沖縄支部講演会
6月28日(日)に、全通研沖縄支部年次総会後に開催された支部講演会の講師を担当した。
与えられたテーマは「聞こえない人の暮らしに学ぶ 〜全通研の歩みとこれから〜」。
27日10時に自宅発。13時40分発の神戸空港発の飛行機に乗り込む。
那覇空港に到着して機体から離れた第一印象は「暑っ!」。神戸は初夏だが沖縄は完全夏である。
何でも梅雨はあっという間に終わり「水不足が心配で台風が早く来てほしい」という状況とか。
沖縄支部長の石川さんのお迎えで那覇市内を案内いただく。
「どこに行くのかな?」と思っていたら空港からまず「対馬丸記念館」に直行。
「対馬丸」ってご存知ですか?
第二次大戦中に沖縄から九州に学童疎開で向かっていたときに米軍潜水艦の魚雷攻撃により沈没した船だそうだ。
恥ずかしながらこの事実を初めて知った私である。
沖縄では学校で教えられるそうで、沖縄戦だけではない戦争中の沖縄県民の被害(1,476人死亡)に
胸が痛むと共に沖縄県民の強い反戦の思いを知る。
ホテルに荷物を置いて那覇市内の公設市場を石川支部長に連れられて見学。
暑さの中あふれんばかりの野菜と果物と魚介類と海藻とそこを行き交う人
(英語で買い物する中国(台湾?)人もいる!)の多さに圧倒される。
元気をなくしつつあるといわれる日本の地方都市だが生命エネルギーの充実を体感。
その後は近くの沖縄料理居酒屋で沖縄支部のメンバー8人と懇親会。
沖縄に引っ越して沖縄支部の役員となった兵庫支部の元役員と再会して驚く。
6時から10時までの4時間オリオンビールと泡盛と地元の料理をいただきながら
支部役員の懇親パワーにひたすら感心。
料理では本州では見たことのない(残念ながら名前は思い出せない)野菜の炒め物と
真っ黒なイカスミソーメンがうまかった。
翌朝9時に石川支部長のお迎えで支部総会の会場に向かう。約30人が参加。
離島がある沖縄では多くの労力と費用が必要となるであろう石垣島(那覇から1時間半!)や
宮古島での活動を含めた事業計画とそれを支える会員の熱意に感心。
総会は午前中で終了。昼食にはゴーヤ弁当をいただく。
全国チェーンの弁当屋さんだがメニューは沖縄である。沖縄で作っているから当然か。
13時から本番の講演。全通研が創設されて以来先輩たちが大切にしてきた理念、
これまでの活動実績と成果、会員にとっての全通研の意義、現在の情勢を踏まえた全通研の
これからの活動の方向性、沖縄支部に置き換えた時に考えられる活動の内容などについて説明する。
時間不足を懸念して説明を簡略化したが結局時間が余るなどいつまでたっても話はうまくならず申し訳ない。
15時から総会打ち上げの茶話会。支部役員(かっこいい男性!)の
手作りシフォンケーキ(きな粉とシークワサーとその他の4種類作り分け!)を食しながら
「活動を続ける理由」「非会員の設置通訳者への考え方」など16時まで雑談。
今は石垣島で働いている会員さんが「神戸出身です」と挨拶していて再び驚く。
終了後は建物内にある支部事務所(3畳くらいのスペースだがパーティションに囲まれた立派な事務所。
全通研支部らしく資料の山になっている)を見学。
沖縄支部事務所入口の掲示。小規模団体にスペースが提供されている。
その後またも石川支部長に空港まで送り込みをいただき沖縄を後にした。
何から何までお世話になった沖縄支部のみなさまに厚くお礼申し上げます。
(文/写真 全通研事務局長 伊藤 正)
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