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2023年8月24日 (木)

第56回全国手話通訳問題研究集会~サマーフォーラムinとくしま~

   「サマーフォーラムinとくしま」 参加者の笑顔で溢れる!

 4年ぶりの集合開催となった「第56回全国手話通訳問題研究集会~サマーフォーラムinとくしま~」が818日~20日、徳島県徳島市の「アスティとくしま」で開催されました。

 阿波踊りが終わり、台風も過ぎ去った後の徳島駅には、私たちを歓迎する看板がありました。

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 会場の「アスティとくしま」は、とても広い開放感のある施設。ここで開閉会式、講座、分科会が行われました。

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 初日の開会式。徳島の実行委員長、両主催団体、来賓の挨拶と続き、厚生労働省による特別講演が行われました。

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 開会式に続いて行われた「記念講演」。

 講師は外科医であり、現在は兼業農家を営むという吉田修(おさむ)氏。アフリカのザンビアを中心に医療・農村開発を行うNGOの代表として自ら活動に従事し活躍してこられた方です。国内でも、市民による自然エネルギー発電所の建設を行うなど、世界をまたにかけて活躍されています。グローバルな視点から、マスコミ等では取り上げられていない地球規模の問題を自らの活動と体験をもとに語る話は、とても説得力がありました。

 講演の中で、世界の4つの原子力による大きな被害をもたらした出来事として、「広島の原爆」「長崎の原爆」「チェルノブイリ原発事故」そして「福島原発事故」を挙げ、この中の3つが日本で起きた重大な出来事であることを強調されました。にもかかわらず、なぜ日本は原子力に依存するのかという訴えは、東北出身のわたしにとっては強く共感を得るものでした。

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 その夜、行われた「交流会」。

 国の重要無形文化財「阿波人形浄瑠璃」の青年座と徳島支部の手話のコラボによる伝統芸能を堪能しました。心に響く語りと三味線による表現、親子の悲しい別れのくだりは胸を打ちました。その後は、地元の食材を使ったおいしい料理と共に久しぶりに会う仲間との懇談に、時間はあっという間に過ぎました。

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 2日目・3日目は「講座」と「分科会」が行われました。(「こども企画」は19日~21日の3日間)また、2日目は、「健康よろず相談」「労働関係者の集い」「N-Actionのつどい」「映画上映会」も行われました。

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 4つの「講座」は、初日の吉田修氏の記念講演を受けるように、現代の日本の社会や文化、地域の課題に真正面から取り組んでいる人たちが講師となり、さまざまな実践が紹介されました。どれも内容の深い、考えさせられる内容でした。「人権・福祉」の講座に参加した方からは「昨日の講演の流れで繋がるテーマが多く、とてもよい構成になっている」との感想をいただきました。

 講座と並行して行われた6つの「分科会」では、11本のレポートと討議の柱のもと、熱い討議が行われました。分科会でレポート発表した人は、「地元の実践をレポート発表できた。今回、若い人を育てるために自治体に出張扱いにしてもらい一緒に参加・発表した。集会に参加することが未来を担う人を育てる一貫にもなっている」と語っていました。

 第2分科会では、通訳の専門分野や身分保障の理想についてグループ討議を行い、それぞれ発表してもらいました。

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 最終日、「閉会式」で最初に参加者の注目を集めたのが「こども企画」に参加した可愛いこどもたち。一人一人が、2泊3日の楽しかった体験を手話で発表!練習した阿波踊りも披露してくれました。

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 主催2団体からは、全日本ろうあ連盟の石野理事長と全通研の渡辺会長から総括の挨拶がありました。4年ぶりの集合開催は徳島の実行委員会、四国ブロックの団結で素晴らしい集会になったと、地元の頑張りを称える挨拶でした。

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 そして、徳島実行委員会の平実行委員長からは、いろいろなことがあって、たいへんだったが、集会をやり遂げることができたと感無量の挨拶。

