北海道ブロック組織担当者会議
2023年6月3日(土) 北海道ブロック組織担当者会議 オンラインにて
14:00~ 開会、担当理事自己紹介、北海道ブロック長・渋谷悌子氏より開会あいさつ
14:05~ 組織部から「全通研・組織部の活動について」説明
14:30~ 事前アンケートについて説明
15:00~ 休憩、参加者の自己紹介
15:10~ グループワーク
16:40~ 報告・まとめ
17:00 終了
参加者は北海道ブロック14名、組織部2名の計16名で会議を行いました。
北海道ブロック組織担当者会議はオンラインで開催されました。北海道ブロックの各組織担当者は、拠点会場への集合者とオンラインでの参加によるハイブリットで調整、準備をされました。
今回、組織部担当理事は間舩でしたが、グループワーク時のグループ分けや記録用写真撮影など補助していただくため、組織部付けN-Action委員の小野尾委員長にも参加・協力をいただき会議を進めました。
司会に北海道ブロック事務局長の吉野州正氏の司会で開会され、続いて北海道ブロック長の渋谷悌子氏よりご挨拶いただきました。北海道ブロックでの活動の様子や社会に目を向ければ優生保護法裁判に関する判例状況など、今社会で起きてる出来事に目を向け、よりよい社会を築く運動へ結びつけるため、関係者が共に手を取り合い、前進させて行きたいと力強い挨拶をされました。
〇組織拡大の取り組み
全通研活動・組織部活動について説明を行いました。2022年度まで数年間の会員数の推移についてグラフ表示を見ながら話を進めました。全通研全体の2022年度会員数は9,350名であり、2021年度比では、80名の減少でした。内訳をみると、新規会員数が2021年度613名から、2022年度は815名と、前年度比で200名以上の増加が図れましたが、会員継続者の落ち込みもあり、微減となりました。新規会員数の増加についてはコロナ禍による行動制限の緩和や、支部事業が集合化にシフトされ顔が見える取り組みなど、さまざまな要因により増加したものと考えられました。
組織部活動の事業については、会員目標数の設定の考え方、目標数の根拠、組織担当者会議開催状況や組織部が主管して実施した事業について説明を行いました。人材育成に関するリーダー養成講座、N-Action活動(次世代会員への取り組み)、その他の事業実施報告、2023年度各事業の予定について報告、全通研ホームページの活用に各学習会への参加状況、支部支援を行うためのお役立ちグッズの紹介、リーフレット、渡辺会長あいさつ動画など簡潔でしたが説明しました。またホームページにある資源を利活用していただくための紹介も併せて行いました。ただ残念だったのが、組織担当者メーリングリストの活用が少ないことを挙げ、つぶやき、情報提供など些細なものでも活用してほしい旨をお願いしたところです。
〇事前アンケートから
北海道は1ブロックしかないため、同ブロック内の他支部の動向を確認することができないことから、全国の結果を説明し、北海道の取り組みとの違いや、内容を確認していただき午後のグループワークでの材料の1つとして報告と説明を行いました。
主な内容としては、会員拡大に向け自治体主催の養成講座事業(者養成、奉仕員養成)でのPR事例、SNSのライン公式アカウントを活用した情報発信の取り組み、会員自身が会員だったから得した気分になれる取り組みなど、他支部の様子を紹介しました。
〇グループワーク
Zoomグループと、会場では2グループを編成し計3グループを作りグループワークを行いました。グループワークを行う前には、お互いがスムーズに話し合えるよう組織部から事前に3つテーマを設定しました。①自己紹介(支部や自分の良いところを紹介)をする。②学習のあり方について(前半部の話を聞いて現状や課題を考えてもらう)。③これから取り組みたいこと(特に頑張りたいこと)。を、各グループで一人一人が意見を言えるよう、司会担当が配慮しつつ進行しました。
北海道の課題としては、広大な地域であることから1か所への集合が容易でない、道内各地の地域支部の規模の問題や活動に差が生じてしまうこと、学習会など集まる企画を立てても、手話通訳技術など手話表現に関するものはたくさん参加されるが社会の出来事や人権などの講義の内容になると人が集まらなくなる。その関心のギャップをどう高めていくのかが課題として出されました。
〇これから取り組みたいこと
会員拡大という点で、ろう者の力を得るのも大事という意見がありました。地域のろう者が全通研入会を勧めてくれたおかげで、入会へつながったこと。そのろう者は聞こえる人と手を取り合うことが大事といった考えをお持ちで、それが好事例として紹介されてました。このことから、全通研のことをろう者にもっと理解してもらう取り組みも大事という意見も出され、今日参加された各組織担当者も地域でどのような取り組みを進めていくか検討したいという意見もありました。
会員に向けた想いとして、健康で(頸肩腕ではなく健康長寿という意)長く全通研と関わりが持てるようなものにしていきたいことや、高齢の会員が年齢や年金といった要因で退会されてしまうことをとても残念がっている。また長きに渡り会員として支部へ貢献していただいたことから、高い年齢の会員が、もし退会されても支部として関われる施策も考えたいと意見がありました。
〇まとめ
組織部からの説明について、時間の関係もあり要点をかいつまみ説明を行いましたが、会員拡大はもとより、退会した方に向けても、なんらかの形でつながりを持ち支部活動を行っていきたいという考えが、とても感じ取れました。また各グループからの報告では、先に述べた学習会参加者の温度差について、手話技術分野の学習以外でも、会員として知っておくべき、社会が抱える問題や知見の醸成につながるものについては広く知っていただきたいので、人が集まる技術の学習と知識を高める学習との抱き合わせによる企画立案で参加者の増加につながるのではないかという発表もありました。
最後に参加者で集合写真を撮り閉会しました。
(文・写真/全通研組織部 間舩博)
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