手話関係者の健康フォーラム2019 in香川
2020年2月24日(月・祝)香川県社会福祉総合センターにて、
「手話関係者の健康フォーラム2019in香川」を開催しました。
このフォーラムの主催は、手話関係者の健康を考える3団体委員会です。
(一般財団法人全日本ろうあ連盟/一般社団法人日本手話通訳士協会/一般社団法人全国手話通訳問題研究会)
手話通訳者だけでなく、手話講座の講師を担っているろう講師や聴覚障害者の支援者など、
「手話関係者」にも体調が悪くなるケースが増えてきています。
手話や聴覚障害者に関わる人が集い、ともに学習する場を提供しています。
地元の香川支部・協会の方にも協力していただきました!
講演「手話通訳者のメンタルについて」
講師 重田博正氏(大阪社会医学研究所 顧問)
「ストレス」(結果)と「ストレッサー」(原因)の話があり、
日本での取り上げ方は結果としてのストレス・個人に対する対処法だけを
取り上げていることが多い。環境などの原因を小さくすることが重要である。
手話通訳者のストレッサーは、
「作業の過密性」聞き漏らしないように、見逃さないようにと緊張の連続であること。
「他律性」他者の話すスピードに合わせる、自分の感情や思考とは別物の言葉を変換すること。
「感情の動員と管理→感情の流れ」表情を作るには感情移入しなければならないこと・・・
日頃、自分たちでしている「通訳業務」を考えると「なるほど!」の連続でした。
「活動と私生活との心理的な切り離しをすること」では、疲れたら休む。
手話活動とは違うところで気分転換する。
「健康のために○○する」ではなく、「○○をする」生活そのものを楽しむことがよい。
聞いている自分の「心」が軽くなっていくのがわかりました。
お昼休みに香川「うどん県」堪能しました!
午後はストレッチをおこない、グループワーク。
「日頃の活動について考えてみよう!」をテーマに6つのグループに別れて、話し合いをしました。
「通訳現場でこんなことがあった」「自分だけだと思っていたら・・」「いろんな人と話ができて良かった」
などの意見をいただき、グループで学ぶ大切さに気づかされました。
高松駅近く「玉藻公園」 「花嫁ソフトクリーム!美味しかった!」
(文/全通研理事 桐原サキ 写真/全通研 事務所長 浅井貞子)
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