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2023年7月27日 (木)

九州ブロック組織担当者会議

全通研組織担当者会議(九州ブロック)

 

 6月の九州、朝は若干涼しかったのですが日中の日差しは強い!そんな中、6月18日(日)に佐賀県鳥栖駅から徒歩5分~10分程度と近くにあるサンメッセ鳥栖で標記の会議が開催されました。

1_20230727131601 2_20230727131601

              サンメッセ鳥栖            鳥栖駅構内

 当日は九州ブロックの健康対策担当者・防災担当者・組織担当者の3つの会議が同時に行われ、そのうちの一つとして同会議も実施されています。参加者は九州ブロック内の8支部(福岡・佐賀・長崎・熊本・大分・宮崎・鹿児島・沖縄)の各担当者。時間は9時30分~15時まででした。

 内容は全通研組織部から2022年度会員数推移と傾向や全通研の取り組みの紹介、会員拡大を目指して、組織担当者交流会、HPの紹介、オンライン講座、全通研リーフレット、お役立ちグッズ、リーダー養成講座等の事業、2023年度事業予定等の説明をしました。

 事前アンケートの結果から、九州ブロック各支部の会員拡大の取り組みや効果については、主に手話講座を開催した際に、役員から通研支部紹介を含め入会呼びかけがあり、新規会員や再入会があった事例の報告がありました。折に触れ全通研や支部活動を紹介しており、統一試験合格者には必ず声をかける事例もありました。オンライン研修の際は、集合視聴を準備していたという事例等が紹介されました。

3_20230727131601 会議の様子

 支部学習会では非会員の参加も呼びかけ、書籍販売も設けて宣伝する。過去に手話学習の経験があり、「また学びたい」との思いを持つ人の発掘や呼びかけ、支部学習会への案内や未会員も参加できる学習会の開催の取り組み、それに併せて全通研と通研支部の活動内容の説明とミニミニ手話講座を行った等の事例が紹介されました。また広報誌(だより)を使って情報提供をした事例や離島地域ではZoomを活用した情報交換など各県の支部の方々が、会員拡大や情報提供に向けて一生懸命取り組んでいる様子の報告がありました。

4_20230727131601 ストレッチの様子

 午後からは健康対策担当者会議会場でストレッチを行い、十分体をほぐした後にグループワークを2つに分けて行いました。手話の技術学習の在り方や方法、全国手話研修センター以外での講師の学習環境等について、また手話サークルとともに協力しながら地域班活動を実施しているなど、さまざまな取り組みについて意見交換が行われました。

 今回、九州ブロック会議に参加させていただき、各支部参加者同士が率直に意見交換できていたこと。各県での会員拡大や、日頃の講習会や活動を熱心に取り組んでいる様子が分かり、今後につながる有意義な会議でした。

5_20230727131601 グループワーク

 

               (全通研組織部 吉野州正)

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2023年7月13日 (木)

韓国から안녕하세요 annyeonghaseyo(WASLI2023デイリー報告)2023年7月10日(月) ※本文最後にYouTube動画があります。

20230710日(月)

 

6日目最終日は帰国日です。

ホテルを11時にチェックアウトなので、比較ゆっくりした朝でした。明日からの生活を考えると名残り惜しいホテルライフでした。

ガイドのカンさんが迎えに来られて、ホテルの前で集合写真。

 

120230710 【集合写真】

昼食は、空港近くで海鮮ピリ辛ひとり鍋。アワビがゴロリと入っておりその柔らかい事。最後の韓国料理を堪能し、土産物店へ。手持ちのウォン(韓国通貨)をさらえるべくお土産選びに余念がありません。

220230710 【昼食】

3202307102 【昼食2

空港に着き、預け入れ荷物のチェックでは、個々では有料の重量になる方もいましたが12人のトータル計量で、何とか重量クリア。これもガイドのカンさんのおかげ。カンさん、ほんとうにお世話になりました。

搭乗手続きを済ませ、解散式。一人ひとり感想を述べて、家に帰るまでがツアーです、の団長の言葉で締め。

4202307101 【解団式1

5202307102 【解団式2

本来なら帰国時に解散式ですが、18時に関空到着後参加者それぞれ帰路につきます。鉄道の乗り継ぎ時間等、ゆっくりした時間がとれないので済州島空港での解散式となりました。

実は本日中に帰宅できない方や深夜に到着の方もいらっしゃいます。そして、明日から日常に戻ります。

今回のツアーで、さらに磨きがかかったみなさまの各地でのご活躍をお祈りします!