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 来年度開催の鹿児島への引継ぎを行い、来年の鹿児島での再会を誓いました。

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 なお、今集会開催中には、台風や集中豪雨等の被害を受けた聴覚障害児・者、手話通訳者等を対象とする救援活動の募集、対策本部・地域本部等試験活動等を行うために設けられた「災害救援基金」募金が行われ、182,770円の募金が集まったことが報告されました。

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 今回の「サマーフォーラムinとくしま」は、徳島の実行委員会と四国4県の協力のもとで、小さな支部や協会でも全国規模の集会を開催できることを証明してくれた集会でもありました。

 最後に、集会テーマの「今 仲間の笑顔で 未来を拓く」を見事に実現した徳島の実行委員会のみなさんと関係の方々に改めて深く感謝したいと思います。

                  (文・写真/全通研 研究部 石川 敬)

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<番外編>

 サマーフォーラムのもう一つの楽しみは、それぞれの地域の名物を堪能できることです。徳島の名物料理を紹介します!

 

☆徳島の食材が盛り込まれた「ピザ」! 鳴門レンコンの食感やしらすの風味に、爽やかなすだちの香りが相まって、とても美味しかったです。

☆鳴門鯛に代表される新鮮な魚介類。甘みがあってめちゃ美味しかったです!

☆ネーミングも楽しい「阿波尾鶏(あわおどり)」。味噌だれに漬け込んだものを香ばしく焼いたもの。

☆徳島ラーメン。濃厚な豚骨醤油スープに甘辛く似た豚バラ肉、生卵のトッピング。

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☆集会のお弁当も、地元の名物満載!

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 集会を終えて、特急「うずしお」に乗って瀬戸大橋を渡り、岡山経由で新幹線を乗り継ぎ、岩手に帰りました。来るときは大雨でしたが、帰りは晴れて瀬戸内海独特の美しい島々の景色を眺めることができました。

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2023年8月22日 (火)

東海ブロック組織担当者会議

2023年度ブロック別組織担当者会議  東海ブロック

 7月17日(月・祝)13:30~16:30    Zoomでの開催    参加者:14名

 今年度の組織担当者会議は、「全通研・組織部の活動について」「事前アンケートについて」の説明の後、休憩・ストレッチで少し緊張をほぐし、その後グループワークを行いました。

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 東海ブロックの組織担当者会議は、今年度は、Zoomでの開催です。岐阜支部・静岡支部は、各自ご自宅からの参加、愛知支部・三重支部は、会場へ集合しての参加でした。

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【全通研・組織部の活動について】

  以下の内容を、説明しました。

・会員数は、3年連続で減少しているが、その減少幅は緩やかになっている。これも皆さまの日々の活動の成果である。

・月ごとの会員数・継続数・新規会員数を2021年度と2022年度で比較し、新規会員数がどの月も2021年度を上回っていることから、withコロナの流れの中で、新規の呼びかけの機会が増えたと思われる。

・会員属性のグラフから年齢構成が確実に右側にシフト(高齢化)している。

・組織部の活動・HPの説明をし、活用のお願い。

などなど…

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  また、現状を知るために「東海ブロックの会員状況」を説明し、2018年度からの会員数・継続率・新規会員数の推移及び2022年度の会員属性を示しました。

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【事前アンケートについて】

 事前アンケートの結果を見ながら、項目ごとに東海ブロック4支部の状況を確認していきました。

 「他支部と情報交換したいこと」の中に、『N-Actionの活動内容が知りたい』がありましたので、本日Zoom操作補助でお手伝いいただいた、全通研N-Action委員の吉室さんから、全国の様子をお話していただきました。

 ・Zoomを活用し、情報交換を行っている支部・ブロックがある。

 ・子育て中の方から、オンラインだから参加ができたとの声があった。

 ・支部を越えて活動しているところもある。

 ・実際に活動を担う人が限られてくるというのは、どこも似た様な悩みである。

 ・青年部と一緒に活動することが大切。

などなど…

 他に『防災・減災対策』『旧優生保護法裁判』に関しても、各支部から現状報告をしていただきました。支部で研修会を開催したり、他団体と連携して取り組んでいるという支部もありました。

