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2018年8月28日 (火)

ろう教育を考える全国協議会定期総会及び全国討論集会に参加して

サマーフォーラムin沖縄が終わって間もなくの8月24日(金)~26日(日)の3日間、富山市で特定非営利活動法人ろう教育を考える全国協議会の定期総会及び全国討論集会がありました。全通研は団体正会員として加盟しており、理事1名を監事として出しています。

今回は前日に富山入りしましたが、台風20号が私の地元の徳島に接近・上陸する予報もあり、台風から逃げる形で移動しました。(私が乗ったお昼前の特急がその日の最終便だったそうです…)

  

24日は富山県聴覚障害者センターで理事会と定期総会がありました。

富山県は今年4月に手話言語条例が制定され、地元の運動の取り組みがまとめられていました。

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定期総会には全通研の代表として長谷川理事も出席し、議長をつとめました。1年間の事業報告や会計報告、これからの事業計画や予算案の説明があり、議長のスムーズな進行によりすべての議案が可決されました。また、今年は役員改選となり、山根昭治理事が新理事長として選任されたほか、私が引き続き監事をつとめることも承認されました。

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長谷川達也理事(全通研)        山根昭治理事(全日本ろうあ連盟)

センターの近くには富岩運河還水公園があり、ここには世界一美しいと言われるスターバックスコーヒーもありました。総会終了後の夕方5時頃に立ち寄ったのですが、それでも多くの方が訪れていました。

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25日からは討論集会で、全国から242名の参加がありました。この集会の実行委員会には全通研の富山支部も参加しており、聞いたところ多くの会員さんをはじめサークルに所属する方も要員として集会の運営に協力していました。お世話になります。

 

初日の午前中は全体会として「今、私たちが望む手話教育のあり方とは?」というテーマでパネルディスカッションがありました。私自身も教育に関わる立場にいるのでよく分かるのですが、学校教育の基本的な指針となる新しい学習指導要領の施行が迫り、学校はこれから大きく変わろうとしています。その中でろう教育、特に手話学習やろう学校のあり方などをどうすれないいのか、学校関係やろう教師等の立場からさまざまな意見が交わされたほか、会場からも意見が出されました。

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また、この全国討論集会が今年は30回を迎え、これまでの30年間の集会を振り返るパネルが展示されていました。平成の間続いてきた歴史の重みを感じましたが、その中に、全通研の伊東雋祐運営委員長(当時)による「ろう教育の現状」の概要も展示されていました。このとき私はまだ全通研に入る前だったのですが、当時の状況を踏まえたろう学校の現状を伊東運営委員長がどのように思っているのか、聞いてみたいと感じた瞬間でした。

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午後から26日の朝にかけて4つの分科会に分かれ、ろう学校での授業実践や子どもたちへの支援、子どもたちや教員に対する手話教育についてなど、各地での現状や課題について討議がなされました。また、早瀬憲太郎氏による絵本手話語りの講座もありました。そして、「明日へ向けてのアピール」が発表され閉会となりました。

富山市内は35度を超える猛暑日となりましたが、暑い中全国各地から集まった皆さんが、それぞれの立場でろう教育の発展に向けて取り組みが進むことを期待した3日間でした。

来年の全国討論集会は、8月上旬に群馬県で開催される予定です。

 

(文・写真/全通研理事 髙田浩次

2018年8月13日 (月)

第4回全通研アカデミー~全通研学校Ⅲ~ <関東会場>

728日(土)第4回全通研アカデミー<関東会場>が、東京都港区障害保健福祉センター(ヒューマンぷらざ)6階多目的ホールで開催しました。

台風12号の影響で、開催も危ぶまれましたが66人の参加がありました。

また、西日本集中豪雨の支援金のお願いをして総額15,182円の協力をいただきました。

                             

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1講座「高齢障害者 65歳の壁」

講師:三輪祥子氏(NHK制作局第1制作センター文化・福祉番組部ディレクター)

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 65歳問題とは、障害のある方が「障害福祉サービス」を利用して、ヘルパーを利用したりリハビリを受けたりすることができていたのが、65歳になった途端、「介護保険」に自動的に切り替わることになり、いままで、利用していたサービスが受けられなくなったり、時間制限がされたりしてしまう。年齢で制度が分かれてしまうことにより、サービスの質が低下し、障害者自身の自立を奪われてしまう状況になってしまう。

 聴覚障害者の場合、「サービス」を受ける人が少ないが、重複の障害を持っている方にとっては、死活問題である。

 また、高齢の聴覚障害者が「介護認定」を受ける時、移動動作を重視した区分になっているため、認定は軽く見られてしまう。

 ケアマネージャーが、聴覚障害者のことを理解している方であれば、サービスの質が保たれるが…現実は厳しい。

 

2講座「明石市の手話言語・障害者コミュニケーション条例の取り組みについて」

 講師:山田賢氏(明石市福祉局福祉政策室 福祉総務課障害者施策担当)

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   明石市手話言語に関する特徴として

   1 市長の強すぎる思い

   2 手話通訳士職員が施策推進に関わっている 

   3 ろうの市議会議員の存在

 市長の言葉で、「障害のある人の暮らしにくさは行政の責任。行政の中で市民に一番近いのは基礎自治体である市。つまりその代表者、市長である私の責任」と熱く語ったことが印象に残った。

 また、山田氏がこの条例作りを通して感じたことを話された。手話通訳者の存在が「天使のように感じた」の言葉に、私たち手話通訳者は感動しました。

会場からは、「ipadの支給対象者の条件や台数」、市内小学校への手話指導方法や「筆談マニュアル」のリーフレット作成についての質問が出されました。

 

山田さんは公務員とは思えないような?おしゃれな方でした。

最後、関東ブロック長の相川さんを中心に記念撮影。

当日は関東ブロックの役員の方々がさまざまな協力をしてくださいました。

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(文/全通研理事 桐原サキ  写真/全通研会長 渡辺正夫)

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