徳島支部に行きました
徳島支部に行きました
徳島支部創立30周年の式典、記念講演、祝賀パーティがあり、4月28日から徳島市に行ってきました。
徳島県は6月に全国ろうあ者大会があり、その準備に忙殺されています。
徳島阿波おどり空港に到着、空港には阿波踊りのブロンズ像が建っていました。
連絡バスで徳島駅に、駅前には「そごう」がありました。
私が暮らしている市にも「そごう」はありましたが、残念ながら撤退してしまいましたので懐かしい気持ちになりました。
私の市では「そごう」を「鼓を打つ」形で表しますが、徳島でも同じ手話表現ということが分かりました。
4/29の式典、記念講演の場所は徳島県立障がい者交流プラザです。
バスから降りて、会場に向かうと車の中から呼びかける声が聞こえます、見ると戎理事のご主人でした。
部屋に入ると皆さん食事中です、午前に行われた支部総会も無事に終わり、式典のための腹ごしらえ中です。
式典は東日本大震災をテーマにした、朗読劇から始まりました。
今もまだ大変な生活を余儀なくされている方々へ思いを寄せる、徳島支部の優しさが伝わります。
戎会長の挨拶の後、県障がい福祉課長林さん、徳島県聴覚障害者協会理事長の平さん、
全通研の石川等の来賓祝辞がありました。四国ブロックの他支部代表方も見えています。
まさに「四国はひとつ」を実感させられます。
▲戎会長の挨拶 ▲平さんの挨拶
式典終了後、私が担当する記念講演です。テーマは「今、全通研にできること~徳通研30周年によせて~」です。
歴史と課題と徳通研にお願いすることをお話ししました。
質疑の中で、徳島県聴覚障害者協会理事長の平さんから、
『徳通研にお願いすることの中に、全通研全国集会(サマーフォーラム)開催が入っていない。
四国で全国集会を開いていないのは徳島だけ、このことを含めないのか?』
というご質問をいただきました。
全国ろうあ者大会を目前にし、準備に奮闘されている支部の皆さんに、私の口からは言えませんでしたが、
力強い援護射撃でした。
場所を変えての祝賀会です。
香川支部長の曽我部さん(全通研理事)が乾杯の音頭をとりました。
よく見ると昼間と服装が異なります。
本人に聞くと「気にせず、十分に食べたり、飲んだりできる物に変えた」とのことでした。
徳通研の30年が映し出され、各テーブルで思い出話に花が咲きました。
皆での写真も撮りました。
また、平理事長からは髙田さん(全通研理事候補)に対して、「好みの女性についての質問」もありました。
これが「セクハラ」にならないのが日常的なつながりの強さなのでしょうね。
徳島は「すだち」が有名です、それを題材とした会員さんの踊り「すだちくん」ダンスも披露されました。
徳島支部の製作物では「ゆびっち」が有名です、その「ゆびっち」を長年、一人で製作し続けてくれた真鍋事業部長へ感謝状が贈られました。
せっかく徳島に来たので時間を見つけて、阿波おどり会館と眉山に行ってみました。
眉山はさだまさしの小説とその映画化でも有名です。阿波おどり会館から眉山頂上までは
ロープウェイで6分間ぐらいでした。頂上からは徳島市が一望できます、美しい景色でした。
阿波おどり会館では阿波おどりの歴史を見ました、そして、一枚のパネルの前で立ち止まってしまいました。
そのパネルには「国家総動員法発令による踊りの自粛」と書かれていました。
民衆の踊りが戦争という中で自粛されていったのです。
今の日本の状況を見たとき、同じ過ちが繰り返される恐れを感じました。
同時に、過ちを繰り返さないようにしっかり社会を見つめ、生きようとも思いました。
帰宅後、「全通研NOW!!」の原稿を書くために写真を整理していました、そして、重大な間違いを発見しました。
それは私たちの会の名称が「一般財団法人」になっています、一般社団法人ですよね。
(文・写真/全通研会長 石川芳郎)
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