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2017年8月 9日 (水)

第3回全通研アカデミー~全通研学校Ⅲ~<東海会場>

2017年7月29日(土)に みえ市民活動ボランティアセンター アスト津 で

「第3回全通研アカデミー~全通研学校Ⅲ~」<東海会場>が開催されました。

 

9時に集合し、三重支部のみなさんと会場設営です。

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北は北海道、 南は九州から74名の参加でした。

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第1講座担当の石野富志三郎理事長と手話通訳者の打ち合わせです。

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受付と書籍販売を担当してくれた、三重支部のみなさまです。

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第1講座 テーマ:「他団体から見る全通研」

     講 師:石野富志三郎氏((一財)全日本ろうあ連盟 理事長)

 

ご自分の生い立ちから話を進めていただきました。

滋賀県立ろう話学校時代の高等部生徒会長の時に、学校に対して、環境改善の3つの訴えをし、始業式ボイコットをした話や、相談員の時に出会った、ろう夫婦とのことなど、ろう運動に関わるきっかけなどを話していただきました。当時は、手話ではなく、手真似と言われていたことや、先生たちは猿まねと言っていたことなども話していただきました。

手話サークルの基本は、ろうの問題を一緒に学ぶという姿勢で立ち上げ、映画館で手話劇を演じて参加者にみてもらったそうです。なぜ、手話通訳者はケイワンになるのかを考えるようになったこと。労災認定までの経過を記した「手話はいのち」の本の紹介をしながら、一緒に活動していた手話通訳者の話をしていただきました。滋賀医科大学垰田医師の診察の結果「頸肩腕障害」と診断され、一年半かかって労災が認められるまで、全通研も一緒に戦いました。

その後、「よりパン」の作成に取り掛かり、通訳依頼の前に必要なこと、通訳交替の基準、通訳の立ち位置なども考えて作ったので2年かかったと話していただきました。伊東委員長と市川委員長との思い出話もユーモアをまじえながら語っていただきました。本音でぶつかるのは大切だとも話していました。全通研会員の高齢化や将来の手話通訳にも触れ、完璧な手話通訳者はいませんと話されました。

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第2講座 講師大矢暹氏と手話通訳者の打ち合わせ。

 

第2講座 テーマ:「戦後70年と聴覚障害者の暮らし」

   講 師:大矢 暹氏((社福)ひょうご聴覚障害者福祉事業協会 理事長)

 

13:00~午後の講座が始まりました。

まず、参加者に「みなさんも今日は目的があって、集まってきてくれていると思う」と、投げかけがあり、淡路ふくろうの郷に入所されている、長崎の山崎栄子さんの話から始まりました。認知症にはなったけれど、平和活動を続けていくのが彼女の「役割」だと思うと話されました。他の入所者も、ろう者であったがために受けてきた辛い経験を話していただきました。

その後、戦時中のろう者がどう扱われていたのかと、話が進みました。国民優生法が戦時中に制定されたが、いわゆる断種法であったこと。子供を産むことができず、人形が僕の子供ですと話すろう者は、兄に言われて病院に行ったそうです。断種というのは、最初から作れないということです。知識もなく、親族に言われたまま行い、後に知ったと言うろう者もいると話されました。多くのろう者が、いかに理不尽な人生を強いられてきたかを話していただきました。平和でない時代がきたら、手話通訳のみなさんはどうしますか。連盟から言われたら戦争に行きますかと問われました。今、考えなければならない山積する宿題をいただいた気がしました。

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大矢氏の話を是非聞きたいと、東京から参加していただいた前田さん。今は聞こえなくなって、あらためて聞こえない人たちの気持ちが分かるような気がすると発言されていました。

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講演後に、参加者が購入した本にサインをする大矢氏

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司会の岡野理事から、誰でも「役割がある」ことを胸にお帰りくださいとあいさつがあり終了。みんなで会場の片付けです。

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片付けも終わり、岡野理事からみなさまへの感謝のお礼をして、無事に終了となりました。

 

手話通訳のみなさま、地域要員のみなさま、三重支部のみなさま、お世話になりました。

今日、いただいた宿題を胸に刻み、また明日から活動に励みましょう。

 

(文・写真/全通研理事 荻島洋子)

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