電話通信サービスのユニバーサル化を考える大学習会
2月16日(金)、全日本ろうあ連盟主催の「電話通信サービスのユニバーサル化を考える大学習会」が開催されました。会場は、衆議院第一議員会館1階の多目的ホールでした。約100人の参加がありました。
この大学習会は、電話リレーサービス普及啓発推進事業の電話リレーサービス制度化検討委員会が主に担当として開催されました。
司会は、小椋武夫全日本ろうあ連盟理事が担当しました。
まず、主催者である全日本ろうあ連盟の石野富志三郎理事長の挨拶がありました。
続いて、日本財団の尾形武寿理事長、野田聖子総務大臣、宮嵜雅則厚生労働省障害保健福祉部長、そして、その都度参加された国会議員の方々から、挨拶を頂きました。
川森雅仁慶應義塾大学特任教授からビデオメッセージが放映されました。
次に第一部として
(1)DVD放映 「電話リレーサービスとは」
(2)「海外・日本の状況」 井上正之筑波技術大学准教授
(3)「日本財団の取り組みについて」 石井靖乃公益事業部部長
(4)「情報提供施設協議会の取り組みと課題」 小竹安治全国聴覚障害者情報提供施設協議会理事
それぞれの立場から、説明がありました。
休憩後に第二部のパネルディスカッション「電話リレーサービスの制度化について」がありました。
コーディネーターは、小中栄一副理事長でした。
(1)盛山 正仁 衆議院議員(ユニバーサル社会推進議員連盟 事務局長)
(2)尾形 武寿 日本財団理事長
(3)村井 純 政策・メディア研究科委員長 環境情報学部教授
(IOT新時代の未来ふくり検討委員会 座長)
(4)井上 正之 筑波技術大学准教授
(5)石野 富志三郎 全日本ろうあ連盟理事長
5人のパネラーからそれぞれ5分程度、課題提供がありました。
フロアーから千葉の植野さん、共用品推進機構の星川さんからの発言がありました。
また、今回の大学習会の決意表明を小川光彦全日本難聴者・中途失聴者団体連合会理事から読み上げられ、最後にパネラーと共に壇上で頑張ろうと拳を上げました。
最後に、私たち全通研の立場で、この電話リレーサービス制度化検討委員会に参加している宮澤典子事から、閉会の挨拶がありました。
全ての日程を無事終了して解散しました。
今後、機器による通信サービスと現在行われている福祉サービスとしての手話通訳をどのように整理していくのかが問われているのだと感じました。
また、2020年に東京で開催される東京オリンピック・パラリンピックまでに、情報アクセシビリティにおける情報保障をどこまで整備していくのかも課題となっています。
(文・写真/全通研会長 渡辺正夫)
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