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2020年11月27日 (金)

リーダー養成講座inZoom【第2弾】「人権について」

リーダー養成講座 in Zoom【第2弾】「人権について」 講師:渡辺正夫会長

2020年11月22日(日)10:00~11:30

 11月三連休の中日にもかかわらず、46名の方にご参加いただきました。ありがとうございました。

 今年度2回目のリーダー養成講座ということもあり、皆さん、もうすっかり慣れた様子で入室されていました。1回目の時は、ザワザワザワザワ…「えっ!」「あれっ…」「ん、ミュート?」という声が聞こえていましたが、今回は、ほとんどの方がミュートで入室され、静かに始まりを待つという雰囲気でした。

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 今回の講師は、全通研の渡辺会長でした。「人権について」ということで、少し硬い話になるのかな?と思っていましたが、“「人権とは」「差別とは」何かについて事例を通してみんなで考えます。”という副題のとおり、お話を聞きながら、いろいろ考えることができました。事前にいただいた資料に目を通しておくことで、難しい内容もよく分かり、人権について学ぶことができました。

 まず、“「人権」とは?について、自分のことばで説明してみよう!”ということで、自分だったらどう説明するかを30秒間考えました。「人権とは、人の権利…そのままやん!」と一人突っ込みをしながら、人権という言葉はよく耳にしますが、自分が人権について語れるか?というと、なかなか難しいということに改めて気が付きました。

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 次に、「日本国憲法」「基本的人権」「世界人権宣言」についてのお話がありました。昔々、学生時代に習ったな~と思いながら聞いていましたが、「マグナカルタ」は鎌倉時代、「権利の章典」は江戸(奥の細道)時代、「アメリカの独立宣言」は江戸(平賀源内)時代、「ワイマール憲法」は大正時代だということを聞いたときに、日本は遅れているな~と、しみじみ感じました。

 「日本における女性の参政権」「ろうあ者差別 33声明」「新型出生前診断」「新型コロナの中傷や人権侵害」のお話のところでは、事例をとおして、人権・差別・偏見について学ぶことができました。「ろうあ者差別 33声明」に関しては、自分なりに調べたことがありましたが、写生会ボイコットの時に配布した生徒会のビラや、当時の(社)京都府聴覚障害者協会編纂の「授業拒否」の冊子を紹介していただき、現実のものとして実感することができました。歴史を知ること、現実を見ることの大切さがよく分かりました。

 最後の質疑応答では、「人工内耳に関する見解」「手話通訳者の地位の向上への取り組み」「手話言語条例制定への取り組み」などについて質問がありました。

渡辺会長からのお答えを聞いていると、すべてが、全通研の目的『聴覚障害者福祉と手話通訳者の社会的地位の向上をめざす』に通じていると感じました。私たちは、社会の現状や実態を把握し、話し合い、学び合うことが大切なのだと思いました。時間の関係で、全員の方の質問を受けられませんでした。申し訳ありませんでした。

 2回目の「リーダー養成講座」はいかがだったでしょうか?以前「偏見や差別に気づく感覚を持つことが大切だ」という話を聞いたことがありますが、私は、ぼ~っと生きているからか、その感覚が身についていません。今回の「人権について」をきっかけに、もう一度人権について考え人権意識を高めていければと思いました。皆さまも、それぞれの支部で人権について考える機会を作ってみてはいかがでしょうか。

 次回は、1220日(日)10001130【第3弾】「運動すること」 講師:近藤幸一副会長 です。

前回の「全通研のあゆみ」今回の「人権について」の内容をもとに、「運動すること」を聞いていただけると、内容がより深まると思います。

                (文・写真/全通研組織部 曽我部啓子)

 

 

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2020年11月19日 (木)

