブロックは全体的に会員が少ないブロックでなかなか活動ができていない課題があげられました。積極的に支部活動に関わることができる人が少ないといった現状もあり、次世代活動への課題もありました。午前に少し時間もあったことから全体ワークと称し、皆さんで役員の成り手やN-Action活動についも活発に意見交換を行いました。

 

 お昼を挟み午後からはグループワークを行いました。ストレッチは愛媛支部長の森川恵美子さんに協力いただきストレッチを行いました。

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 午後のグループワークでは、3つのグループに分けました。前半の全通研組織活動の説明を受け、参加者同士で自由に話し合い、それぞれの支部が情報共有できることを目的に行いました。各グループの主体性を尊重し、司会と報告者を最初に選出していただきました。またテーマとしては①会員拡大について ②若い世代を増やすための方法の2点を中心に話し合っていただきました。

6_20240909152201 グループワークの様子

7_202409091522011グループ報告者 梯真由美さん(徳島支部)

8_202409091522012グループ報告者 谷智恵理さん(高知支部)、河﨑好子さん(香川支部)

9_202409091522013グループ報告者 山本隆司さん(愛媛支部)

【各グループからの報告】

・全通研から組織部の名称がなくなることを心配した。

・新規会員が多ければ良いというわけではなく、継続率の向上も課題。退会にならないよう丁寧な働きかけを行っている。新規会員が多く入ってはいるが、退会者を少なくすることで底上げにもつながる。

・ムードメーカーとなる中心的な存在も大事。中心的な人が存在することで回ることもあり、会員増加にもつながる。

・楽しめる支部活動の必要性。

・体験型で学べることの大事さ。手話やろう者について学ぶという視点以外にも、体験型で学習することはどうか。子どもとのやり取りの中で感じたこともある。例えば「無音」という世界を知る、実際のろう者宅で暮しについて見取り図なんかを用いて行う、聞こえない人の暮らしや普段の生活について理解してもらうことも大切と感じる。

・会費が高いと感じることもあるが、それぞれが納得できる活動をすることで高いと感じさせない取り組みも必要であると考える。

・会議の持ち方も経験長い人と短い人、成りたての人などまちまち。組織活動がなぜ必要なのか学ぶ機会があると良いと思う。

・時代に合わせたデジタルツールを活用した活動の必要性

15,000人という設定もどうなのかという意見。数が多いことは大切だが、数による圧力という考えもある。圧力というイメージにつながらない取り組みも大事である。

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〇まとめ

 四国ブロックは小さなブロックですが、集合で行いたいとの思いから独自で集合会場を作り開催されました。また、小さいからこそ団結力があって、互いの支部同士のつながりが強いブロックと感じます。2023年度は会員増加となりましたが、この団結力をこれからも維持できれば、若い世代の入会にも結びつき、もっと組織拡大がされていくのではと感じました。四国ブロックのがんばりがとても伝わった組織担当者会議でした。

                   (文・写真/全通研理事 間舩博)

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2024年9月 3日 (火)

N-Actionのつどいinかごしま

 「第57回全国手話通訳問題研究集会~サマーフォーラムinかごしま~」2日目の824日(土)17:1518:45に、鹿児島大学郡元キャンパス教育学部第二講義棟講義室Cにて、「N-Actionのつどいinかごしま」を開催しました。

 今年度より新体制となった私達N-Action委員の初仕事となりました。

 

 開会式では司会の高橋好美委員(栃木支部)よりN-Actionのつどい開催の趣旨説明をしました。前田健吾委員長(福井支部)より主催者挨拶、青年部中央委員会・清水愛香委員長より連帯の挨拶を一言いただいたのち、N-Action委員会と青年部中央委員会それぞれの活動報告が行われました。そのなかで、年度の途中ですが、福島支部の加藤大貴委員が新たにN-Action委員メンバーに加わったことの紹介をしました。

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2_20240903131801 前田委員長

 その後、6グループに分かれて討議をしました。アイスブレイクとして自己紹介ゲームを行ったことで、リラックスした状態でグループ討議を行えたように思います。笑顔と活気に溢れていました。

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 今年の討議テーマは1つ「青年部とN-Actionは今後どう関わっていくか」でした。討議終了後には、グループごとに発表をしました。

《一部抜粋》

・青年部とN-Actionの繋がりはあるが、課題も多い。初めの一歩として、青年部が企画をつくる時にN-Actionも一緒に協働していく事が大切。

・企画の中に若い人ならではの要素を取り入れ、自ら学ぼうという気をおこす事がポイント。

・先ずは個人同士の繋がり。実際に会ってコミュニケーションする事が大切。そこから繋がり(パイプ)強化となっていくのではないか。

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 青年部中央委員会・伊藤江梨花副委員長より感想をいただき、最後に全員で記念写真の撮影し無事に終了しました。当日参加の3名含め、今年の参加者は49名(聞こえる人26名、聞こえない人23名)とたくさんの方に参加していただきました。

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 N-Actionのつどい終了後には、「地鶏と鮮魚と炭火 はなれ 天文館店」にて、交流会が行われました。参加者41(聞こえる人21名、聞こえない人19)+子ども1名とたくさんの方に参加していただきました。

 初めて会う方も久しぶりに会う方も、聞こえる人・聞こえない人関係なく、支部やブロックの垣根を越えて楽しく交流する事ができました。

 

                 (文・全通研N-Action委員 高橋好美)

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