 

5_20230822152201 6_20230822152201 【休憩・ストレッチ】

ストレッチは、静岡支部の石田さんにお願いしました。Zoomの会議は疲れますが、ストレッチでスッキリしました。ありがとうございました。

 

【グループワーク】

 岐阜・静岡、愛知会場、三重会場の3グループに分かれて行いました。

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8_20230822152101 ≪岐阜・静岡グループ≫

9_20230822152101 ≪愛知グループ≫

10_20230822152101 ≪三重グループ≫

【グループ報告】

 愛知G:学習会は、次につなげる学習会としたい。参加者の顔ぶれが同じなので、広く参加していただくために工夫が必要。参加して良かったと思ってもらえる学習会にしたい。これからの取り組みは、地域⇒県⇒国と、組織的に動ける団体にしていきたい。

岐阜・静岡G:課題は、情報センターやろう協の職員が、通研に入会していないこと。なぜ入会していないのかを考えた時に、通研の良いところはどこかを考えてみた。オフレコの部分で、話を深められた。楽しく活動していきたい。

三重G:参加者の状況により学習内容を考えるのが難しい。オンラインやハイブリッドでの開催についても、今後の課題である。内容が良ければ、人が集まってくる。気軽に集まってもらえるように工夫していきたい。魅力ある活動をしていきたい。

 

 その後、曽我部からまとめをして組織担当者会議を終了しました。

 Zoom開催と会場の都合で、愛知支部と三重支部は、他支部とのグループワークができませんでしたが、支部内でもじっくり話し合うということはあまりできないので、良い機会になったのではないでしょうか。参加の皆さま、お疲れ様でした。これからの活動、一緒に頑張ってまいりましょう。

*N-Action委員の吉室さん、Zoom操作ありがとうございました。助かりました。(*^-^*)

 

                       (文・写真/全通研組織部 曽我部啓子)

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2023年8月 4日 (金)

近畿ブロック組織担当者会議

2023年度ブロック別組織担当者会議  近畿ブロック

 7月23日(日)10:00~14:30

 神戸市立障害者福祉センター(神戸市立総合福祉センター内)

 参加者:14名

 

 今年度の組織担当者会議は、「全通研・組織部の活動について」「事前アンケートについて」の説明の後、昼休憩・ストレッチで少し緊張をほぐし、その後グループワークを行いました。

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 近畿ブロックの組織担当者会議は、今年度は集合型です。会場と道を挟んだ反対側には湊川神社がありました。曽我部は、昨年度のオンライン開催に続き2回目の担当です。

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【全通研・組織部の活動について】

 以下の内容を、説明しました。

・会員数は、3年連続で減少しているが、その減少幅は緩やかになっている。これも皆さまの日々の活動の成果である。

・月ごとの会員数・継続数・新規会員数を2021年度と2022年度で比較し、新規会員数がどの月も2021年度を上回っていることから、withコロナの流れの中で、新規の呼びかけの機会が増えたと思われる。

・会員属性のグラフから年齢構成が確実に右側にシフト(高齢化)している。

・組織部の活動・HPの説明をし、活用のお願い。

などなど…

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 また、現状を知るために「近畿ブロックの会員状況」を説明し、2018年度からの会員数・継続率・新規会員数の推移及び2022年度の会員属性を示しました。

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【事前アンケートについて】

 事前アンケートの結果を見ながら、項目ごとに近畿ブロック6支部の状況を確認していきました。

 「2022年度 会員拡大に向けて取り組んだことと、その効果」「2023年度 会員拡大に向けて新たに取り組みたいこと」に関しては、各支部から報告していただき、その後、質疑応答を行いました。

