板橋正邦氏を偲ぶ会
11月2日、福島市において板橋正邦氏を偲ぶ会が開かれ、石川と渡辺副会長が参列しました。
ご存知のように板橋氏は1968年に開催された第17回全国ろうあ者大会の折、
全国各地で独りぼっちの活動をしていた手話通訳者を集め、
第1回全国手話通訳者会議を開催された方です。
この第1回全国手話通訳者会議を契機として、1974年に全国手話通訳問題研究会が誕生しました。
この意味で、板橋氏は全通研生みの親とも言えます。
また、全日本ろうあ連盟の副理事長として「アイ・ラブ・パンフ」普及運動を進め、
第10回世界ろう者会議(フィンランド)の日本団長として、アジアで初めての世界会議を
東京に招聘するなどたくさんの功績を残されました。
今年、福島で開催された「第47回全国手話通訳問題研究集会inふくしま」では、
松本氏との対談も予定され、多くの参加者が楽しみにしていました。
しかし、体調不良から入院され、企画は実現しませんでした。
私たちは次の機会を期待し、回復を祈っておりましたが残念ながら、9月11日にご逝去されました。
お花で囲まれた板橋氏の写真が中央に飾られた偲ぶ会会場には、板橋氏と共に活動を進められた
「戦友」(高田、松本、黒崎、山内、花田、市川氏等)もたくさん参列され、氏の功績をたたえ、
同時に無念に思うお話がありました。
偲ぶ会では、石野連盟長と共に、全通研も来賓挨拶の一人に指名され、
お別れの言葉を述べる機会をいただきました。
福島のろう青年達が受付、接待等で奮闘してくれていました。
ここでも板橋氏の人柄と、運動を未来に繋げていく氏の思いを強く感じながら会場を後にしました。
(文・写真/石川 芳郎 会長 写真/渡辺 正夫 副会長)
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