手話関係者の健康フォーラム2018in神奈川
2月23~24日、「手話関係者の健康フォーラム2018in神奈川」(以下、健康フォーラム)開催のため、神奈川県横浜市の横浜ラポールに行ってきました。
新横浜駅から歩いていきましたが、ラポール行きの専用バスが頻繁にでていることにびっくりしました。中に入ると障害者の施設利用が多いことにさらにびっくりしました。特に障害者スポーツを行う方が多かったです。陸上、卓球、水泳等々さらにボウリングもされておられました。この中から2020東京パラリンピックの選手が多く出るのかなと思いながら少し早く着いたので見学しておりました。
23日は、健康フォーラムの主催である「手話関係者の健康を考える3団体委員会」の会議が14時からあり、24日の行事の担当等の最終確認や各団体の健康問題についての情報交換等を行いました。
※手話関係者の健康を考える3団体委員会
〈構成団体〉一般社団法人全国手話通訳問題研究会
一般財団法人全日本ろうあ連盟
一般社団法人日本手話通訳士協会
会議終了後、地元神奈川の内田さんやパネラーの堀米さんも合流して、ホテル近くの居酒屋で交流会を行いました。その後、男性4人だけで、かの有名なラーメン博物館へ行き、昆布が有名な利尻ラーメンを食べました。おいしくて利尻島へ行きたくなる昆布ラーメンでした。
24日の10時から、健康フォーラムが61名の参加で行いました。今回で、3団体が主催になって6回目です。最初に、基調報告として「みんなが働きやすい環境づくり~世界の動き、日本の動き」のテーマで、公益財団法人社会医学研究センター村上剛志理事から、健康を守る4原則である睡眠・運動・栄養・保温について、労働基準法・労働安全衛生法・労働契約法での取り組み等の報告をいただきました。
引き続き、パネルディスカッションでは「働く環境と健康」をテーマに手話関係者の健康を考える3団体委員会の中西久美子委員長をコーディネーターに、パネラーとして竹内恵子氏(横浜ラポール聴覚障害者情報提供施設 施設長)、堀米泰晴氏(関東ろう連盟理事長・一般社団法人群馬県聴覚障害者連盟 副理事長)、桐原サキ氏(山梨県笛吹市保健福祉部福祉総務課 設置手話通訳者)が、それぞれの立場から現状と課題と今後についての発表がありました。竹内氏の「電話リレーサービスをやらなきゃいけないのはわかるが誰が責務を担うのか」の言葉が心に残りました。
午後は6グループに分かれて、「日ごろの活動について考えてみよう!」をテーマに話し合いました。住んでいる地域を考慮してのグループ分けをしました。「他の地域の状況が分かり参考になった」「自分の地域では本音が言いにくいが、同じ仲間として気軽に言えた」「精神的に気持ちが軽くなった」などの感想が寄せられました。元患者や療養中の方の参加もあり、貴重な経験話や予防についての話を聞く機会ができていたと感じました。最後にグループ発表をして和気あいあいのうちに終了しました。
(文・写真/全通研理事 伊藤利明)
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