 特徴のある活動を紹介します。

・滋賀:Zoom・対面を工夫して学習会等を開催。地域のろう者との交流会は、盛り上がった。

・京都:実践的な場面での手話通訳体験をしてもらう企画 ⇒ 社協も関わる学習会や地域の会議で、手話通訳をさせてもらえるように交渉し開催。手話通訳者の邪魔にならない場所で行い、アドバイザーからアドバイスを受けることができる。会員限定で好評。

・大阪:未会員向けメルマガ発行 ⇒ 学習会で声掛けをし、入会はちょっとと言う方に、登録していただき、情報を提供する。登録者はまだ少ない。

・兵庫:地域班で会員拡大計画を作成し、会員拡大に結び付ける。復活会員に力を入れるという班もある。

・奈良:学習会に参加するために入会する人が複数いた。⇒ 統一試験対策の学習会、1コマ2,000円で10コマ。会員は無料。

・和歌山:地域班の学習会は、運営委員が泊りで出向く。くじらの博物館で、学芸員の話を手話通訳する学習会を開催し、好評だった。

などなど…

 

【休憩・ストレッチ】

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ストレッチは、京都支部の高野さんにお願いしました。スッキリしました。ありがとうございました。

 

【グループワーク】

 A・B・Cの3グループに分かれて行いました。

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10_20230804133001 Aグループ≫

11_20230804133001 Bグループ≫

12_20230804133001 Cグループ≫

 

【グループ報告】

13_20230804133001新里さん(大阪)
A:新規拡大のための活動としては、サークル訪問・講習会で声掛けなどがあった。実際に会って話すのが一番。退会の時は、届を出していただき、受理するが、知り合いを通して再確認をしてもらう。今後は、手話通訳者を増やそう!ということになったが、ろうあ者と手話通訳者が一緒に取り組む必要がある。

 

14_20230804133001 渡辺さん(大阪)

B:学習会については、内容・頻度は様々。支部内の移動が大変。ニーズがあっても対応できないこともある。活動に関しては、受け身の人が多い。個別に声掛けすると応じてくれるが、運営に関しては消極的な人が多いので役員を引き受けないと思われる。活動や運動は、困り事からくるもの。会員とコミュニケーションを取ってできることを考えていく。

 

 15_20230804133001  田中さん(和歌山)

C:課題(他支部と情報交換したいこと)の項目について話し合った。会費の自動引き落としについては、方法等いろいろ調べる必要がある。高齢会員には、楽しめる場があるといい。法人化は、聴障協の様子を見ていると運営が厳しそうだ。私たちの活動は、善意と熱意に支えられている。将来が不安だが、今後も団体が長く続くように頑張っていきたい。

 

 その後、曽我部からまとめと情報提供をして組織担当者会議を終了しました。

 実際に集合しての会議は盛り上がった。良かったとの声が多くありました。コロナ禍で集まれない状態を経験したからこそ、オンライン・ハイブリッドの活用に繋がり、会って話すことの大切さが分かりました。今日話し合ったことを、これからの活動につなげていただければと思います。参加の皆さま、お疲れ様でした。これからの活動、一緒に頑張ってまいりましょう。

                 (文・写真/全通研組織部 曽我部啓子)

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2023年8月 2日 (水)

東北ブロック組織担当者会議

        全通研組織担当者会議(東北ブロック)

 全通研組織担当者会議(東北ブロック)を7月8日(土)13時から16時までZoomで開催しました。参加されたメンバーは東北ブロックの6支部(青森・岩手・宮城・秋田・山形・福島)の各担当者と、東北ブロック長と、今回の会議開催の調整をしてくれたブロック担当者です。

1_20230802150201 東北ブロックや参加者の皆様

 全通研からは地元東北ブロック選出の間舩理事、N-Action委員長・組織部の小野尾部員、組織部担当理事として吉野が参加しました。

 内容は全通研組織部から2022年度会員数推移と傾向、全通研の取り組みの紹介、会員拡大を目指して、組織担当者交流会、HPの紹介、オンライン講座、全通研リーフレット、お役立ちグッズ、リーダー養成講座等の事業、2023年度事業予定等の説明をしました。

