全通研組織担当者交流会
全通研組織担当者交流会を開催しました。
2022年9月19日(月・祝)10時から「全通研組織担当者交流会」を開催しました。昨年度に引き続き第2回目の開催となりました。
この交流会は、支部組織担当者との情報交換、交流することを目的としており集合形式にしたいところでしたが、新型コロナウイルス感染症の影響により、昨年に引き続きオンライン形式による場となりました。
司会の吉野州正理事より当日のスケジュール説明、事務連絡について諸連絡を行いました。
次に荻島部長から、過日、開催されたブロック別組織担当者会議でのご協力の御礼から始まり、昨年に引き続き全国の仲間と意見交換と交流を深め支部活動につなげていただきたいと挨拶がありました。また組織担当者MLの活用が少ないことから、改めてMLを1つのツールとして活用してもらうことをお願いしたところです。
今回は34支部から47名の参加があり、組織部員含め総勢51名の参加となりました。
昨年に引き続き、Zoomブレイクアウトルームを使い7つのグループに分けました。事前に参加者へは、グループ分けを行うことを連絡していたので、本番時はスムーズに各ルームに移動することができました。まず、各グループで司会と発表者を決めてもらってから意見交換を行いました。
意見交換のテーマとして3本柱を設定しました。
(1)若年層を増やす取り組み
(2)会員拡大や継続の呼びかけで工夫していること
(3)運営委員の確保について
話し合ってもらった後は各グループからの発表となりましたが、主な発表内容について以下の点を抜粋しす。
【若年層を増やす取り組み】
・若年層の会員獲得には苦労している。大学生や専門学校生との繋がりを意識し、教育機関への働きかけや周知活動をしているが入会になかなか結びつかない。
・若い世代は、「運動」といった社会活動への関心が薄いと感じる。
・コロナ禍により仲間との出会いの場が少ない、集まれないといった点から周知活動が思うようにできなかった。
・学生会費という設定も必要なのではないか。これは全通研としても考えなければならない事項と思う。
【会員拡大や継続の呼びかけで工夫していること】
・最近は何でもメールやラインといったツールで連絡を取り合っているが、便箋で気持ちをお伝えし、丁寧に対応している。その成果もあり、つなぎとめている会員もいる
・長く会員継続をしていた会員が退会すると寂しい。理由として本人の体調面や家庭の都合など、仕方なく退会される方もいる。年齢的、体力的な問題で共に活動ができない理由での退会だととても残念に思うが、動けなくても会員でいることでの繋がりや情報を得るという点を説明し会員を継続してもらうこと、支部活動の経済的支援に繋がることなど、運営面でとても助かることをお願いし継続してもらっている会員もいる。
・コロナ禍によって、集まる、語り合う場が減少してしまい、代わりにオンラインによる行事開催を行うと、ICT不得意の会員がどうしても敬遠してしまう。そのうならないようICTが堪能な役員や会員の協力を得て、視聴や参加方法について一緒に学習するという気持ちを持ち接している。
・支部独自の動画を作成し、会員のみ視聴できる取り組みを行っている。会員でなければ視聴できないといった心理も働くのか、それで入会や継続されてる会員もいる。コロナ禍により学習する機会は以前と比べ減少したが、在宅や好きな時間で視聴できる手法により、新たな学習機会を設けることができたことで、会員拡大への1つの契機となっている。
【運営委員の確保について】
・役員=負担が大きいというイメージがある。だが新たな出会いや知見の向上という新しい経験もできたりと役員になることで新たな発見もある。
・新しく会員になった方で、「手話を勉強したい」、「もっと知りたい」といった理由から会員に結びついた。それ以上のことは敬遠してしまう。手話や知識のみ得るのではなく、共に活動するという喜びを分かち合える活動の姿を見せることを心掛けている。
・おおよその地区では、役員になっていただくよう個別に声をかけお願いしているが、選挙で人選しているところもあり、非常に驚いた。
【その他】
・現在、会員現勢等で会員が減少しているイメージがあるが、現場の支部活動において大きく減少したという実感は少ない。大きく減少していないということは、活動や運動の必要性を理解していただいている会員が多いということ。今後、支部活動を活性化することで会員数も戻ると考える。これからの活動を共にがんばっていきましょう!
発表者 |
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愛媛支部 石川幸代さん |
大分支部 久松久仁子さん |
山口支部 山根かおるさん |
滋賀支部 山本ひろみさん |
秋田支部 小山内広美さん |
広島支部 箱田祥乃さん |
神奈川支部 湯本和彦さん |
静岡支部 望月正明さん |
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限られた時間の中で、テーマによっては時間不足になったところもありましたが、それぞれのグループで活発な意見交換が行えました。支部活動も現状に即した活動、オンラインの利点を活用した活動など、とても創意工夫がされている様子が伺えました。最後に参加者全員で記念撮影を行い終了となりました。
コロナ禍初期は「集合ができない」「開催中止」など、活動ができずどうしてよいものか悩んでいたかと思います。しかし、ICT活用による新たな手法が生まれ、状況に応じてはハイブリット式としてICTが苦手な会員でも学習が継続できるよう、個々のニーズに合わせた活動という新しい概念が生まれました。また支部活動においてもオンライン、ハイブリットなどが今では当たり前となって、活動を停滞することなく前進していることに感銘いたします。
今後もこの交流事業を通じ、全通研活動を発展させ、盛り上げていきたいですね。
(文・写真/全通研組織部 間舩博)
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