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2016年3月14日 (月)

JDF東日本大震災被災障害者総合支援本部 第五次報告会「震災5年目から未来への提言」

2016年3月9日(水)、午後1時30分から4時30分まで参議院議員会館101号室で第五次の報告会が
約100人の参加の下、開催されました。
この報告会は2011年から継続して行われており、今回で5回目です。
全通研を代表して渡辺が参加してきました。
 
 
2016年3月11日に5年目を迎えます。
政府は10年間を「復興期間」として定め、前半の5年を「集中復興期間」と定め取り組みを強化しています。
しかしながら現実は、障害者の死亡率は2倍であったことを改める政策は見られない中、この報告会が実施されました。
 
Img_20160309_12331209
 
特にNHKはEテレで、平和の問題と大震災の問題を取り上げて放映しました。
「それはホロコーストの“リハーサル”だった~障害者虐殺70年目の真実~」と
「誰も取り残さない防災~要支援者1,800人の声から~」です。
要支援者の声は、この集会の前の3月5日に放映されました。
 
今回の報告会でも、JDF(日本障害フォーラム)とともにNHKのディレクターから
そのアンケートの調査結果の報告がありました。
障害がある人にとって、同規模の震災が起きたときに、何もできないで諦めるしかないことが浮き彫りにされました。
 
また、パネルディスカッションでは、6人から報告や討論がありました。
特に私自身が印象に残ったことを書きます。
 
1 「つながりはちから」、「つながりはそなえ」そして日本から世界に発信していく。
2 障害者死亡率2倍は差別。せめて同倍にならなくてはいけない。
    そのための施策をとる。
3 検証されていないものに反省は出ない。
    反省がないものには対策は取られない。
    対策が取られない問題は解決されない。
    同じ状況で同じことが繰り返される。
4 要援護者名簿、個別避難計画の実施
    個別の計画を障害者の声を聞いて作成していく。そして、シミュレーションして具体化する。
5 昨年の3月に国連防災世界会議で採択された「仙台防災枠組2015-2030(※)」を絵に描いた餅に
    するのではなく、地道に実践していくことがもっとも大事である。
 
※仙台防災枠組2015-2030 骨子仮訳
 
 
 
死亡率2倍をいかにして同倍にしていくのかは、地域で暮らす障害者が地域とつながり、
地域との交流が欠かせません。障害者は一人ひとりの特性があります。
その特性を知って、より良い支援ができ、命を無駄にしない取り組みを日常的に取り組むことが必要です。
障害のあるなしに関係なく、命の尊さは皆同じなのです。このことを肝に銘じたいと思いました。
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JDF東日本大震災被災障害者支援総合本部 第五次報告会のアピール文が
JDFHPに掲載されました。
http://www.normanet.ne.jp/~jdf/opinion/appeal.html

(文・写真/全通研副会長 渡辺正夫)

2016年3月 3日 (木)

「全通研がめざす手話通訳制度」長崎支部学習会

去る2月20日、長崎県大村市にて「全通研がめざす手話通訳制度」長崎支部学習会がありました。
同じ九州ですが、宮崎から長崎まではやっぱりかなり遠かった。
朝、5時に家を出てJRで宮崎空港に6時34分到着。7時35分発のJAL3620便で福岡空港へ。
空港から地下鉄で博多駅まで移動し、博多から特急かもめ11号で諫早まで行って乗り換えて、
大村駅に11時21分に到着しました。
 
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大村駅(撮影は帰る時だったんですけど、素敵な駅舎でした)
 
 
長崎支部事務局長の居村さんが駅まで迎えに来て下さって、一緒に昼食を済ませてから
会場の「大村市総合福祉センター」に向かいました。
会場では、支部役員やスタッフの皆さんがそれぞれ分担して会場の準備を進めていました。
学習部長を中心に事前の打ち合わせをして、役割の確認、進行の確認をして、てきぱきと準備を進めていました。
書籍販売コーナーも設けられて、売れ行きも良かったようです。
 
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通訳打ち合わせ                               会場準備                                      書籍販売
 
 
講話の時間は、パワーポイントの説明で精一杯でしたが、うなずいたり、メモしたりして熱心に聞いてくれました。
終了後に支部が行ったアンケートでは、難しかったという人もありましたが、
概ねわかりやすく良かったという感想でほっとしました。
講話の後、グループワークを行いました。
7~8人ずつ7グループに分かれて、「地域の手話通訳の課題、問題点」を中心に、
今の社会の課題、問題点について話し合ってもらいました。
グループワークは長崎支部の進行で行ってもらいましたが、ポストイットに1人3つ以内、
課題や問題点を書き出して模造紙に貼り、それを同じもの同士でまとめ、タイトルをつける。
その課題や問題点に対する夢や理想を書き出す。
その後にその2つを結ぶ方法、何をしたらそれができるようになるのか、
自分たちに何ができるのか話し合って書き出していくものです。
 
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課題を出し合う                                                                      課題をまとめる
 
 
市町村合併で市域が広がった結果、通訳場所までが遠くなって交通機関が少ない僻地
などへ通訳に行く場合など、拘束された時間に見合う手当がない、手話通訳者が少ない、
養成のあり方の問題、企業の研修などに手話通訳をつけてもらえない(企業秘密保守のため)、
個人のスキルアップのための研修や講座通訳をつけてもらえない等々課題が出され、
それに対する夢や理想が話し合われ、自分たちに何ができるか楽しく、熱心に討議がされていました。
 
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どうしたら解決できる?                      思いをカタチに                              発表
 
学習会終了後、片付けをして、役員、スタッフが集まって回収したアンケートを見ながら反省会をしていました。
長崎支部は、被爆したろうあ者の聞き書きをはじめとする組織的な取り組みを続けています。
現在は、ろう高齢者のための施設作りのための取り組みとして、
ろう高齢者からの聞き取り調査を行っていると聞きました。
 
アンケート調査ですが、一人ひとりに向き合って聞き書きを行っているそうです。
取り組みごとに、綿密な打ち合わせと反省をきちんと行う姿勢が基礎にあるから、
様々な活動が組織的に行われていくのだなあと改めて感心しました。
 
この学習会も一回で終わらず、何度もくり返し全員が腑に落ちるまでやっていくことが大事です。
がんばらんば!
 
 
(文・写真/全通研理事 窪田麗子)

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