第30回記念岡山県手話通訳問題研究集会に参加しました。
8月2日、きらめきプラザで岡山県手話通訳問題研究集会が開催され、出席してきました。
集会のテーマは「次代につなぐ 仲間の輪 広げよう 仲間の絆」です。
前夜岡山に着くと、駅前は浴衣姿の若い男女が路面電車に乗るために長い列を作っていました。
今夜は近くの河原で花火大会が開催されるそうです。
集会当日、会場にはろうあ者を含め150名以上の参加者があり、
初代支部長の金川さんの元気なお顔も見えました。
定刻通り集会が始まり、来賓として顧問の佐古議員、
県聴覚障害者センター芦田所長のご挨拶をいただきました。
10時から2時間は私の担当です。
「全通研の40年、そして、最近の情勢や運動の課題」をテーマにお話をさせていただきました。
岡山は私の社会福祉実践の原点を気づかせてくれた「朝日訴訟」発祥の地であり、
昨年は原告朝日茂氏生誕100年を迎えました。
ですから、社会福祉の公的責任が後退する現在の状況と合わせ「朝日訴訟」について
少しだけ触れさせてもらいました。
午後からは、「入門」、「岡山の手話」、「手話サークル」、「ろう高齢者の豊かな暮らしを考える」、
「手話通訳制度」に別れての分科会論議が行われました。
「入門」では、
「物語を身振りで表してみよう」というテーマで桃太郎や浦島太郎を題材に楽しそうに、
かつ、一生懸命表現をしていました。
「岡山の手話」では、
聞こえない女性の戦争体験が語られていました。
「女子挺身隊」のお話もありましたが、読み取りに苦労されている場面もありました。
「ろう高齢者の豊かなくらしを考える」では、
地域の取り組みやろう高齢者に対するアンケートのまとめが報告されていました。
「手話通訳制度」では、
岡山の手話通訳保障の現状について、クイズ方式で確認しながら論議が進んでいました。
神奈川でも岡山でも、すばらしい取り組みと報告が沢山されています。
それが「サマーフォーラムinみえ」に上手くドッキングできていないことが残念です。
会場をあとにして、駅前に行くと「うらじゃ2015」が行われていました。
「うら」とは「鬼」、「じゃ」というのは岡山方言で「そうだ」とかの意味だそうです。
桃太郎伝説からの踊りという話もありました。
約200組6,000名の参加者があるそうです。
汗をかきながら数枚の写真を撮り、新幹線に乗りました。
「岡山も暑い!!」が感想です。
(文/写真 全通研会長 石川芳郎)
| 固定リンク
「全通研理事・事務局員の講師活動」カテゴリの記事
- 兵庫支部研修会(2018.11.29)
- 島根支部の創立30周年記念式典・祝賀会(2018.11.28)
- 東北ブロック組織担当者会議2018(2018.09.03)
- 2018年度ブロック別組織担当者会議 北信越ブロック(2018.07.24)
- 東海ブロック組織担当者会議2018(2018.07.10)
最近のコメント