第5回全通研アカデミー~全通研学校Ⅲ~(東北会場)
11月17日(日)、秋晴れの下、仙台市太白区中央市民センターで
「第5回全通研アカデミー~全通研学校Ⅲ~(東北会場)」が開催されました。
午前中は全通研アカデミー、午後からは東北ブロック研修会と盛りだくさんな1日でした。
各地から続々と参加者が集まってきます。
午前中の全通研アカデミーは、全国手話研修センター常務理事の小出新一氏を講師に招き、
「若者が夢と希望を持てる手話通訳者養成を」のテーマで講演いただきました。
前半は「情報保障の現状」と「手話通訳者制度の歴史と現状」についてのお話でした。
日本の手話通訳者像(←圧倒的に女性で、高齢化している…)について、
よく耳にはしますが改めて学びました。
そこには日本の通訳者養成の構造が大きく関係しており、
高等教育の過程がある外国とは大きく異なるとのこと。
また、日本で最初の手話サークルである「みみずく」発足当時のことや、
ボランティアとして広まった手話通訳活動が、国の事業として開始されるまでのお話もありました。
後半は「手話をめぐる環境の変化」と「社会福祉の現状と課題」についてのお話です。
手話言語条例制定の広まりや情報保障媒体(電話リレーサービス、遠隔手話サービスなど)の
多様化など、社会状況はめまぐるしく変化しています。
それによって、営利企業の参入や、手話通訳サービス事業所が増えることにより
行政による随意契約から入札へ…という可能性についてお話されていました。
社会福祉の現状と課題についてもわかりやすくお話していただきました。
最後に手話通訳制度の発展のために、大学などでの手話通訳者の養成、職員研修の充実など、
手話通訳事業の評価システムの提案などについて教えていただきました。
手話をめぐる環境や、現在の社会情勢など、講演の中で「変化」という言葉がたくさん出てきました。
変化をどう捉えていけばいいのでしょうか。
怖がるだけか?受け入れるだけか?大切なものを見つけていくのか?
小出さんの講演の中にたくさんのヒントやアドバイスがあり、
一緒に頑張っていこうというメッセージにも聞こえました。
はるばる東北まで貴重な講演に来ていただき、ありがとうございました。
午後の東北ブロック研修会「電話リレーサービスの現場から」も盛況のうちに終了し、
あっという間の1日でした。
東北の皆さんと一緒に学びを深めることができ、
「久しぶり~!」なんて声があちこちから聞こえたのも嬉しかったです。
また、会場設営や要員等、運営にご協力いただいた支部の皆さま、東北ブロックの皆さま、
ありがとうございました。
(文・写真/全通研理事 櫻井直子)
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