N-Action合宿 in えひめ@Zoom
N-Action合宿 in えひめ@Zoom
2月18日(土)10:00~17:30 参加者:33名(N-Action委員を含む)
今年度のN-Action合宿は、愛媛県手話通訳問題研究会(以下、愛媛支部)にご協力いただき、全通研N-Action委員会が企画・運営という形で開催しました。
開会式
開会にあたって、愛媛支部の森川美惠子支部長から、「『N-Action合宿 in えひめ』ということで、ワクワクしています。オンライン開催となり、道後温泉や砥部焼の絵付け、しまなみ海道サイクリングを体験していただけないのは残念ですが、座談会での話をみなさんの参考にしていただければ幸いです」とご挨拶をいただきました。
司会は、N-Action委員の石亀さんです。
最初に、全通研N-Action委員会 小野尾委員長から「全通研N-Action委員会の紹介と活動報告」がありました。
今回参加いただいた皆さんの、参加状況です。
※参加者から、マークをしていただいたものです。マークできていない方もおられます。
今回は、8回目!ここでの体験が、次の活動につながっていきます。一瞬一瞬が、歴史的瞬間ですね。
次に、今回の合宿のメインイベント、愛媛支部による座談会「なにがたのしくてやってるん?」がありました。
コーディネーター:森川美惠子氏(左上)、上場ゆり氏(右上)と
パネラー:石川幸代氏(右下)、田中美沙子氏(左下)、三好奈緒子氏(上中央)の皆さんです。
まず≪手話を始めたきっかけ≫から話が始まりました。「小学生の時に手話を初めて見て『手で会話ができる』ことに驚いた経験が、社会人になって手話を学ぶことに繋がった」、「突発性難聴になったことで、手話講座に誘われ手話を学び始めた」など、皆さんの手話歴をお話しいただきました。
次に、≪手話を続けているのは?≫に移り、「手話の学習は、大変なこともあるが、やめたいと思ったことはない。手話サークルで辛い目に遭った時に、ろうの方が励ましてくださった。その人の為に手話を続けたい」、「手話は難しいけれど、楽しい。人に恵まれて今までやって来られた」など、皆さん、人とのつながり・信頼関係が、手話や活動を続ける元になっているとのことでした。
この時、森川さんから大切な言葉を教えていただきました。ろうの方から言われた言葉「遠慮するな・ぶつかって来い・失敗をたくさんせよ」と、市川恵美子氏(元全通研会長)の「めげず・おごらず・開き直らず」です。この言葉を胸に、一緒に前を向いて歩んでいきたいですね。
その後、≪全通研活動をいつまでやるか?≫には、「いつまで~?ん~?」と考えながら、「元気でいられれば、70・80歳までも…緩く続けることが大切」、「家族の応援があれば、続けられる」など、とてもポジティブな意見が出ました。
仲の良い雰囲気とざっくばらんなお話で、ついつい引き込まれてしまいました。元気をいただけた座談会でした。
質疑応答では、「通訳者になるには、どう心を強く持てば良いか?」に対し、「一人でも良いので、信頼できる仲間を作る。その人に本音で相談する。話しているうちに、自分の気持ちが整理できる」また、「信頼関係を築いていく上で大切にしていることは?」に対し、「とにかく話し合うことが大切。焦らず、すぐに結果を求めないこと」とのアドバイスがありました。
昼休憩後は、5グループに分かれてグループ討議を行いました。
テーマ①「座談会の感想」
②「地域の青年部との関わり」
③「若い手話通訳者を増やすためには?」
グループ討議発表
A 栃木:高橋さん B 和歌山:丸山さん Cグループ
D 山梨:堀内さん E 長野:藤岡さん
①人とのつながりが大切なことがよく分かった。途中泣きそうになった。温かく優しい先輩で、良いなと思った。アドバイスがもらえるのは羨ましい。全通研があるので、転居先でも続けられる。同じ悩みを持った人が、近くにはいなくても全国にいることがよく分かった。などなど…
*座談会の内容が、とても参考になったようでした。
②LINEグループを作っている。Zoomで毎月例会をしている。N-Actionを設立する時に、応援してくれた。などなど…
つながりを持って活動をしているところや、つながりがあまりない・連携がうまくいかないなどの悩みもありました。
③手話通訳者になっても、就職先がない・待遇が良くないというのが課題で、それがクリアできれば良い。資格を取ってもメリットがない。手話を学ぶきっかけ作りが大切。小学校での手話体験やろう者との交流などがあれば良い。若い人が、手話に興味を持つように種を植え付ける。などなど…
皆さんしっかり話をされていて、2時間があっという間に過ぎるグループ討議となりました。司会・報告担当の皆さん、ありがとうございました。
次に、交流企画です。
1.愛媛○×クイズ
司会は、田中さん(写真左)三好さん(写真右)です。
全部で8問。愛媛にまつわる問題で、「知ってる知ってる」「へぇ~、そうなんだ~」と夢中になり過ぎて、写真を撮るのを忘れてしまいました(^^;
全問正解の方もいました。集合型ではないので、賞品はありませんが、「素晴らしい!おめでとうございます~」パチパチパチ
2.フリートーク(ブロック単位)
短い時間ではありましたが、自由に楽しくお話ができたようです。
閉会式
荻島組織部長より、「支部・ブロックを越えた交流会を企画してほしいとの要望があった。ぜひ企画をしていただきたい。座談会での内容や、グループ討議で話し合ったことを、次の活動に活かし、全通研の魅力を、発信してほしい」との総評がありました。
最後に、恒例の記念撮影を行いました。
N-Action合宿参加の皆さまお疲れ様でした。来年は、京都でお会いしましょう。(*^-^*)
(文・写真/全通研組織部 曽我部啓子)
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