第66回全国ろうあ者大会
第66回全国ろうあ者大会の前夜祭と式典に参加してきました。
6月9日(土)の前夜祭会場は、大阪駅の近くの大阪新阪急ホテルでした。
このホテルについて、ろうあ連盟の長谷川副理事長は、「中学3年生の時にテーブルマナーを学んだ懐かしいホテルです」と思い出を語ってくれました。
6時から受付開始。どんどん集まってきてあっという間に会場は、いっぱいの人で埋め尽くされました。
オープニングでは、力強い和太鼓を披露してくれました。
和龍耳と大阪府立聴覚支援学校龍の子の2つのグループでした。
司会は、実行委員の葛迫直人さんでした。
大竹浩司実行委員長の挨拶、主催者である石野富志三郎理事長の挨拶。
そして、泉房穂明石市長と薬師寺みちよ参議院議員による来賓の挨拶がありました。
乾杯の音頭は、厚生文化賞を受賞された北野雅子さまからでした。
余興に、ジャグリングGTと高齢者介護施設の「あすくの里」のよさこいが披露されました。よさこいではアンコールが出て、再度、参加者も一緒によさこいを踊りました。
大変美味しいフランス料理を堪能し、時間も9時を過ぎての楽しい前夜祭が終了しました。
6月10日(日)、朝9時頃に会場である大阪城ホールに行きました。
受付には長い長蛇の列が出来ていました。
会場の中に入ってみて本当にびっくりしてしまいました。
四方に広がる大きな会場でした。
でも、4,500人を超える人たちが集まったので、大きな会場もいっぱいになりました。
小椋武夫理事の司会で早速、式典が始まりました。
開会のことばは吉野幸代理事でした。歓迎の挨拶を大竹浩司実行委員長から、大会会長の挨拶を石野富志三郎理事長がしました。
歓迎のことばを松井一郎大阪府知事と鍵田剛大阪市副市長から頂きました。
お二人ともはじめの挨拶を手話で披露されました。
続いて、表彰状と感謝状の贈呈がありました。
厚生文化賞として北野雅子様、林智樹様(代理 林律子様)、
一般社団法人日本デフバレーボール協会女子チーム様に贈られました。
感謝状は、福岡県の大澤五惠理事長、静岡県の藤原基時会長、岩手県の千葉孝会長にそれぞれ贈られました。
主管団体表彰では、公益社団法人大阪聴力障害者協会推薦で栖川興道(すがわこうどう)様、社会福祉法人大阪聴覚障害者福祉会推薦で森本成毅(もりもとしげき)様のお二人が表彰されました。
受賞者を代表して北野雅子様から挨拶がありました。
手話で話が出来るように手話通訳者が必要だと思い、必死に手話通訳者を育成したことを話してくれました。
そして祝辞として、厚生労働大臣の代理で自立支援振興室の田仲教典室長、文部科学大臣の代理で特別支援教育課の庄司美千代調査官からありました。
来賓紹介で、全通研の私も「本日はおめでとうございます。ともに頑張りましょう。」と簡単にことばをかけさせてもらいました。
祝電として、日本障害フォーラムの阿部一彦代表からメッセージの紹介がありました。
ここで来賓は退席し、式典は終了しました。
1時間を過ぎる時間があっという間に過ぎてしまいました。
雨が心配されましたが、どうにかお昼までは雨にならずに終了することが出来ました。
大会中の6月9日(土)に旧優生保護法下に行われた強制不妊手術について記者会見が行われました。聴覚障害者男女6人が記者会見に出席しました。全国の新聞でも取り上げられました。ぜひ、新聞記事を参考にしてください。
2019年の第67回全国ろうあ者大会は、宮城県の仙台市で、6月13日(木)から16日(日)まで行われる予定です。
(文・写真/全通研会長 渡辺正夫)
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