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2016年6月17日 (金)

全国手話言語市区長会設立総会・手話言語フォーラム開催

2016年6月8日(水)、13時30分から都市センターホテルコスモスホール(東京都千代田区)にて
全国手話言語市区長会設立総会・手話言語フォーラムが開催されました。
全通研本部からは、来賓として渡辺会長が出席し、理事2名、委員1名、職員1名が参加しました。
 
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参加者は407名、首長の参加は61名でした。
手話言語市区長会への入会は250名となったとの報告がありました。
 
わたしの席の隣には、ある県のろう協の役員さんがおられましたが、
「地元ではまだ条例は出来ていないが、運動をしている。
  今日は地元市長も出席しているので来た。しっかりお願いしに来た」
と笑っておられました。
 
出席市長の紹介のあと、新潟市篠田市長の議事進行で会の設立が円滑に承認され、
石狩市田岡市長が会長となりました。
引き続き、田岡会長挨拶、相談役の全日本ろうあ連盟の石野理事長から挨拶があり、
顧問の鳥取県平井知事からビデオメッセージもありました。  
 
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そうした式典のあと、全日本ろうあ連盟事務局長の久松三二氏より、
「手話言語法制定の取り組み」と題して基調報告がありました。
 
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手話言語法制定の意義について、これまでの障害者権利条約批准、
それにともなう国内法の整備の流れからわかりやすく説明され、
その間の全日本ろうあ連盟の取り組み、特に手話言語法意見書採択運動、
全国的に拡大を見せている手話言語条例制定の動きについて話されました。
 
 
休憩のあと、前橋市の山本市長、三木市の薮本市長、日向市の十屋市長、石狩市の田岡市長、
伊勢市の鈴木市長、室蘭市の青山市長、郡山市の品川市長、明石市の泉市長のパネルトークがあり、
それぞれの自治体での手話言語条例制定の経過、制定後の事業などについて語られました。
 
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トークの合間に読売新聞編集委員、井手裕彦氏の「手話はすばらしい言語だ」という
手話言語法制定に向けての応援コメントがありました。
 
どの市長も言い方は違いますが、障害のある人もない人も共に生きる社会、
心のバリアフリーのために手話言語条例の制定があるし 、制定を受けて様々な事業
(出前手話講座、フォーラムなど)を行っていくということ、市民の理解を得るためには
まだこれから長くかかるが、必要なことだということを話されていました。
 
手話言語は福祉の分野ではない、言語は福祉部局からはずしたいと思っている
と言われた石狩市長の話は印象に残りました。
 
読売新聞の井手編集員もニュアンスは違いますが、同様のことをコメントされており、
最後に総括された日本財団理事長の尾形武寿氏も同様の話を民間の事業展開の
スタンスで話しされていました。
 
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しかし、権利としての言語、手話を守る、手話を使う、手話を学ぶ、手話を獲得する、
手話で学ぶ、それらの権利を皆がわかるためには、まず手話を第1言語として自然に
獲得する場、学ぶ場が必要ですが、ほとんどは家庭でも、教育現場でも手話を獲得
できる状況ではありません。もっと教育現場での議論が必要だと感じました。
 
現状では、福祉の課題としてであれ、社会全般の課題としてであれ、条例制定によって
手話を純粋に言語として認め、その権利を守っていけるのか、そういった政策が行われ
ていくのか、単なるパフォーマンスで終わるのでないのかという不安は拭えませんが、
理解は少しずつでも広がっているのだと思い直しながら帰途につきました。
 
(文・写真/全通研理事 窪田麗子)
 
 

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