                    (鍋島里美:ツアー参加者・大阪支部)

 

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★動画をYoutubeにアップしていますので、下記よりご覧ください。

WASLI 20230710(字幕入)

https://youtu.be/Ruum4z9tBEk

                    (宮澤典子:副会長・国際部長)

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韓国から안녕하세요 annyeonghaseyo(WASLI2023デイリー報告)2023年7月9日(日) ※本中にYouTube動画があります。

20230709日(日)

「基調講演」

3本目の基調講演は「韓国における盲ろう者と手話通訳者のコラボレーション」と題して、韓国における盲ろう者の代表であるSe-Woong Yoon氏とKASLI(韓国手話通訳者協会)の現会長であるLydia Koh氏のお話でした。Lydia氏とひとりの盲ろう者との出会いから、盲ろう者の集団ができるまでの7年の歩みで、盲ろう者たちは自宅から地域へ、国内から海外へと活動範囲を広げていきます。活動範囲が広がることは知識や経験の広がりにつながります。盲ろう者のコミュニケーションとしては、触手話や指点字が有名ですが、韓国ではHaptic signalsを開発しました。

質疑応答では、質問者は必ずYoon氏に触手話で自己紹介をしてから質問します。また、盲ろう者の拍手は、背中をトントントンと叩く方法や、足をどんどんどんと踏み鳴らす方法がありますが、最後に司会者をはじめ数人が登壇し、足を踏み鳴らしてYoon氏に拍手(拍足?)を送りました。動画をご覧ください。(https://youtu.be/YxtVLzdKukQ

1202307091 【基調講演1

2202307092 【基調講演2

★動画をYoutubeにアップしていますので、下記よりご覧ください。

WASLI 20230709(字幕入)

https://youtu.be/Db5Fjz_Vy6w

                                                (宮澤典子:副会長・国際部長)

 

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「研究発表」

フィリピンの手話通訳者の燃え尽き症候群についての報告に参加しました。

フィリピンでは1人の手話通訳者に対して、25万人のろう者・難聴者がおられ、常にストレスフルな状況で働いているとのことです。

 その中でやりがいを持って懸命に活動している通訳者ほど、また自己肯定感の低い人ほど辞めてしまう傾向にあるそうで、「本当に自分は大丈夫なのか?」と心の声をちゃんと聞いてあげましょうと言うことでした。

 

今日も昨日に引き続き、英語と日本語ができる参加者の方々にお世話になりました。大変贅沢な情報保障体制となりました。身の縮む思いでしたが大いに甘えてしまいました。

昨日も朝から夕方まで通訳してくださってお疲れのはずなのに、今日も「これはみんなに聞いてほしいから、通訳するね!」と午前午後と通訳してくださいました。

本当にお疲れが心配ですが、このありがたいご好意に恩返しすべく、今から鉢巻をギュッと締め直して学び、活動していきたいと思います。ストレスと上手に付き合いながらぼちぼちと…。

3_20230713105401 【研究発表(フィリピン)】

                                             (菊地映美谷内絵里:ツアー参加者・滋賀支部)

 

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「クロージング・ディナー」

クロージング・ディナーは最後の交流の機会。テーブルの席の人と少し話ができたらと考えていました。

私のテーブルでは、ベルギーとシンガポールの国際手話通訳者、アメリカのBethel大学の先生(ローラ博士)と、手話通訳を目指す3人の学生、そしてJapan4人。笑。

隣に座る2年生のケナさんに、将来は、どの分野の手話通訳を目指してる?と質問。まだ決めていない、手話通訳になってから決めるとのこと。心理学専攻から変更したとのことでした。20代の3人の学生が手話通訳を目指している……日本にも同じように手話通訳を目指す学生がワスリに参加する。それはすぐそこまできてると信じて、感想を終わります。

