電話リレーサービス、遠隔手話通訳などに携わる人の学習交流会
こんにちは。
先日6月27日(日)、『電話リレーサービス、遠隔手話通訳などに携わる人の学習交流会』をオンラインで開催しました。
現在電話リレーサービス、遠隔手話通訳等に携わる方が増えてきています。
その一方で携わる方の健康問題が懸念されたり、モニターを通しての通訳について十分に情報が共有できていなかったり…
いろいろな課題があることも分かってきました。
そこで今回、現在起きている課題などを共有し、仲間づくりを目的とした学習交流会を企画しました。
全国から約60名を超える参加がありました。
電話リレーサービス、遠隔手話通訳を現役で行っている方、
コーディネート、事業を運営されている方など、さまざまな立場の方が参加されました。
まずは近藤副会長の基調報告です。
現在の電話リレーサービス、遠隔手話通訳の情勢、今後の展望などについて、事例も交えながらお話ししていただきました。
最後の方にお話ししていた、「これまで公的派遣でできなかったことが、ICT技術によって可能性が広がっている。聴覚に障害のある人の生活の幅が広がる。問題点はあるが、良い面(可能性)を広げながら問題点を小さくしていけるか」というお話が心に残っています。
良い面だけ、問題点だけを見るのではなく、さまざまな視点から捉えることが大切なのだと学びました。
続いてはグループに分かれての意見交換です。
1グループ6~7名、全部で9グループです!!
オンライン上で初めて顔を合わせて意見交換するのは緊張するのでは…
なんて思っていましたが、和やかな雰囲気の中、さまざまな地域の方からたくさんのお話を聞くことができました。
地域や立場が異なれば、悩みや課題もまたそれぞれ。
今日の学習会だけですべて解決には至らなかったと思います。
ですが、まずは何が課題なのかを知り、今日のような学習交流会で意見交換できたことで、大きな一歩が踏み出せた気がします。
今回の学習交流会に関する話題は研究誌第156号の特集にも掲載しています。
「手話通訳をめぐる新しい情勢と課題」
こちらもぜひご覧ください。
これからもっともっと仲間の輪を大きく、そして強固にしてきたいですね。
参加された皆さま、ありがとうございました。
(理事 大堀直子)
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