2_20230802150201 3_20230802150201 配布資料

  次に事前アンケートの結果から東北ブロック各支部の会員拡大の取り組みや効果について、資料に基づいて発言がありました。また、地域班毎、未会員も参加しやすい学習会の開催に心がけていることや、未会員への機関紙「支部だより」の配布、手話まつり、市民活動センターまつり、映画『咲む』上映会の参加者や学習会でパンフレット等を配布するなど、折に触れ全通研や支部活動を紹介している。また、統一試験合格者には必ず声をかけていると報告がありました。

 支部や地域班作成のリーフレットを活用し、地域の手話学習者などへ入会を呼び掛けた。また手話通訳者養成講座にて、全通研Webオープンスクールの開催案内や、通研の団体紹介を行ったなどさまざまな取り組みの紹介がありました。

 また、SNSを活用した取り組みでは岩通研FacebookページやN-ActionいわてInstagram ページでの情報発信をしていること。学習会を年3回開催(オンラインと集会型のハイブリッド式) 、養成講座で通研の紹介を行っているとの報告がありました。

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  支部作成パンフ  岩手支部   宮城支部          福島支部

 

 各々の手話講習会や全通研Webアカデミーでの通研紹介、SNSを活用した取り組みがされており、また、上記のように支部独自でパンフレットを作成しているところも多く、工夫をして積極的に会員拡大やPRに努めておられます。

 ※詳細は全通研HPの会員のページに掲載してあるのでご覧ください。

N‐Actionについても下記のとおりパンフレットを作成して、他支部とのZoom交流会や茶話会などを積極的に実践していました。

 最後に秋田支部は先月の全通研会員現勢のコメントにもありましたが、過去最高の会員数を更新しており、発言者の方が生き生きと明るく話されているのがとても印象的でした。

 皆様の意見をお聞きしているうちに時間があっという間に過ぎ、グループワークの時間が短くなり申し分けなかったのですが、下記写真のように有意義な楽しい意見交換ができた会議でした。

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 岩手支部(NAction)      終了時の集合写真

                                (全通研組織部 吉野州正)

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四国ブロック組織担当者会議

2023年71日(土)  四国ブロック組織担当者会議

場所 川之江市民文化センター 多目的室

 

 630日(金)に福島県から愛媛県四国中央市へ移動しましたが、約30年ぶりに四国の地を踏みました。

 今回向かった川之江という地域はパルプ工場が多く立ち並び、紙製品の産業が盛んな地域だということを知りました。会場のある川之江駅を降り、すぐのところに「書道パフォーマンス甲子園」という看板がありました。駅近くの喫茶店に入り、休憩がてら店員さんへ看板のことを尋ねたところ、紙産業に関連し和紙の生産も多いことから近くの川之江高校がこの甲子園への出場常連校であり、また市では和紙をPRしていること、和紙に絡め書道ということで、和紙の街をアピールしていることを知りました。

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      川之江駅            駅前に設置されてる大きな看板「書道パフォーマンス甲子園」

 

10:00~  開会、担当理事自己紹介、出席者から自己紹介

        四国ブロック長 前田真紀氏より開会あいさつ

10:20~  組織部から「全通研・組織部の活動について」説明

10:50~ 事前アンケートについて説明

11:30~ 休憩・ストレッチ、グループ分け

12:00~ お昼休憩

13:00~ グループワーク

14:30~ 報告・まとめ

15:00  終了

 

 参加者は四国ブロックから16名、組織部1名の計17名で会議を行いました。

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 当日は、九州、四国地方が梅雨前線により大雨でした。朝からのニュースで愛媛県では線状降水帯の影響により浸水、土砂崩れ被害があったり、西日本地域は大荒れの天候でした。そんな中、会議が開催できるのか心配しましたが、会場へ向かい待っていると、参加予定者全員が遅れながらも来てくださいました。

