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2013年11月27日 (水)

情報アクセシビリティ・フォーラム

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一般財団法人全日本ろうあ連盟主催による情報・アクセシビリティ・フォーラムが、東京・秋葉原UDXにおいて、1122日(金)から24日(日)まで開催されました。

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3日間とも良い天気に恵まれ、この時期にしてはたいへん暖かな中で開催することが出来ました。

 会議エリア、展示エリア、映像エリアの3つの部門に分かれて発表、展示、字幕付きの映画の放映がありました。

 3日間で延べ13,000人余りの人たちがこのフォーラムに参加しました。

 

 全通研は、単独で展示ブースを設け、全通研紹介パネルを6枚ほど新しく作成し、来場者に説明をしました。

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 また、全通研の紹介パンフレットを配布しました。

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同時に、外国の方も大勢来られるのではないかということで国際部が中心となって英語版の紹介パンフレットも作成し配布しました。

 展示ブースは、《出展者》という名札を首から提げて理事の近藤、渡辺、梅本、米野と事務所長の浅井が交代で当番をしました。


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梅本理事が担当していたときに偶然と言えば偶然なのでしょうが、外国の方が尋ねてきました。

「私の当番の時でなくて良かった」とホッとする場面もありました。

来場者がとても多く、全通研紹介パンフレットは一日目(23日)でなくなってしまいました。
コピーをしてしのぎました。

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二日目(24日)は、急遽、千葉支部の協力を得て、パンフレットを朝一番で持ってきて事なきを得ました。千葉支部の方、本当にありがとうございました。

 また、石川会長は、23日の午前11時から展示ブースでの開会式典に参列しました。

式典には、秋篠宮妃殿下や多くの国会議員も参列して盛大に行われました。

 秋篠宮妃殿下は、この式典の前に体験・啓発ゾーンをご覧になりました。
このゾーンは、聴覚障害者災害救援本部ブース、全日本ろうあ連盟ブース、聴覚障害者制度改革推進中央本部ブース(要約筆記)、電話リレーサービス体験コーナー、盲ろう者体験コーナーが展示・体験を行ったところです。

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 石野理事長の案内で各コーナーを丁寧に回ってご覧になっておりました。
びっくりしたことが2つほどありました。

 一つは手話通訳者を介さないで石野理事長の手話を読み取っていたこと。


 もう一つは盲ろう者の福島さんにご自身で指点字をなさっていたことでした。


ちなみに私も宮崎県の防災チョッキを着て実際のところを見ていただきました。

後日、目で聴くテレビで放映があるかも知れませんので、どうぞ、ご覧ください。

 

 そして最終日の24日の14時から1時間ほど米野理事が
「手話通訳とは ~情報アクセシビリティの視点から~」のテーマで
手話通訳制度の課題や役割について講演しました。


全通研がこれまで取り組んできたことの一端を多くの人に披露できたことはとても良い機会となりました。

 

 そして、裏方のご紹介をしなければなりませんね。


全通研の書籍販売を2日間にわたって東京支部の飯田さん、城殿さん、岩間さん、小林事務局員、矢口職員に担当してもらい、本をたくさん売ってもらいました。


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日の準備から24日の後片付けまで東京支部の多大なる協力がありました。


大変助かりました。ありがとうございました。

 

 今回の情報・アクセシビリティ・フォーラムに全通研は協力団体として関東を中心に多くの支部の仲間が協力してくれました。

佐々木理事は情報保障の責任者として存分に活躍してくれました。

また、関東ブロックの役員にも要所要所の大役を担っていただきました。

そして、支部から多くの要員として頑張ってくれました。

 これらの多くの方々の協力があって、このフォーラムも成功裏に終わったものと思います。

全通研の仲間って本当に素晴らしいなと思いました。

 

 最後に、22日の夜に「手話言語条例および法に関する全国の動き」報告会がありました。

その報告会には、田岡克介石狩市長、平井伸治鳥取県知事、清水誠一衆議院議員(自民党)、輿水恵一衆議院議員(公明党)、枝野幸男衆議院議員(民主党)、藤田政樹白山市市議会議員が参加して行われました。

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 平井伸治鳥取県知事お話しの中で言っていた言葉が印象に残りました。

それは、「多くの仲間を持たないと、たった1本のろうそくで終わってしまう。みんなの力で万灯にして、世の中を照らして頂きたい」という言葉でした。

 多くの仲間を持つこと、これは全通研の目標の一つです。

これからも多くの仲間とともに聴覚障害者の福祉向上と手話通訳者の身分保障のため頑張っていきましょう。

                                   文・写真 渡辺 正夫 理事

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