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2022年6月16日 (木)

第70回全国ろうあ者大会inひろしま

 「第70回全国ろうあ者大会inひろしま」は、67日(木)から12日(日)までの4日間、広島市内で開催されました。

愛知県、栃木県の2年間は中止となり、今回の広島県は3年ぶりに対面での開催ができました。

 私は、大会の前夜祭がある11日(土)から参加しました。新幹線で広島駅に着くと山陽新幹線の公式キャラクター「カンセンジャー」の歓迎を受けました。外は生憎の雨でした。

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 6月11日(土)、午後630分から9時まで、広島市文化交流会館3階の銀河にての前夜祭が開催されました。会場には、1テーブル5人が間隔を取り座るような形で、約150人の参加がありました。

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 開会にあたり、迫田和昭実行委員長よりあいさつがありました。

そして、石野富志三郎理事長と来賓代表として黒﨑信幸理事長のあいさつ、その後、筑波技術大学の石原保志学長の乾杯の音頭がありました。

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 石原学長には、来る8月に開催される「第55回全国手話通訳問題研究集会サマーフォーラムinいばらき」において、福祉と人権の講座で講演をしてもらうことになっています。そのことについて話しをすることができました。

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 この開会のセロモニーの最初に氷の彫刻が始まりました。何ができるのかお楽しみということでした。

テーブルごとのチーム分かれて、ひろしまにちなむクイズ合戦がありました。10問中9問正解したチームは10もありました。迫田実行委員長とジャンケンをして優勝チームが決まりました。

 この前夜祭に実行委員の方々は、お揃いのTシャツを着て頑張ってくれました。本当に頭が下がります。ありがとうございます。

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 宴もたけなわになったときに気になるのが氷の彫刻です。丁度、氷の彫刻ができあがりました。作品は鯉でした。それもよく見ると「アイ・ラブ・ユー」の指文字も彫られ、氷を削る技に本当にビックリさせられました。多くの参加者の拍手喝采を受けていました。

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 前夜祭の帰り、会場近くに原爆ドームがありましたので、そこを通りました。原爆ドームと月が同時に見ることができました。私は、広島で初めてこのようなシーンに出会えたことを嬉しく思いました。

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 6月12日(日)は朝から晴天でした。かなり気温も上がり暑くなりました。午前10時から広島県立総合体育館(広島グリーンアリーナ)にて、大会式典がありました。会場はとても広くて圧倒されました。

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 私たちは、壇上下の指定された座席に座りました。式典中の写真撮影は、禁止ということでした。

 秋篠宮ご夫妻のご臨席を賜りオープニングセレモニーが開始されました。オープニングは、難聴者・中途失聴者による天手鼓舞というチームの太鼓の演奏が披露されました。

 太鼓の演奏後に、秋篠宮さまやご来賓の方々が壇上に整列されて式典が始まりました。

 司会は、内川大輔監事が務めました。唯藤節子理事の開会のことばに続いて、迫田実行委員長による歓迎のあいさつ、石野大会会長によるあいさつがありました。

 そして、湯﨑英彦広島県知事、松井一實広島市長のあいさつを頂戴しました。

 次に、秋篠宮さまのあいさつがありました。最後の方では自ら手話を使って「さまざまな障害に対する理解がさらに深まり皆が安心して暮らせる社会が築かれることを祈念します」とあいさつされました。

 また、厚生労働大臣、文部科学大臣の代理の方からあいさつが続いてありました。そして、広島県議会議長、広島市議会議長、手話を広める知事の会会長の平井伸治知事の来賓紹介がありました。その他の来賓は、時間の関係でスクリーンの字幕にての紹介になりました。そのトップに全通研が紹介されました。

 2022年度の厚生文化賞として、5人の方が表彰されました。

 無事に式典は終了しました。

 

 私は、今回の広島では行きたいところを事前に決めていました。それは、宇品港(広島港)です。理由は、「暁の宇品 陸軍船舶司令官たちのヒロシマ」堀川惠子著 講談社の本を読んでいたからでした。日本の「海の戦争」を支えた輸送基地=宇品港の3人の司令官の物語です。

 胸を弾ませながら路面電車に乗り広島港(宇品)に向かいました。雨の中でしたが、広島港の宇品旅客ターミナルから宇品デポルトピア、そして、旧陸軍桟橋に行きました。宇品波止場公園では、パラダイスの塔を見ました。道路を渡ってすぐに、宇品中央公園がありました。そこには、旧陸軍の兵隊の食料などを補給する倉庫跡を見ることができました。宇品港から広島駅に最短距離で結ぶ旧国鉄宇品線の廃線の跡地を追いながら歩きました。南警察署交差点の近くに警報器・遮断機・ホームなどのモニュメントがありました。

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 そしてもう一つ行きたい場所がありました、それは、広島平和記念資料館です。ロシアが一方的にウクライナへ侵攻しているこの時に絶対外せない場所でした。

 今回の戦争では、核の脅威が色濃くなってきています。核の恐ろしさを伝えるこの資料館を見学しました。数々の写真や遺品を見ることで、「二度と戦争はしてはならない」ことをしっかり胸に刻み、広島をあとにしました。

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                2022年6月12日 

                全通研 会長 渡辺正夫

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