鹿通研研修~東日本大震災から学ぶ、私たちにできること~
7月24日(日)、鹿児島支部の講師派遣依頼を受け、鹿児島市に行ってきました。
4月に発生した熊本地震こともあり、また東北出身の方もいて、
参加者のみなさんの意識の高さを感じる研修会でした。
さて、鹿児島といえば、「桜島」。
鹿児島市内のいろいろな場所から、その雄大な姿を見ることができます。
鹿児島中央駅車から、市内と桜島が一望できました。
そして、明治維新の立役者の西郷隆盛や大久保利通の故郷でもあります。
鹿児島にも西郷隆盛像がありますが、軍服を着ていて上野の西郷さんとは
だいぶ趣が違います。
会場の「ハートピアかごしま」は、鹿児島中央駅からバスで約20分、
県民の文化や教養、スポーツ等を通した交流をサポートする施設です。
バスは会場の玄関に到着、会場の多目的ホールで鹿児島支部のみなさんが
笑顔で迎えてくれました。
東日本大震災から5年が経過し、その記憶は徐々に薄れてきています。
しかし、被災地の現状は、まだまだ復興とは言い難い状況があります。
山を切り崩し巨大なベルトコンベアーで土を運び出すという10メートルの
かさ上げ工事がやっと終わり、これからやっと街づくりに入る岩手の陸前高田市の状況。
今なお15万人以上の人たちが仮設住宅などで避難生活を続けていること(その中で福島の避難者は9万人)。
震災後の支部や全通研の取り組み、手話通訳者の活動の様子、そこから学んだことなどを話しました。
参加者からは、
「東日本大震災のときのことを思い出し、それをのりこえていく難しさもひしひしと感じました。
熊本地震をうけ、防災意識が高まっているので、これを機に更に準備をすすめていきたい」
「私は福島出身なので、東北の震災については心のどこかで「触れたくない」ような思いがあり、
体験談を聴くのは初めてでした。“人のつながりが大切”とは言うけれど、いざ大震災が起これば
自分のことで精一杯というのが現実だと思います。
それを受け入れた上で、自分にできることは何か考え続けたいと思いました」
などの声が聞かれました。
自然災害の多い日本にあって、全国の会員が防災意識を高めることの大切さを、
私自身が改めて強く感じた研修会でした。
(文・写真/全通研理事 石川 敬)
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