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2014年7月 4日 (金)

【滋賀からの発信】「けいわんの公務災害認定を求める」署名を提出しました その1

 
 今年2月に開かれた冬の討論集会でも報告がありましたので、
ご存じの方も多いと思いますが、簡単に経過を説明します。
 
2009年に滋賀県A市に雇用された2人の専任手話通訳者が相次いでけいわんを発症し、
公務災害認定を申請していました。
でも、「この程度での通訳時間数では過重な業務とは言えない」などの理由で、
2013年9月に公務外認定が決定しました。
 
これを受けて、10月に地方公務員災害補償基金滋賀県支部審査会に審査請求を出し、
支援する会も立ち上げました。
この審査は、基本的に書類のやり取りで行うのだとかで、
審査請求に対しての弁明書が届き、それに対する反論書を提出しました。
 
設置通訳者の仕事は、手を動かしている時間だけではないことは、
私たちの中では当然のことです。
でも、そのことがまるで反映されていない決定に、
手話通訳とは何か、設置通訳者の仕事とは何かを知ってほしいと、
口頭意見陳述の申請もしました。
 
ただ、申請が通るかどうかは支部審査会の決定だそうです。
自分たちの権利として、言いたいことを述べる機会が保障されるということではないのですね。
初めて知ることばかりで、戸惑いと腹立たしさでいっぱいです。
 
全国の仲間にも支援をお願いしたいと、全通研代議員会で署名用紙を全県の代議員さんに渡しました。
それぞれにコピーをしていただき、たくさんの心のこもった署名が届きました。
特に、福島(455筆)、埼玉(419筆)、高知(270筆)、愛媛(227筆)をはじめ、
多くの署名をいただきました。
ほんとうにありがとうございました。
 
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7月1日、支部審査会の書記官に全国から届いた個人署名3,405筆と6団体の団体署名を手渡しました。
受け取った書記官は「こんなにあるんですか。もっと集まるのですか?」と驚いていましたので、
「全国が注目しているということです」と話しました。
 
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今月の24日には、口頭意見陳述が開かれます。
限られた時間ですが、全通研理事の協力も得て、伝えたいことを精一杯話したいと思います。
署名活動もまだ続けます。
更なるご協力をお願いします。
 
署名とともに、暖かい励ましのメッセージが届いています。
 
○1日も早く公務災害として認定されます事を祈っています。これからも活動頑張ってください(岩通研)
○誰が発症してもおかしくないこの頸肩腕障害はなかなか認めてもらえない理不尽を覚えます。
  認めてもらうのではなく、認めさせましょう。(福島)
○早急に認定されるようお祈りしています。頑張ってください(愛媛)
○今回の事は、手話に関る者として、他人事ではありません。
  自分の事、皆の事として取り組む必要性を感じております。
 協力出来る事があればお申し付けください。
  皆さまの運動が実を結び『公務災害』が無事認定されます事をお祈り申し上げます。(香川)
○私たちも1日も早く認定されることを強く望んでおります。
 秋田から応援エールを送ります。(秋田)
                                                           報告者 梅本悦子(理事・滋賀支部)

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