最後に、日本から持参したハッピを3人の学生にプレゼント。思いっきりの笑顔が返ってほっ。

4202307091 【交流1

5202307092 【交流2

 国際手話や、各国の手話が飛び交い、ラスト1時間は、各国の踊りの披露。12人と、中央に集まり参加者全員がダンスで1つになり終了。ありがとうございました。

620230709 【各国のスナック】

720230709 【ダンス】

                                             (門倉美樹子:ツアー参加者・石川支部)

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2023年7月 9日 (日)

韓国から안녕하세요 annyeonghaseyo(WASLI2023デイリー報告)2023年7月8日(土)その2 ※本文最後にYouTube動画があります。

20230708日(土)その2

 

<全通研が行うアジア諸国支援>

今回、全通研はネパールとベトナムの通訳者にWASLI会議参加費を資金援助しています。

7月6日のネパールに続いて、8日のランチタイムにベトナムの通訳者に支援金をお渡しし、全通研のツアー参加者と交流しました。

41 【ベトナム支援1

52 【ベトナム支援2

63 【ベトナム支援3

ベトナムには手話通訳者協会や養成・認定制度がまだありません。そのようななかで、聞こえる通訳者とろう通訳者たちが頑張って学びあっているそうです。

また、隣国のラオス、カンボジアとの情報共有や交流が盛んとのことで、共に発展したいという思いが伝わってきました。

このあと同じく済州島で開催される世界ろう者会議にも参加するそうで、この貴重な機会にたくさんのことを自国に持ち帰ろうという積極的な姿勢に感動しました。

7_20230709161601 【ベトナム参加者】

8_20230709161601 【ベトナムとの記念写真】

今回、全通研が資金援助したネパールとベトナムの通訳者が実際にWASLI会議に参加している様子を見て、その場にいられた私も誇らしく思いました。

                     (長崎千佳恵:国際部員)

 

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★動画をYoutubeにアップしています。

下記より、ご覧ください。

WASLI_Vietnamメッセージ(字幕入)

https://youtu.be/uLLRqP6v7AA

                     (宮澤典子:副会長・国際部長)

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韓国から안녕하세요 annyeonghaseyo(WASLI2023デイリー報告)2023年7月8日(土)その1 ※本文最後にYouTube動画があります。

20230708日(土)その1 <WASLI2023韓国ツアーに参加して>

 

◆「基調講演」

◆「韓国人の同僚から学ぼう・インサイトパネル」に参加して

 

今日は隣の席に英語と日本語ができる参加者がいて、通訳付きでセッションに参加しました。

昨日は、Google翻訳機能を駆使しての参加で、不思議な翻訳内容に想像を膨らませながら、わかったような気にもなれなく、なんだかもやっとした感じでの参加でしたが、今日はしっかりと学びを得られた1日でした。

 

韓国手話法が施行され、どのように変わったのか、また変わっていくのか、韓国の方々のパネルディスカッションはとても興味深いものでした。韓国ではろう通訳者は500人、聴通訳者が1,500人おり、聴通訳は行政が養成するものの、ろう通訳は民間で養成されるなど、養成や資格制度等が全く違うとのこと。同じ通訳者として、その専門性をどのように担保し、どのように協働していくのか、それぞれの通訳の身分保障は?など、課題も多いように思いました。

また、ろう通訳の必要性を国にどのように理解させ、国が認める資格制度にしていくのか、ろう者の権利保障のための通訳のあり方がどのように変わっていくのか、今後の動向が気になると同時に、日本の通訳のあり方も改めて考えさせられるセッションでした。

1_1 【基調講演_パネル1

2_2 【基調講演_パネル2

 

とにかく、WASL Iで、学び、楽しむためには英語or国際手話を習得せねば、と痛感しているところです。

                    (堀口佳子:ツアー参加者・石川支部)

 

◆「研究発表」

Digital Spaces of Tomorrow(プレゼンター:Tiana Jerkovic オーストリア)」に参加しました。

遠隔通訳の話しだったので、自身の体験と合わせながら聴くことができました。

遠隔通訳を体験した方のほとんどが、現場で何らかのシステムトラブルを経験していたり、遠隔通訳よりも、対面で得る情報の多さにより通訳がしやすいなど、遠隔の課題や難しさはどの国も同じなんだなーと思うと、Tianaさんに対しても親近感がわきました。

