2017年度支部長会議
2017年10月8日から9日にかけて、神戸市勤労会館で支部長会議を開催しました。この会議は、全国47支部の支部長が一堂に会し、5月の代議員会で議決された全通研の運動方針の実践と徹底、そして必要な方針の具体化を図ることを目的に、毎年10月に開催しています。
はじめに、渡辺会長からのあいさつがあったあと、日本障害者協議会(JD) 理事の佐藤久夫先生をお招きし、「障害者福祉の動向」という演題で講演がありました。
障害者権利条約がもたらした「国際監視システム」や障害者差別解消法をどう活用するか、また「我が事・まるごと地域共生社会」の内容と課題についてわかりやすく説明してくださいました。「我が事・まるごと地域共生社会」については昨年の支部長会議でも話が出ましたが、具体的内容が明らかになりそれが課題を持っているのか、考えることができました。
その後、事前に支部から回答のあった支部アンケートの集計及び分析結果を伊藤事務局長及び佐々木理事が報告した後、全体で意見交換を行いました。
昨今制定が進む手話言語条例についての意見や、支部で行われている魅力ある行事や活動についての話が出ました。
1日目はこれで終了し、場所を移して「もう一つの支部長会議」とも言われる交流会がありました。支部長と理事・監事が同じテーブルでさまざまな情報交換を行ったり、中国ブロックが進行のもとでゲームを行いました。2時間足らずの交流会は大いに盛り上がりました。
2日目は「運動」「事業」の2つのテーマで2つずつ、計4つのグループに分かれてグループ討議が行われ、時間いっぱい活発な討議がなされました。
午後に再び集合し、担当の理事からグループ討議の報告がありました。
最後に近藤副会長から、グループ討議を受けたまとめの話がありました。
この2日間で討議した内容こそ、今年度下半期の支部活動につながっていくものと思います。全通研の活動を一層充実させ、聴覚障害者福祉と手話通訳者の社会的地位の向上をめざして、各地で活発な活動が進められることを期待しています。
参加した皆さま、お疲れ様でした。
(文:全通研理事 髙田 浩次)
(写真撮影:全通研事務所)
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