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2019年2月21日 (木)

第4回N-Action合宿in岡山が開催されました

4N-Action合宿in岡山が開催されました

日時:2019216日(土)~17日(日)

会場:ピュアリティまきび(16日)

   きらめきプラザ  (17日)

 

今年度の会場は、岡山県でした。全国8ブロックから29名(委員含む)の参加でした。

委員は、当日の朝1030分に岡山駅に集合し、昼食を兼ねての会議を行いました。その後会場に向かい、会場準備をしました。パネルディスカッション担当のパネラーとファシリティターの委員は打ち合わせです。


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受付を手伝っていただいた岡山支部のお二人と、N-Action委員

 

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パネルディスカッションの打ち合わせ中のパネラーとファシリティター担当委員

 

 

1日目 216日(土)

1300~ 参加者受付

1330~ 開会式

     全通研N-Action委員会 2018年度活動報告

     パネルディスカッション「N-Actionの展望~現在・過去・未来~」

     パネラー/小山秀樹(全通研組織部長)

         髙田浩次(全通研理事/元全通研N-Action委員会委員)

         伊從澄恵(全通研N-Action委員会委員長)

     全体討議

     参加者が事前に提出した討議内容についての意見交換

1700~記念撮影

1800~交流会

 

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2018年度活動報告をする伊從委員長

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パネルディスカッションのようす


パネルディスカッションでは、「N-Actionの展望~現在・過去・未来~」をテーマに、まず、若い人のつながりを作るために全通研非公式の団体としてU-35を結成した当時の様子から、U-35を全通研の組織とするための要望が代議員会で出されたことなど、N-Action立ち上げまでの経過の話がありました。U-35を組織化するにあたって、2014年準備委員会を設け、組織の名称や形態などを協議しました。全通研次世代活動委員会(N-Action)とすることになりました。初代のN-Action委員として高田理事が参加した時、先ずは、組織化をして何をしたいのかを書式化する必要があり、苦労したこと等が話されました。

 

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全体討議では、討議したい課題について意見交換をしました。

事前に投稿された課題は「手話サークルのあり方」「先輩とのコミュニケーションの方法」「会員拡大について」「支部でのN-Actionの立ち位置」などです。

 

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討論後には交流会です。初めて参加の方も、参加経験者もすぐに打ち解ける仲間たち。これぞ全通研!この笑顔があれば、全通研の未来は明るいなぁと思える瞬間です。


2日目 217日(日)

915~ 講演「災害時における私たちの役割①」

    講師/岡山市危機管理室

    【内容】

・西日本豪雨の現状と課題(講演)

      ・HUGを通じて役割を考える(演習)

1240~講演「災害時における私たちの役割②」

    講師/岡山県手話通訳問題研究会 川手秀己 氏

    【内容】

      ・西日本豪雨における地域のろうあ者、通研会員、サークル会員の被害状況について

      ・三団体会議について

      ・災害の活動を通して伝えたいこと

    グループワーク

    講演・演習を終えて感想、意見、自身の地域の災害に関する取り組みなど

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HUG(避難所運営ゲーム)は、地震の被害などの条件設定のある中で、次々に来る避難者の状況にあわせて、避難所のどの場所が適切なのかを判断しなければなりません。カードには、避難者の状況が書かれています。家族、独居老人、持病がある、障害者、旅行中など。また、仮設トイレ、救援物資が運ばれてくる予定なども書かれています。読み手はある程度のスピードで読み上げ、アドバイスも行います。個人の判断もあるなかで話し合い決定していく手順を踏んでいきます。終了後に、各グループの結果を見て、それぞれの工夫などがわかりました。振り返りを行い、改善点や事前準備の大切さを学びました。

    

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●良かった点 

・まず、導線を確保した

・声の出しあいで情報共有できた

・地区別にしたことで、把握しやすかった

・見取り図を作った(地区ごと)

●大変だった点

・人を詰め込みすぎた

・後からの移動が多くなってしまった

・問題のある人の振り分けが難しかった

・次々と情報が入り、振り分けが難しかった

また、岡山支部の取り組みを聞くことによって、これから自分たちにできること、役割などについて考えるきっかけになりました。

●災害時にできること

・ろう者の安否確認をする

・手話での環境を作る→談話室など作れたら良い

・連絡網をつくる

・定期的に学習する

・人的資源、物的資源

・まずは自分の安全を確保

・避難所での通訳は、ろう者の命にかかわることになるが、情報提供ならできる

●地域では

・防災関係のイベントに参加する

・名簿の作成には、本人の了承が必要

・避難所体験

・ろう者と話しあう場が大切

 

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岡山県手話通訳問題研究会の川手氏は、「岡山県内の被害の状況」「聴覚障害者・関係者の被害状況」「被災者の声」「対策」「今回の取組みから」そして「災害を通して見えてきたこと」について講演しました。

講演の中で、手話通訳者が個人の意思で避難所を訪問したことで、避難所にいたろう者はやっと話せる環境になった、という話をされました。手話通訳者の存在と派遣のあり方なども課題は多くあることがわかりました。

 

 

二日間の合宿で、多くを学ぶことができました。

合宿のまとめを、満平副委員長が行い、小山組織部長の講評を受けて解散となりました。

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満平副委員長の合宿のまとめ

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小山組織部長の講評

 

(文・写真/全通研理事 荻島洋子)

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