3_20230709160101 【研究発表】

                     (谷内絵里:ツアー参加者・石川支部)

 

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★動画をYoutubeにアップしています。

下記より、ご覧ください。

➀ WASLI 20230708(字幕入)

https://youtu.be/ReVRxrMpUcs

 

② WASLI国際交流(アルファベットトレーニング中)

https://youtu.be/uLaBM1P3fcI

 

                     (宮澤典子:副会長・国際部長)

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韓国から안녕하세요 annyeonghaseyo(WASLI2023デイリー報告)2023年7月7日(金)その2

20230707日(金)その2

[民俗村観光・韓国料理について] 

7月7日、ざっざっ、ぞろぞろ、わいわい、がやがや。

始まりと終わるが見えないほどの大行列の中に混ざり、ホテルから近くの民族村まで向かう日本のWASLI2023韓国メンバー。当時の済州島の方々が、どのような暮らしをしていたか、作業している人形がいたり、お供え物の穀物などが置かれていたり、実際に使用していた器や水瓶など展示してありました。案内の看板は韓国語のみの表記が多く、他国の手話通訳関係者とともにたくさんの言語を使い分けながら、展示物について「あーだ、こーだ」言いながら見て回りました。 

71 【済州民俗村1

82 【済州民俗村2

93 【済州民俗村3

104 【済州民俗村4

115_ 【済州民俗村5_トイレにご用心】

 

展示物も素晴らしいですが、世界でご活躍されている方々と、ざっくばらんなお話ができたことも大変貴重なことだなぁと感じました。

観光しながら2~3時間ゆっくり過ごした後は、テントがある7~8人ぐらいの丸テーブルの自由席ということで、これまたたくさんの国の方が混ざり、歓談しました。

私のテーブルには、USA・オーストリア・韓国・日本、そして、聴者・ろう者と国際手話通訳者もいましたので、会話はたくさんの言語に溢れていました もぅ、各国の手話の違いがおもしろすぎて、質問が止まりませんでした!私は日本手話とカタコト英語しかできませんが 「手話に国境はない!?」と思えるほど、テーブルは大盛り上がり!あっという間に時間が過ぎました

126_deb 【写真 12-済州民俗村6

残り3日、ひとつでも多くのことを学び、日本に持ち帰りたいと思います!(o^―^o)ニコ 

                         (新出祐美:ツアー参加者・宮城支部)

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韓国から안녕하세요 annyeonghaseyo(WASLI2023デイリー報告)7月7日(金)その1 ※本文最後にYouTube動画があります。

20230707日(金)その1

 

「基調講演」

WASLI Conference 2023本会議

77日初日の基調報告はアフリカにおける手話通訳の現状についてでした。アフリカには54の国があり、16億人を超える人々が生活している。使用されている言語は3,000を超えると言われます。1つの国でも多言語で、植民地時代の旧宗主国の言語を共通言語としている国が多いです。国内でも国際的な情報交換でも多言語であることが情報交換を難しくしているとのこと。

手話通訳の不足、それにともなうろう者の手話通訳に対する無理解、手話通訳者の組織化の遅れ、手話や手話通訳を公的に認めている国はわずかで、行政への働きかけが難しいこと、養成機関の不足など課題は山積みです。それでも、小さな成功をお互いに確認しながら長い道を進んでいくという話でした。

                                                              (小林裕太:研究誌部員)

1_20230709152501 【基調講演】 

2_20230709152501 【基調講演会場】

 

「研究発表」

本会議初日の昨日は、6つの研究発表が行われました。

その中で、午前中に行われた「手話通訳養成に欠けているものは?通訳者へのダイバーシティ・インクルージョン教育」「通訳教育におけるクリティカル・レンズの必要性」という2つの発表は、どちらも多様性やダイバーシティの課題についてでした。

 

