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2016年9月 5日 (月)

8/28-29 聴覚障害者災害救援中央本部 拡大運営委員会

Uターン台風10号の進路が大変気になる時でしたが、
聴覚障害者災害救援中央本部の拡大運営委員会を4月の地震で大きな被害を受けた熊本県で開催しました。
 
羽田空港から熊本空港に飛行機で行きました。
東京も熊本も幸いにして雨が降っていませんでした。
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水前寺公園の裏に夏目漱石の旧邸がありましたので、そこに立ち寄りました。
旧邸に行くまでの間には、あちこち石垣が崩れていました。
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そして、旧邸について先ず、びっくりしたことがこの旧邸の前には、「洋学校教師館(ジェーンズ邸)」があったそうです。それが、今回の地震で全壊してしまい跡形もなくなってしました。
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本当にもの凄い地震だったのだと改めて感じました。
会議の前に地震の恐ろしさを改めて感じた次第です。
 
 
 
当日は、熊本聴覚障害者総合福祉センター2階の会場で午後1時から会議が開催されました。
聴覚障害者災害救援中央本部からの参加者です。
全通研は渡辺、岡野、相川の3人、
ろうあ連盟は石野本部長、久松事務局長、倉野さん、荒井さんの4人、
士協会から鈴木さん(2日目は林さん)、山下さん、加藤さんの3人、
事務局から杉石さん、山口さんの2人でした。
 
地元からは、
九州ブロックは太田さん、本村さんの2人
熊本は福島本部長、松永事務総括、小野康二さん、
小野尚寿さん、梶原さん、森田さん、小野真理子さん、
災害が起きてから日本財団の協力の下、聴覚障害者相談員として活躍されている中村愼策さん、
難聴者から宮本さん、
盲ろう者から阿部さん、
通訳者として6人が参加しての会議でした。
 
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最初に熊本県から現状報告がありました。
幸いにして聴覚障害者で亡くなった方や大きな怪我をした人はいなかった
との報告がありました。
また、聞き取り調査の報告もありましたが、調査方法については、
今後、質問項目や集計などを含めて改善しなければならない点が明らかになりました。
 
中村相談員から、これまで聴覚障害者との相談内容をまとめてくれました。
特に多いのがメンタル面での相談だとのことでした。
手話通訳の公的派遣が5月末までに行われましたが、
公的派遣の派遣場所や範囲など、この点についても
厚生労働省に対して要望しなければならない事項が指摘されました。
 
熊本地震を受けて、皆で元気になろうということで、
9月18日(日)、19日(月)に熊本聾学校において日本財団の協力を得て
イベントが開催されることが決まりました。
 
 
最後に石野本部長から本日の会議のまとめが発表されました。
そして、明日の行政交渉と現地視察についての日程等の確認をして、
一日目の会議を終了しました。
 
 
 
 
二日目は、石野本部長と久松事務局長、松永事務総括と
事務局から杉石さんの4人が熊本県庁の災害に関係する部署を訪問する班と
被災地の現場を視察する班とに分かれて行動しました。
私は視察する班でした。
被災した現場には、現地対策本部が用意してくれた福祉バスで回りました。
時々、雨が降り、残念ながら視察することができなかったところもありましたが、
被害の凄さを目のあたりにすることができました。
 
最初は、益城町でした。
あちこちに壊れかかった家々がそのまま残されていました。
また、ブルーシートを屋根にかぶせている家々も多く目にしました。
益城町の避難所となっている運動公園に行きました。
テレビで報道がされたところです。
現在もキャンピングカーもあり、車中泊をされている人がいることを知りました。
 
次に南阿蘇村のグリーンロードを通り阿蘇大橋に向かいました。
本来、道が壊れていなければ直線で行けるのですが、
通行禁止区域の道路があちこちにあり、遠回りをして行かなければなりませんでした。
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阿蘇大橋に向かう途中、お昼休憩をとりました。
そこで有名な「あか牛定食」を食べました。
美味しい昼食を済ませ、福祉バスで一路、阿蘇大橋に向かいました。
バスに乗車したとたん、強い雨が降ってきました。
そのため、阿蘇大橋は見ることができませんでした。
 
その後、雨も上がり、西原村にある聴覚障害者で全壊の被害に遭われた家を
視察しました。
1階が完全に潰れ、2階が1階になっていました。
その家の隣の家は綺麗に更地になっていましたが、
聞くところによると東日本大震災に遭われてこの地に転居してきたそうです。
再度、今回の熊本地震に遭われ家が全壊してしまったとのことでした。
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最後に西原村の仮設住宅を訪問しました。
先ほど全壊した家に住んでいた川北さん家族がいました。
訪問した際には、息子さん2人も家にいて、家族4人の元気な姿を見ることができました。
 
集会場で2人を囲んでの話し合いが行われました。
仮設住宅には家族4人で2Kの部屋に住まなければならず、
狭いというのが率直な意見でした。
また、住民とのやりとりは筆談をしているそうです。
通訳が必要なときは申請をしますが
急な依頼にはすぐに応じることが難しいと仰っていました。
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大変なことがたくさんあるかと思いますが、笑顔がお二人には見られ、
とても元気そうに見えました。
笑顔を今後も絶やすことがないように、
私たちは必要な援助をしていかなければならないと気持ちを新たにしました。
 
電車で帰る組と飛行機で帰る組に分かれて熊本県を後にして帰宅しました。
まだまだ、被災した人たちがたくさんいます。
今後も支援金や何らかの支援を継続していかなければならないことを
学ばせていただきました。
 
(文・写真/全通研会長 渡辺正夫)

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