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2019年10月17日 (木)

手話を広める知事の会

1015日(火)、衆議院第一議員会館で3つの催しが開催されました。

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はじめに、台風19号の死者や被害に対して黙祷が行われました。

亡くなった方およびその家族に対して哀悼の意を表すると共に

被害に遭われた方々に心よりお見舞い申し上げます。

そして、一日も早い復旧・復興をお祈りいたします。

 

一つ目は、鳥取、徳島両県の聴覚障がい者支援団体間の

「災害時におけるきこえない・きこえにくい人の支援連携協定」締結式です。

2会議室において、945分から1025分まで行われました。

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これは、自然災害をはじめとする危機事象が発生した際に、

手話通訳者の派遣等による「きこえない・きこえにくい人」の支援を行うことを目的としてはじめるもので、

その締結式が行われたのです。

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協定を締結した団体は、公益社団法人鳥取県聴覚障害者協会、社会福祉法人徳島県社会福祉事業団、

特定非営利活動法人徳島県聴覚障害者福祉協会の3団体でした。

その立会人として、平井伸治鳥取県知事、飯泉嘉門徳島県知事のお二人が締結を見守りました。

 

この締結に当たり、平成163月に「鳥取県と徳島県との危機事象発生時相互応援協定」を締結していることを踏まえて、

今回のきこえない・きこえにくい人たちへの情報保障を提供するものです。

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両県の知事は、この仕組みを全国に広めていきたいと決意を述べておりました。

 

二つ目は、令和元年度手話を広める知事の会総会です。

大会議室にて、1030分から12時まで、連盟加盟の団体の参加もあり、大勢の参加者の元に開催されました。

平井伸治会長(鳥取県知事)の挨拶に始まりました。

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全国知事会の会長であります飯泉嘉門氏(徳島県知事)より挨拶がありました。

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続いて来賓の挨拶として、日本財団の前田晃専務理事、全日本ろうあ連盟の石野富志三郎理事長、全国手話言語市区長会会長の星野光弘(富士見市長)より挨拶がありました。

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大勢の国会議員の挨拶もありました。

国会議員の皆様もご自分で手話表現される方も多く見られました。

議事進行は小岩正貴副会長(長野県副理事)が担当しました。

事業報告、事業計画、役員体制が滞りなく議決されました。

 

平井伸治会長から、緊急提案として、手話を広める知事の会として、

全日本ろうあ連盟及び被災地の都道府県の聴覚障害者協会と一緒に協働して取り組む、

「台風19号の被災地の避難所への手話手話通訳者・要約筆記者等の派遣について」の緊急提案が出され、

これも満場一致で議決されました。

 

このあと、筑波技術大学の大杉豊教授の「手話言語を学ぶ」と題してのミニ講演がありました。

参加の都道府県の知事(代理を含む)と来賓の方々による記念撮影をして無事に総会を終えました。

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三つ目は、全日本ろうあ連盟主催で、手話言語の認知と手話言語法早期制定を求めるフォーラムが、

同じ大会議室で1時から445分まで行われました。

主催者挨拶として、全日本ろうあ連盟の長谷川芳弘副理事長から映画とデフリンピックのことの挨拶がありました。

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続いて来賓挨拶がありました。最初に、日本障害フォーラム副代表の藤井克徳氏、障害者権利条約推進議員連盟事務局長で衆議院議員の笹川博義氏、障がい者スポーツ・パラリンピック推進議員連盟及びデフリンピック支援ワーキングチーム事務局次長で衆議院議員の牧島かれん氏、そして、日本財団ソーシャルイノベーション本部公益事業部長の石井靖乃氏からそれぞれ挨拶がありました。

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そして、4つの団体から報告がありました。

(1)特別報告「鳥取県の取り組み」鳥取県知事 平井伸治氏

(2)「連盟の取り組み」全日本ろうあ連盟理事長 石野富志三郎氏

(3)「全国手話言語市区長会の取り組み」会長富士見市長 星野光弘氏

(4)「手話言語条例と手話通訳制度について」全通研会長 渡辺正夫氏

 

私は短い時間の中、①全通研の紹介、②健康問題、③正規職員化の3つについて説明させていただきました。

また、パンフレットとろう者の権利が特集された研究誌146号も合わせて紹介させてもらいました。

知事の会にも配布させていただきました。

休憩を挟み、「ろう児の言語獲得について」をテーマにしたパネルディスカッションが行われました。

 

パネリストは、中澤操氏(秋田県立リハビリティション・精神医療センター副院長)、

武居渡氏(金沢大学人間社会研究域学校教育系教授)、河﨑佳子氏(神戸大学国際人間科学部教授)、

大杉豊氏(筑波技術大学障害者高等教育研究支援センター教授)の4氏でした。

そして、コーディネーターは久松三二氏(全日本ろうあ連盟事務局長)が務めました。

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それぞれの専門分野について分かりやすい説明がありました。

特に、大杉豊氏から「言葉のシャワーを浴びて聞こえる子どもは育つ。

それと同じように聞こえない子どもが手話言語のシャワーを浴びる環境をどう作り出すか」

が課題であると話されたことがとても印象に残りました。

 

指定発言として、全日本ろうあ連盟の小中栄一副理事長から発言がありました。

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そして、神奈川県福祉子どもみらい局の香川智佳子局長と

一般社団法人神奈川聴覚障害者連盟の井上良貞副理事長の2人により宣言が読み上げられました。

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最後に、日本手話通訳士協会の川根紀夫理事から、閉会の挨拶があり、

無事にフォーラムが終わりました。

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(文・写真/全通研会長 渡辺正夫)

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