通訳を利用するろう者は多様であるにもかかわらず、手話通訳者はシスジェンダーの白人女性が圧倒的に多いという課題があります。そこで、学生や通訳者を対象にダイバーシティやインクルージョンに関する授業を開始したそうです。内容は、通訳現場で必要となるジェンダーや宗教の知識はもちろん、更年期障害などのテーマもあり、興味深かったです。どちらの発表でも、ニューロダイバーシティ(簡単にいえば発達障害)などにも言及していました。

また、通訳者自身や通訳を目指す学生を多様化させていく必要もあり、これも現在の課題だということです。

 

ポスター発表でも、様々なバックグラウンドを持つ通訳者へ聞き取りを行った研究の中で「通訳者の多様性」に触れられており、活躍中のろう通訳者に白人男性が多いという問題提起もありました。

これは日本でも、聴者の手話通訳者は圧倒的に女性が多数なのに対し、テレビ出演などで活躍するろう者の手話通訳者は比較的男性が多い現状と繋がりますよね。

 

それぞれ別の国の通訳者による発表ですが、日本も含め、共通する課題も多いのだとわかりました。今日以降の発表からも、日本の様々な課題解決のためのヒントをたくさんもらいたいと思います!

                                                                (川口千佳:ツアー参加者・東京支部)

31 【研究発表1

42 【研究発表2

 

53 【研究発表3

64 【研究発表4

 

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★動画をYoutubeにアップしています。

下記より、ご覧ください。

WASLI 20230707(字幕入)

https://youtu.be/j8pNtd_tnl8

 

WASLI_Nepalメッセージ(字幕入)

https://youtu.be/0SITdzA-Eek

 

                                                   (宮澤典子:副会長・国際部長)

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2023年7月 7日 (金)

韓国から안녕하세요 annyeonghaseyo(WASLI2023デイリー報告)7月6日(木)その3

20230706日(木)その3

<ツアー報告>

7月6日、宮澤国際部長、荻島国代表、国際部員の長崎さんと長山さんを会場のホテルに残し、ツアー参加者9名は済州島内観光(バスツアー)をしてきました。済州島の東部の5つの観光スポットを巡り、ちょっとだけ済州島の歴史や文化にも触れ、大満足の観光となりました。

①城山日出峰(ソンサンイルチュルボン)

 海底火山によってできた岩山。世界自然遺産に登録されていて絶景スポットとしても有名だそうです。7名が往復50分ぐらいかけて山頂まで歩きました。海風に吹かれながらの山頂からの眺めはすばらしかったです。

191 【城山日出峰1

202 【城山日出峰2

②城邑民俗村(ソンウッミンソッチョン)

 昔ながらの民家が保存されており、案内してくださった現地の方のトークにみんな引き込まれました。済州島の守り神トルハルバンは2柱で一組です。右手を上にしているトルハルバンは知恵の神、左手を上にしているトルハルバンは力の神で、2柱で文武両道を表しています。昼食は黒豚焼肉(ドゥルチギ)と、現地のマッコリでした。

21_20230707164601 【民俗村】

221 【トルハルバン1

232 【トルハルバン2

24_20230707164601 【昼食】

 

③榧子林(ピジャリム)

 榧(かや)の木が約80%の敷地を散策しました。マイナスイオンで癒され、やや食べ過ぎのお腹の調整にちょうど良かったです。

251 【榧子林1

262 【榧子林2

273 【榧子林3

 

④月汀里(ウォルチョンリ)海水浴場・月汀里カフェ通り

 海を眺めながらカフェでコーヒータイム。

281 【月汀里カフェ1

292 【月汀里カフェ2

 

⑤済州ハーブ園

 足湯体験。約1万歩歩いた足が軽くなり、身体もリラックス。夜のオープニングセレモニー&ディナーに向けて、準備万端です。

30_20230707164501 【足湯体験】

ホテルまでの帰り道にスーパーマーケットにより、みんなで買い物もできました。

              (江原こう平:ツアー副団長/事務局員)

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韓国から안녕하세요 annyeonghaseyo(WASLI2023デイリー報告)7月6日(木)その2

20230706日(木)その2

<オープニングセレモニー>

7月6日19時からはオープニングセレモニーが行われました。

「民族衣装を着てくるように」とのドレスコードがあり、各国の伝統的できらびやかな衣装が会場を華やげていました。全通研ツアーの皆さんも着物、法被、甚平を着て参加。「写真を撮りましょう!」と次々と声をかけられていました。

