第3弾WEB学習会
2021年度WEB学習会 第3弾「みんなで知ろう! 全通研」
7月10日(土)19時から、今年度3回目のWEB学習会をZoomにて開催しました。今回の学習会は、全通研の各部局の活動を知ってもらおうと各担当者が自分の所属している部局について説明しました。また、今回はZoomの参加者を見ると全国から約160人の参加がありました。こんなに大勢の方に参加していただいたことに感謝します。
まず、開会前に渡辺会長より「昨年度は、コロナ禍により、オンラインを活用した学習会を始め、今年度も継続することとしました。このオンライン講座は、アフターコロナを見据えた取り組みの一つで、全通研としてオンラインチームを設立し、継続した学習保障を行っていきたいとの意向があります。今回の企画は、全通研の各部局の活動を知っていただき、全通研をよりよく知るための一助としたい」との挨拶がありました。
【研究誌部】研究誌部が他の部局と違うのは、会員の皆さんに直接届くもので会員とつながっている実感が持てる部です。部員以外に各支部から通信員の選出をお願いし、毎号の感想や情報収集を行っています。内容は時代やニーズ、会員の声をとらえ会員の皆さんの意見を受けて作っています。コロナ禍で取材に行けなくなったことが、今の一番の課題と説明していました。
【組織部】会員拡大を目指し、いろいろな学習会や担当者会議を行っています。
昨年度は、オンラインによる組織担当者会議を開催しました。この会議では、事前に各支部にアンケートを実施し、一年間の振り返り、コロナ禍における会員拡大や継続等の取り組みなど、課題解決に向けてブロック内の組織担当者が意見交換できる意義ある機会となっています。他にはN‐Action(次世代活動委員会)、リーダー養成講座(オンライン)や毎月各支部の会員数を全国にコメントを付けて発信している会員現勢、組織部ニュースの発行や全通研パンフレット作製やホームページ更新などを担当しています。
【研究部】研究部としては、まず全国集会(サマーフォーラム)を担っています。サマーフォーラムの成功に向けて地元実行委員会と協力して取り組んでおり、今年の山形集会では、現段階で目標800人のところ1,200人の申し込みがあり、会員の皆様に感謝しています。他の役割として、支部の学習会支援や全通研アカデミーの開催を担っています。ただ、全通研アカデミーはコロナ禍で昨年は中止しましたが、今年の開催方法については検討中です。ほかに手話通訳活動あり方検討委員会(あり検)も担当しており、あり検委員の講師派遣なども行っています。
【国際部】世界手話通訳者協会(WASLI)の活動を和訳したり、全通研活動の英訳をしたりしています。宮澤国際部長は、2019年よりWASLIアジア代表を担当しており、アジアへの支援として、皆さんからいただいた寄付をアジア基金として積み立て、集会参加等の支援をしているなどさまざまな活動をしています。
休憩をはさんでストレッチ指導する健康対策部大堀理事
【健康対策部】健康対策部は、今回ストレッチを担当してくれた大堀理事と桐原理事の3人の理事と他に部員で構成し活動をしています。コロナ禍により、集合形式の学習会等が開催できないので、健康対策担当者会議や健康普及員研修会をオンラインで実施する予定です。また、雇用された手話通訳者の労働と健康についての実態調査を終え、これを基に学習運動を展開する予定です。
【事務局】各部局の活動の取りまとめをしています。コロナ禍により全通研の魅力である全国の仲間と集まるということが難しくなっているので、会員の皆さんとつながるために発信をすることが大きな目標となっています。また、自治体における正規職員採用の取り組みとして、自治体の中に手話通訳のできる職員を増やすという活動をしています。事務局として理事会や支部長会議の準備や記録等を担い、現在は代議員会の開催に向けて、時期や方法を検討しています。
【出版部】書籍やDVDをオンラインで購入しやすくする取り組みを行っています。
コロナ禍が続き、収益や出版事業にも大きな影響がでています。2019年度と比較すると収益が半分に落ち込んでいるのが現状です。今後は、グッズなどの取り扱いも検討しています。
また、新刊書籍等の紹介です。「日本の手話いろいろ②」「手話でつながる 世界のあいさつ」があり、世界のあいさつは、オリンピック・パラリンピック開催に合わせて発行した書籍です。皆様ぜひお買い求めください。
【財政部】予算案の作成と執行など、大切な会費の運用管理を担っています。
一般会計と収益会計、特別会計の説明では、例えば、雇用された手話通訳者の労働と健康についての実態調査は、厚労省からの補助金を活用したので、特別会計として処理などを行っています。使用目的により、会計を分けています。また、決算書を作成し、監査を受けて、決算報告をする業務を担当しており、また基本財産など全通研が持っている財産や会計全般の管理をしているのが財政部の役割です。
皆様には今回の学習会で少しでも全通研の活動内容を理解していただけたら幸いに思います。この学習会を開催するにあたりZoomホストに佐藤理事、佐々木理事、タイムキーパーに桐原理事、アンケート作成に武田理事、全体的な補助として宮澤部長など当日は参加できていませんが打合せに参加してくれた高田理事など、このオンライン講座チームや理事全体で取り組むことができた行事でもあります。
また、今後もWEB学習会を企画し開講しますので、ぜひご参加いただけたらありがたいです。
(文・写真/全通研 オンライン講座チーム 吉野州正)
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