垰田和史先生の第71回保健文化賞受賞を祝う会
とてもよく晴れた2月11日(火・祝)の12時半から、
京都の御所西にある京都平安ホテルの2階朱雀の間において、
「垰田和史先生の第71回保健文化賞受賞を祝う会」が行われました。
ちなみに保健文化賞とは、今回が 71 回目で、昭和 25 年に創設されて以来、
第一生命保険株式会社が主催し、厚生労働省、朝日新聞厚生文化事業団、
NHK 厚生文化事業団の後援により毎年継続して実施されています。
その栄えある賞に垰田和史先生が、頸肩腕障害の調査研究に取り組み、
手話通訳者の健康を守るルールを普及させ、手話通訳者の健康管理制度の
構築に貢献したことで受賞されました。
この祝う会は、全日本ろうあ連盟、全国手話通訳問題研究会、
日本手話通訳士協会、滋賀医科大学の北原照代先生による主催で開催されました。
参加者は全国から70人が集まりました。8つのテーブルに分かれて座りました。
まず、受賞式典が行われました。司会進行役は、本会の伊藤利明理事が務めました。
最初に、実行委員長である全日本ろうあの石野富志三郎理事長よりあいさつがありました。
この保健文化賞を受賞された垰田先生の功績をたたえておりました。
日本手話通訳士協会の小椋英子会長より、花束の贈呈がありました。
続きまして、垰田先生のミニ講演が行われました。
頸肩腕障害、頸腕検診、よりパンの意義、12月17日に皇居で行われた授賞式などを
スライドで紹介していただきました。
そして、13時20分から祝賀会が始まりました。
私から開式のあいさつを述べました。
①呼吸器内科か頸肩腕障害をやるか悩んだ末、頸肩腕を選択され産業医として進まれたこと
②手話通訳者の健康調査を1990年から5年ごとに実施しているが、滋賀医科大学を退職後も垰田先生には関わっていただけること
③垰田先生を陰ながら支えてきた奥様はじめご家族のみなさまに対して感謝したい
とあいさつしました。
乾杯の音頭を滋賀医科大学の北原照代先生がとりました。
長年、一緒に働いていたこともあり、感無量だったことと思います。
その後、会食や歓談をして参加者同士交流をしました。
その途中に、垰田先生の功績を紹介したスライド発表がありました。
司会の伊藤利明さんがそのスライドの解説をしました。
そして、関係者の皆さんより思い出話をしていただきました。
トップバッターは、元けいわん患者会の内野和弘氏でした。
2番目は仙台錦町診療所産業医学検診センターの広瀬俊雄氏、
続いて全日本ろうあ連盟の黒﨑信幸氏と北野雅子氏、
全通研の近藤幸一氏、
士協会の鈴木唯美氏でした。
それぞれユニークで想いを込めたお話をしていただきました。
最後に、記念品の贈呈です。石野実行委員長から、記念品の紹介がありました。
NHKテレビの朝ドラ「スカーレット」のモデルと言われています神山清子さんが作られた
信楽焼を選ぼうと思ったそうですが、残念ながら神山さんは現在、作品は制作されていない
とのことで地元の人に神山さんの作品を販売しているお店を紹介していただき購入した
花器を贈りました。
記念品のもう一つとして、私から旅行券をお渡ししました。
垰田氏からさっそく「奥様と一緒に旅行に行く。」と宣言されました。
そして、垰田先生から謝辞がありました。
閉会のあいさつとして、小椋英子氏からありました。
場を移して、参加者一同で記念写真を撮り、解散しました。
垰田先生の人柄からか、とても雰囲気の和やかな祝う会でした。
垰田和史先生、保健文化賞受賞、おめでとうございます。
これからも健康調査などを含めて引き続きご協力をお願いします。
(文・写真/全通研会長 渡辺正夫)
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