支部役員対象のWEB学習会

~支部役員向けのWeb講座を開催しました~

  1115日(日)、支部役員向けに情勢についてのWeb学習会を開催しました。

 この学習会は、1011日に開催した緊急Web学習会「全通研をめぐる情勢と課題について」の内容を深めるために、支部役員を対象に開催されたものです。

  今回は、40支部192名の申し込みがあり19か所でグループ聴講がおこなわれました。

 前回は、ミュート、ビデオオフでの受講をお願いしていました。でも、講師からみんなの顔が見えない中で話をするのはなかなか厳しいとの意見があり、今回はビデオオンでの受講をお願いしました。半分ぐらいの方がビデオオンでの受講してくださいました。

 講義開始前は、全国の皆さんの受講の様子が見え、近況について話を聞いたりすることもできました。山形では来年のサマーフォーラム向けての準備の様子の説明があったり、石川支部からはグッズ販売協力のお礼があったりしました。また、コロナ禍で活動が減りたために、在宅の時間が増えて体重も増えてしまったとの話もありました。

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          講義開始前の様子

 ビデオオンでしたから、自分がどのように映っているのか意識している必要もありそうです。かわいい猫が映っていたり、ご家族がちらっと映ったり。

 学習会は、米野事務局長の司会で始まりました。講義は近藤副会長から最近の情勢と課題、事前に支部から寄せられた質問への考えについて話がありました。

 講義は、私たちの暮らしの中で進んできたICTの活用がコロナ禍で加速されている現状と課題、これからの活動の方向性について考える学習会となりました。支部の中でもこれからの活動について考えていくきっかけにしていただければ思います。

 次のWeb学習会は1213日「自治体手話通訳者の仕事を考える」です。全通研会員ならどなたでも受講できます。みんなで学んで、これからの活動を一緒に考えていきましょう。

(理事 小山秀樹)

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2020年11月16日 (月)

四国ブロック組織担当者会議

2020年度ブロック別組織担当者会議  四国ブロック

11月8日(日)13:00~16:00 Zoomでの開催

四国ブロック報告の前に

 例年は、5月~7月の開催でしたが、今年度は、新型コロナウイルス感染症の拡大により、開催を中止する旨の通知をしていました。しかし、困難な状況であるからこそ、組織担当者が直接交流することが大切と考え、9月にオンラインでの開催依頼を行いました。その結果、11月~来年2月に全ブロックで開催することとなりました。

 何かと忙しい時期に、ブロックの皆さんには開催のご協力をいただき、ありがとうございます。

 Zoomでの組織担当者会議、全国初は、四国ブロックでした。四国ブロック14名、組織部理事3名の参加でした。

 四国ブロックは、いつもZoomで会議を行っているということで、落ち着いた雰囲気…担当の私だけが、緊張で心臓バクバクでした。

 四国ブロック長 前田さんの挨拶、私からの挨拶の後、組織担当者会議が始まりました。

 前半は、会員数の推移・会員属性を見ていただいた後、組織部の活動についての説明と、事前アンケートの中の数項目をもとに各支部の取り組みの情報交換・意見交換を行いました。

 『2019年度の会員数』は、四国ブロック4県とも、前年度より増加となっています。過去最高数達成支部5支部の中に、四国の高知支部・徳島支部(同数)が入っています。パチパチパチ!

 『専門班』については、その他の項目で、「テレビ通訳者班」(高知)、「医療・介護部」(愛媛)に対しての質問が出ました。現在の形になった経緯や、活動の説明がありました。

 『支部の課題』は、全国的にどこも似ているようです。高知支部から、会員増についての取り組みを聞き、会員減に対する考え方を変える、発想の転換が大事だということがよく分かりました。

 『インターネットやメールなどの活用状況』は、会員への情報発信として、ブログ・Facebook・LINEをしている支部が3支部ありました。徳島支部は、6月からFacebookを始めたところ、最初は50人位の「いいね!」があり、今では100人に増えたそうです。その中には、手話関係者以外の人もたくさんいて、それをきっかけに「手話Café」にも来てくれたということです。

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 前半は、以上の流れで進みました。途中で、組織部長の小山さんが入室してきましたが、その時、ふと気づきました!「あっ…皆さんの自己紹介を忘れている~!」やっぱり、緊張していたんですね。すぐに、皆さんから自己紹介をしていただきましたが、その時もお一人名前を飛ばしてしまうというポカをやりました…失礼しました。