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 四国ブロック組織担当者会議は、集合形式で開催されました。ブロックによっては集合形式でも、ハイブリットで準備されてるところが以外とあったりしますが、四国ブロックは集合形式一本での開催でした。当日は荒天であり、高速道路や列車などの交通網も混乱していたにも関わらず、予定者全員参加いただき、大変ありがたかったです。

 今回、組織部担当理事として間舩が参加しました。四国ブロック役員(組織部付) 曽我部理事の司会で開会され、続いて四国ブロック長(高知支部)前田氏よりご挨拶いただきました。挨拶では、約4年ぶりの集合となる会議に悪天候にも関わらず参加くださった御礼、コロナ禍による活動の停滞感から工夫した活動への御礼、徳島県で開催されるサマーフォーラム開催に向けて四国ブロックが一致団結して協力していき大会を成功させよう!と心強い挨拶をされました。

 内容は全通研組織部から2022年度会員数推移や傾向、全通研の取り組みの紹介。組織部主催の事業説明(組織担当者交流会、ホームページ紹介、全通研リーフレット、リーダー養成講座)、2023年度事業予定など説明をしました。

 事前アンケートから会員拡大に向けた取り組みや効果について、手話通訳者養成講座受講生への声かけや、諦めず継続して声掛けしたことで入会に結びついた事例の報告、支部主催の有料の学習会では、会員と未会員で行事への参加費設定に差を設け(会員は無料、未会員は有料という形)入会した場合のお得感を感じてもらえる取り組みの紹介がありました。また全国の様子についても一部でしたが紹介し、四国ブロック以外の地域の取り組みについても触れました。

 支部の課題として、役員の成り手がなかなか見つからず世代交代が進まないこと、会員の高齢化、N-Action活動の課題など四国ブロック各支部とも共通した課題があり、それぞれ報告がありました。

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       久しぶりに集まったことから、ストレッチもいつもより力が入りました。

 午前の部終了時に、愛媛支部 森川氏に協力をいただきストレッチを行いました。写真のようにお互いが腰を約180°回転させ両手のひらを合わせる!これがなかなかきつかったです。

 グループワークでは、3つのグループに分かれて、自己紹介から始まり、現在の課題やこれから取り組みたいことについて話あってもらいました。また話し合った後は各グループより発表してもらいました。グループで話し合うという時間も今までのZoomとは違い、同じグループのあるメンバーとだけでささやかな会話ができたり、集合形式の良い部分の1つに地域からお菓子を持ち寄り皆で食しながら会話ができる、この感覚が久しぶりだったといった声がありました。場の空気を感じるという久々の集合開催でした。

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                  3つのグループより発表いただきました。

 これから取り組みたいこと、支部独自の収益事業を行い自主財源をどう確保していくか、役員の成り手についてやって良かった!と感じてもらうための工夫した取り組み、会員への心遣いの1つとして一筆箋を添える、社会の理解を拡げていく活動を行っていきたい、ろう者と一緒に体験ができる活動、聞こえない人の社会参加時に全通研として何かお手伝いができる取り組み(例、文化施設でのボランティア活動など)をやってみたい。と言った報告がありました。

〇まとめ

 私自身、理事となって初めて集合形式での組織担当者会議に参加しました。前日から続く雨、当日の大雨があり集合できるのか?不安はありましたが、全員が参加していただきました。理由を尋ねると、久しい集合開催だったことが心を突き動かした1つの要因だったようです。荒天時は無理しないようにしなくてはですが、でも、それだけ期待されていたことを逆に知り、気が引き締まる思いでした。また、初任務が四国ブロックだったこともあり、四国の方々の心の暖かさにも触れることができ、とても良い印象を受けることができ有意義に進めることができました。

 帰福時、大雨の影響で予定の電車が動いておらず、大変な目にあいましたが何とか無事、福島へ帰ることができました。四国ブロックの皆さん、ありがとうございました。

                          (文・写真/全通研組織部 間舩博)

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