9/4 ~全通研アカデミー 四国会場~
来年度のサマーフォーラム開催地広島県福山市から、新幹線に乗り出発です。
福山駅は、新幹線ホームからお城が見えます。春は桜がきれいですよ 。
▲伏見櫓と筋金御門(すじがねごもん)は国の重要文化財です。
台風の接近により、前日から開催について心配をされたと思いますが
参加者のみなさま、開催地のみなさまの熱意のおかげで
台風の影響もなく無事開催となりました。
とにかく瀬戸大橋線が運休にならなくてよかったです。
▲会場は香川県社会福祉総合センター 大会議室
部屋の前には、きれいな案内掲示板がありました。
しばらくすると、要員の皆さんが来られ
本の販売コーナーや会場の準備を担当されていました。
▲担当の四国ブロックの高田理事から挨拶と注意事項などの説明です
<講義1>は、「障害者差別解消法と聴覚障害者」というテーマで
植野慶也さんの講義です。
差別解消法ができた社会的背景と経緯や仕組み。
全国初の障害者差別禁止条例制定をした、千葉県の条例の取り組みの経過などの
話がありました。
合理的配慮が求められる「ろう者の社会的障壁(バリア)」は、
例を挙げて説明をされました。
障害者解消法の課題などについて、みんなで情報交換することも必要だと思いました。
<講義2>は 「高齢聴覚障害 者に必要な支援」というテーマで
大矢暹さんの講義です。
ハンセン病で社会から隔離された生活をおくった北条民雄の話から始まりました。
待ち望んで梅の木寮へ入居されたろう者の健康状態と
入居の際に医師から提供された診断書内容の話になりました。
診断書に記入された内容と見ただけでわかる身体の状況は
大きな違いがあったそうです。
「病気だから、歳だから、入院中だから、書けないから、言えないから無理だ」
ではなく、思いを引き出す援助が必要。
最後の舞台をやり切れる場所が必要だが、ろう者にはその場所がない。
それは差別ではないか?
人間には心の発達があり、相手の心を思いやって一緒に楽しんでいき、
相手の楽しみが自分の楽しみになる。それが発達です。
高齢者に必要な支援には、
「一人ひとりが大切にされているという実感が持てる関係 と集団作りが大切」
と話されました。
講義も無事終わり、帰りは南風アンパンマン電車を横目で見ながら
マリンライナーに乗って帰りました。
でも…本当は、アンパンマン電車に乗りたかったです。
四国ブロックのみなさま、大変お世話になりました。
(文・写真/全通研理事 山本典子)
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