7_1 【日本1

8_2 【日本2

9_ 【デンマークの参加者】

10_ 【マレーシアの参加者】

11_1 【香港1

12_2 【香港2

食事はテーブル毎にコース料理を堪能。初めて参加される皆さんも国際手話にチャレンジしながら交流を楽しんでいました。

「国際手話がわからなかったが頑張って話しかけてみた。通じた時は嬉しかった。日本手話のわかる人がいて思いがけない交流もできた。」と参加された方の感想です。

13_1 【国際交流1

142 【国際交流2

153 【国際交流3

セレモニー終了後は、全通研から資金援助をしたネパールの参加者への支援金の贈呈と交流をしました。移動費を節約するためにシンガポールを経由して来られたとのこと。これからも関わりを深めていきたいですね。

16_20230707163201 【荻島国代表からネパールの参加者へ支援金を贈呈】

172 【ネパールの参加者】

 

183 【ネパール参加者と全通研ツアー参加者の記念写真】

                  (長山 綾:国際部員)

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韓国から안녕하세요 annyeonghaseyo(WASLI2023デイリー報告)7月6日(木)その1 ※本文最後にYouTube動画があります。

20230706日(木)その1

 

7月6日午前にはアジア地域会議が開かれました。WASLI(世界手話通訳者協会)宮澤典子アジア地域代表と川上恵ろう通訳地域代表の報告がありました。

4カ年の達成目標(2019,072023,06)

・アジア各国の連携強化

・通訳者組織の設立支援、WASLI会員の拡大

・通訳者養成のノウハウの共有

・各国における通訳倫理綱領の調査と整理

・国際手話通訳者養成と研修

・誰もがアクセスできる情報提供

・ろう通訳者の活動

などの報告が国際手話で進行されました。

 

報告後に質疑応答があり、会議資料の提供方法などの意見が出されました。その後、地域を3つに分けて情報の発信や確認方法などについて意見交換をしました。

 

今回初めて国代表として参加する私は、見るもの聞くもの全てが新鮮に映りました。国際手話に目を凝らし、わからないところは国際部員のお力を借りることで内容を把握することができました。限られた時間であり、グループ報告を聞いて終了となりました。

11_20230707162101 【アジア地域会議1

22_20230707162101 【アジア地域会議2

 

午後は総会です。

執行理事の投票と任命が行われました。

経歴、意思表明は事前に読んで臨みましたが一票の重みを感じる雰囲気でした。

席に置かれている日本の国旗がさらなる重みを感じさせていたのかも知れません。嬉しいことに、宮澤国際部長のアジア代表理事の再任見込みとなりました。

国際部の活動を知り、今後の活躍に期待したいと思います。

3_wasliWASLI総会1

4_wsali2WASLI総会2

5_wasli3WASLI総会3

6wasli4WASLI総会4

                 (荻島洋子:国代表/執行理事・組織部長)

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★動画をYoutubeにアップしています。

下記より、ご覧ください。

https://youtu.be/QcYxLYlZcBI

                (宮澤典子:副会長・国際部長)

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2023年7月 6日 (木)

韓国から안녕하세요annyeonghaseyo(WASLI2023デイリー報告)7月5日(水)その2

2023年0705日(水)その2

今回のツアーは関西国際空港出発です。各地から関空に集まり、楽しいツアーにしましょうと「結団式」を行いました。事前のQ-Code手続きなど慣れない手続きも必要でしたが、それが幸をしたのでしょうか入国もスムーズにできました。済州空港からホテルまでのガイドさんは日本語も堪能で、済州の歴史などを話してくれて、移動の1時間も苦になりませんでした。

 

Photo_20230706100001 【関空集合】

__20230706100001 【関空 結団式】

Photo_20230706100002 【済州空港到着】

ホテルでは、当然のように手話が飛び交う空間となっていました。宮澤国際部長から説明を受けWASLI Conferenceの受付を済ませると「始まるんだな」と参加者全員が感じたと思います。

WasliWASLI受付】

それでも、空腹を我慢することはできないので、ホテル近くで夕食をとることになりました。お店では早速スマホの翻訳機能を試そうとしたのに、Wi-Fiが繋がらず店員との話しに四苦八苦となりました。(聞こえない方の気持をちょっぴり体験かな?)