 前半が終わったところで休憩を取り、ストレッチを行いました。愛媛支部の森川さんにお願いし、座っていてもできるストレッチをやりました。少しでも身体を動かすとスッキリしますね。Zoomの様子が、よく分からないかもしれませんが、こんな感じです。

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 後半は、コロナ禍での支部活動について、支部アンケート(5月)をもとに、情報交換・意見交換を行いました。

 その前に、コロナ禍の会員数(9月末現在)について確認しました。新規会員数こそ、例年の半数ぐらいですが、継続率は2019年度の95%、会員数も90%となっています。皆さんの日頃の活動の頑張りと、会員同士のつながりの賜です。コロナ感染拡大が始まった時期と、6か月経った現在について話していただきました。

 『総会』通常通りの開催は1支部、書面決議は3支部でした。書面決議は、準備が大変だった様ですが、「返信に、お疲れさまとねぎらいの言葉があり嬉しかった。」(高知)、「質問表を入れたことで、意見が集まり良かった。」(愛媛)などの声がありました。また、「書面決議もあることを念頭に入れ、今後規約を整理する必要がある。」(香川)との声もありました。

『役員会』は、現在通常通りの開催は3支部でした。感染予防対策のため、メールやLINEも利用して情報共有していました。高知支部では、通常開催の代わりに、支部の三役会議をZoomで行っているとのことでした。

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*この2枚の写真は、徳島の広い会場での参加による戎さんからの提供です。大きい画面はいいですね。

 『地域班・専門班会議、学習会』は、以前のようには開催できていないようでした。「広い会場・参加者は地域限定・感染予防対策の徹底など、今できることを考えて開催している。」(高知)、「一泊研修を一日研修にするなど、開催に向けて工夫を行った。」(徳島)もありました。「サークル訪問を行う。」(愛媛)、「助成金事業で『うだつの町』を手話で観光案内する学習会(3回)を行う。」(徳島)もありました。

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 『機関紙』は、変わらず発行できているようでしたが、行事が開催されないことから、内容に関しては、いろいろ頭を悩ませているようです。掲載内容として、「家でできる学習方法についての記事」(高知・香川)、「研究誌のクロスワードパズルと連動し、はがき投稿を呼びかける記事」(香川)、「コロナ関係について他団体からの情報」(徳島)など、工夫されていました。

 『会員拡大』については、「手話通訳者養成講座、受講生割引8,500円のキャンペーンで新規会員が増えている。機関紙・研究誌等を手渡しすることで割引を行っている。講座修了後は通常の1万円になるが、今現在、辞めた人はいない。」(高知)、「今は種まきの時期、行事が少ない今、各部の仕事の整理をしている。」(愛媛)、「コロナで、手話通訳者が注目されている今がチャンス。コロナ終息後、皆が安心して集まれるようになった時に、入会したらおもしろいよと紹介できるものを今から作っておきたい。」(徳島)など、頼もしい意見も出されました。「ろう者が、呼びかけの協力をしてくれている。」(高知・香川)という羨ましい声もありました。

 3時間があっという間に終わりを迎え、「今日の組織担当者会議を終えて、明日からの活動頑張れそうですか?」の問いかけに、皆さんから「頑張りま~す。」の声があがりました。コロナ禍がどのようになっていくか、まだまだ分かりませんが、今だからこそできることを考えて、活動していきましょう!と、手を振りながら退席となりました。

 Zoomでの組織担当者会議、最初が四国ブロックということで、進行が心配でしたが、皆さんからさまざまな声をお聞きすることができ、内容の濃い組織担当者会議になったのではないかと思います。不慣れ故に何かとご迷惑をおかけしたと思いますが、四国ブロックの皆さま、お疲れ様でした。ありがとうございました。

*この記事を読んで、興味を持たれた方、この部分を聞きたいと思われた方、組織担当者MLにお声をお寄せください。お待ちしています。

                                           (文・写真/全通研組織部 曽我部啓子)

