ブロック別組織担当者会議 北海道ブロック
2021年度ブロック別組織担当者会議 北海道ブロック
6月4日(土)13:30~16:30 Zoomでの開催
参加者:18名(含本部理事3名)
北海道ブロックでは毎年、地域支部長を招集して支部長会議を開催しており、組織担当者会議も北通研支部長会議と合わせて開催していました。2020年度はコロナ禍ということもあり、北通研運営委員だけの開催でした。2021年度は全道の担当者がZoomでのオンラインはありますが、一堂に会して実施するのは2年振りとなりました。
冒頭、北海道ブロックの渋谷委員長から、コロナ禍で集まれないジレンマもありZoomやメールでは物足りないと思う。みなさん各々、家のこと・家族のこと等優先しなければならないこともあると思うが、困った時こそ支えあい助け合うのが通研活動なので、今日は率直な意見交換をしたい。と挨拶がありました。
この会議は、全通研の組織活動についての説明、各支部の組織活動や課題などについて情報交換や課題の意見交換することを目的に行うもので、講師からは、全員の自己紹介のあと、会員数の推移、全通研組織部の取り組み(ブロック別組織担当者会議・全通研HPや会員のページ紹介・リーフレット・会員拡大への取り組み・WEB学習会等)の説明がありました。
北海道内でもコロナ禍ではありますが、会員拡大・継続の努力をしていると評価をいただきました。活動以外の内容としては、全通研代議員会ブロック別会議でも道内の手話通訳者や登録手話通訳者の頚腕検診や健康問題に関する意見が多く出されていたことから、
全道の検診状況について意見交換を行いました。講師の荻島理事から先進的に手話通訳者の健康問題に取り組んでいる静岡県の例を伺いながら質疑応答となりました。内容としては、道内で検診できる病院が3年前までは4か所であったものが今は札幌と釧路の2か所となってしまったことや、頚腕になってからしか診てくれないなど、健康が守れない。関係機関に要望したが「特殊すぎてできません」と言われたこともあり、手話の仲間で声を上げる必要があるのではないかという意見がありました。
他の意見として、手話通訳者の検診について全通研が全日本ろうあ連盟とともに国に要請してほしい。コロナワクチンの対策も含めて現場の人たちが安心して手話通訳できる環境を、国レベルの課題にして考えてほしいとの要望も参加者からありました。
まとめとして、荻島理事から全国の同じ仲間と一緒に協議を進めて頑張っていく。そのためには元気でないと全通研活動はできないので、明るく楽しくスマイルで全通研活動を続けていくようにしましょうと前向きなコメントがありました。
北海道支部ではさまざまな課題はありますが、支部の大きな課題の一つである健康問題について、荻島講師所属の静岡支部が健康問題に積極的に取り組んでいることから、この課題について意見交換の時間を多く使い話し合いました。
手話通訳者や登録通訳者の検診の実施状況や健康普及員の意義について、地域の課題や悩みに寄り添った良い意見交換ができ、有意義な会議となりました。
(文・写真/全通研組織部 荻島洋子・吉野州正)
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