富山支部で、「全通研がめざす手話通訳制度」の学習会がありました
4月10日の午後、「サンシップとやま」で富山支部の学習会が開かれました。
「サンシップとやま」は富山支部や北信越ブロックが集会で利用するお馴染みの施設です。
当日の朝、自宅を出て、大宮から北陸新幹線に乗りました。
昔は飛行機を使いましたが、北陸新幹線開業後、所要時間は飛行機とほぼ同じになりました。
上越妙高を過ぎると車窓から見える山にはまだ雪が残っています。
定時に富山に着くと改札では新船支部長が待っていてくれました。
富山駅も新幹線開業により、工事中の所もありましたが大きく変化していました。
案内され会場に着くと全通研元組織部長の山崎さんの元気なお顔も見えました。
たまたま、この日は富山市ろうあ協会の総会もあり、通訳等で会員さんが分散し、
学習会に参加出来た方は多くはありませんでしたが、県内からろう者の方の参加もありました。
先ず、全通研が作製したパワーポイントを1時間用に編集したものを利用し、私が説明を行い、
その後、話し合うポイントがスクリーンに表示され、5つのグループに分かれ、地域の課題を話し合いました。
ろう者の方々からは手話通訳利用について様々な体験が出されていました。
特に「手話通訳をなぜ利用しないのか?」という質問に対して、「我慢する、耐えることに
慣れてしまっている」というお話があり、深く考えさせられました。
グループ討議が終わった後、それぞれのグループのまとめがスクリーンに表示され、報告が行われました。
報告に対する質疑等も出来ればと思いましたが、日曜日なので閉館は5時、残念ながら
討議は行えませんでした。
しかし、この学習会で出された諸課題については、整理し、全通研代議員会で発言してくれるそうです。
また、途中の時間を利用して、全国手話研修センター後援会への呼びかけ、とやま型ディサービス
「大きな手小さな手」の活動報告もありました。
夜は通訳先から戻った前支部長の針山さんも交え、支部役員の皆さんと夕食を共にしながら、
伊東元運営委員長や市川前会長の思い出、富山の手話通訳者の歴史について話が盛り上がりました。
ことによったら全通研の「研究活動強化事業」として「富山の手話通訳の歴史」が支部から申請されるのではと期待しています。
富山は人と環境に優しいLRT(次世代型路面電車システム)で有名です。
3両連結の「サントラム」と2両連結の「セントラム」、更に映画「RAILWAYS」の舞台である
富山地鉄を、糸魚川付近では車窓から日本海も写しました。
会員の皆さんへの旅のお裾分けです。
(文・写真 全通研会長 石川芳郎)
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