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2020年11月13日 (金)

リーダー養成講座inZoom 【第1弾】「全通研のあゆみ」

10月25日(日)10時~「リーダー養成講座inZoom」が開催されました。

 リモート講座第1弾は前会長であり、今年度から参与となられた石川芳郎氏による「全通研のあゆみ」でした。最初はビデオオンの状態で画面越しではありましたが参加者のお顔が見えるかたちをとり、その後マイク、ビデオのオン・オフの練習をしました。ビデオオフをお願いし、渡辺会長のあいさつのあと、講座がスタートとなりました。

 1968年福島で開かれた第17回全国ろうあ者大会に併行して、第1回全国手話通訳者会議が開かれました。大会委員長をしたのが福島の板橋さんでした。彼は、ろうあ者に関連するものは京都が多かったので是非東北で手話通訳者会議を開きたいと考えたそうです。このことは、手話通訳問題入門(1)で伊東雋祐全通研代表も語っています。その時の参加者のお一人の方が「一人ぼっちの通訳活動でいいのかな」と話したことが、手話通訳者の集団が必要と考えるきっかけになったそうです。

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 話は全通研が結成される前後の時代背景へと進みました。講師は、岡山開催の第4回全国手話通訳者会議に職場のろうあ者に誘われて参加したそうです。

「ろうあ者の権利を守る通訳活動」、ろうあ問題の認識を深めること、ろうあ運動と連帯をして手話通訳問題を考えるなど、全国組織化の動きが急速に進んでいったとご自分の経験と、その時々の思いも合わせて、本に書かれていることなどを紹介しながら話を進めてくれました。この頃の話は手話通訳問題研究第133号(P58)『全通研の歴史に関わった人々1』で、全通研初代事務局長の谷勇男氏が語っていることも紹介してくれました。

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研究誌第133号(P58)『全通研の歴史に関わった人々1』「全通研の生い立ち」が載っています。

 全国手話通訳問題研究会結16年かかり全都道府県に支部が誕生するという長い歴史が刻まれていることが分かりました。会員1万人達成は会報50号に掲載されていて、当時の組織部長は富山の山崎さんだったそうです。山崎さんは今も地域の活動に邁進されているとか。これこそ全通研のなせる業なのでしょう。その後、法人化という社会的に信頼される団体を目指し、現在の一般社団法人全国手話通訳問題研究会となりました。

202011131123040001この写真は講師の了解を得ています。

 

結成50年を間近に控え、この全通研のあゆみをしっかり学びなおす時間となりました。

 

1968年 全国手話通訳者会議

1974年 全国手話通訳問題研究会結成

1984年 創立10周年

1990年 全都道府県に支部をつくる

1991年 5千人会員

1995年 阪神淡路大震災 手話通訳派遣の実施

2001年 1万人会員

2002年 全国手話研修センター

2005年 WASLI発足 市川会長アジア担当理事となる

2010年 一般社団法人取得

2011年 東日本大震災 被災地への手話通訳派遣

 

 全通研の歴史の流れを分かりやすく話していただきました。そして、全通研のHPに全通研の歴史が載っているのでそこからも学べます。

これからICTの時代になったことで電話リレーサービスとオペレーターの問題について考えていかなければならないと触れられました。

  「手話言語」通訳と規定する動きがあるが、全通研が長年主張してきた支援者としての活動、水野真木子先生(金城学院大学)の言葉を借りれば「コミュニティ手話通訳」の役割をどう生かし、位置づけていくかという議論がもっと必要ではないかと語られました。

 今回の講座を受けて本棚にある古い会報や冊子、全通研学校講義集などを今一度読み直そうと思いました。

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講師のお話に出てきた冊子

・こぶしの叫び

・ともに豊かな暮らしを

・みんなでめざそうよりよい手話通訳

・結成から法人格取得までの歩み

・keep evolving~発展し続ける全通研~

・全通研がめざす手話通訳制度

 

(理事:荻島洋子)

 

 

 

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