次の店は、Wi-Fiも繋がり翻訳機能も使いこなし、韓国焼肉を堪能することができました。

Photo_20230706100101 【済州島初日夕食】

初めてご一緒する方もいたのですが、話しは尽きることなくすすみ全通研の仲間の素晴らしさを改めて実感することができました。

 

                 (荻島洋子:ツアー団長・組織部長)

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韓国から안녕하세요annyeonghaseyo(WASLI2023デイリー報告)7月5日(水)その1 ※本文最後にYouTube動画があります。

2023年0705日(水)雨のち晴

韓国・済州島で開催されているWASLI Conference 20232日目を迎えました。

本日のプレカンファレンス・ワークショップは午前2つ、午後2つです。

午前のひとつは、「International Sign Primer(国際手話入門)」で、参加者みんなで国際手話を学びました。国際手話(InternationalSign)は言語ではありません。つまり決まった文法等がなく、異なる言語と文化をもつ人同士が意思疎通するためのコミュニケーションツールの一つです。相手がどのような知識をもちどのように認知するのかを図りながらコミュニケーションをとっていきます。外国の初対面の人とあーでもないこーでもないと楽しみながらトレーニングしました。

もうひとつは、「Leadership & Action(リーダーシップと行動)」で、各国の通訳者組織をどのように作っていくか、行政や他の機関とどのように交渉していくのかなどを学びました。

Pws-leadership-actionPWS Leadership & Action

午後は、昨日行われたテーマの続きで、「Interpreting Skill Development(通訳能力開発)」と「Deaf Interpreting 101(ろう通訳101)」が行われました。

ファシリテーターが聴者のワークショップには、手話通訳がつきます。登壇するのはろうの通訳者で、対面から聴通訳者がフィードします。WASLIWFDではこのようなチームによる通訳を見ることができます。

Pws-interpreting-skill-developmentPWS Interpreting Skill Development ろう通訳付】

Pws-interpreting-skill-development-feedePWS Interpreting Skill Development ろう通訳+Feeder

今日は、Deb Russellデブ・ラッセルWASLI前会長のお誕生日でした。ワークショップの終了後、サプライズでバースデーケーキが運ばれ、みんなで誕生日をお祝いしました。

Deb-russellDeb Russell バースデーケーキ】

 

動画をYouTubeにアップしています。

下記より、ご覧ください。

https://youtu.be/KYG_vMflPPo

 

                   (宮澤典子:副会長・国際部長)

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2023年7月 5日 (水)

WASLI2023デイリー報告

20230704日(火)

 

本日から、WASLI Conference 2023が始まりました。

WASLI Conferenceは、世界手話通訳者協会が4年ごとに開催している大会で、今回の開催地は、韓国・済州島です。

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済州島は、東洋のハワイといわれ、溶岩石でできた島です。その特性から世界自然遺産に登録されています。足元には溶岩でできた敷石、畑の周りは溶岩の低い石垣で囲まれています。

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さて、本日はWASLI Conference 2023の初日で、WASLI理事会とプレカンファレンス・ワークショップが行われました。この3年間コロナ禍によりさまざまな行事がオンラインになってしまいましたが、今回は久しぶりの集合開催です。あちこちで、「久しぶり、元気?」と手話であいさつしてはハグしあう様子が繰り広げられました。

 

受付で、名札と記念品を受け取りますが、今回は紙の資料はありません。すべてQRコードからデータにアクセスしてプログラムやスケジュールを確認する方法になりました。資源節約、経費節約ですね。

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本日のプレカンファレンス・ワークショップは2つ。

ひとつは、「Interpreting Skill Development(通訳能力開発)」です。 こちらのファシリテーターは聴者です。

もうひとつは「Deaf Interpreting 101(ろう通訳101)」で、こちらのファシリテーターはろう者で、国際手話で進められました。どちらのワークショップも対話型。終了時間ぎりぎりまで、熱い意見交換が繰り広げられました。

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                                           (宮澤典子:副会長・国際部長)

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