全国手話言語市区長会 役員会・意見交換会
1月23日(水)、午後3時30分から5時まで、剛堂会館ビルの第1会議室にて、全国手話言語市区長会主催の役員会及び意見交換会に参加しました。
参加者は市長が24人参加されていました。
司会進行は、泉房穂明石市長が務めました。全国814の市区長のうち544市区長が市区長会に加入されていることが先ず発表されました。
会長挨拶の冒頭で田岡克介石狩市長の提案で「新年明けましておめでとう」の挨拶を参加者全員で手話で表しました。
市区長会も年々加入者が増えてきて、運営もそれなりの時間を割いて充実させていくことが話されました。
続いて、来賓紹介ということで、全日本ろうあ連盟の石野理事長と久松事務局長、全通研として私、士協会は川根副会長、全国手話研修センターの黒﨑理事長と小出常務、日本財団の筒井さんが紹介されました。
参加市長の紹介が一人一人ありました。
早速、議事に入りました。議長は田岡市長が務めました。
議事提案を十屋幸平副会長(日向市長)から発表されました。
2019年度の総会、手話演劇祭、意見交換会などの計画案が提案されました。
「異議なし」ということで承認されました。
続いて基調講演がありました。
講師は本名信行青山学院大学名誉教授で、テーマは「手話言語法の制定に向けて」でした。
①手話言語法の言語学的正当性
②人間は生物学的特徴としてことばをもって生まれてくる
③手話は人間のもうひとつのことば
④手話の発展のために~手話言語法の波及~
の4つを柱にお話がありました。
特に、「人間は生まれながらにして『ことば』を持っている」ことについては、言語環境を整えることが必要との話に、なるほどと思いました。
その後、意見交換の最後の場面で、全通研から資料として配った研究誌(第146号)のこと、『ゆびもじえほん』のことを情報提供させていただきました。
是非とも、市区長会に加入しているところについては、全通研のことを知ってもらうような働きかけが必要であると強く感じた次第です。
役員会・意見交換会は、予定どおり午後5時に散会しました。
(文・写真/全通研会長 渡辺 正夫)
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