« 北海道の代議員会ブロック別会議 | トップページ | 高松市手話通訳・市外派遣拒否違憲訴訟 第1回弁論を傍聴して »

2013年4月22日 (月)

全国手話研修センター企画「ろう教育史跡めぐりプラン」に参加して

千葉県手話通訳問題研究会(ちば通研)の地域班である鎌ケ谷班10人で、「ろう教育史跡めぐりプラン」に4月18日と19日の2日間、参加してきました。

私が研修センターに運営に関わっていること、後援会の呼びかけに気持ちよく応じてくれたことなどをきっかけに、「研修センターをぜひ一度見学したい」ということになりました。ただ、見学するだけでなく勉強もしたいということだったので、何か良い企画はないと探しいたところ、このプランのチラシを偶然見つけたのです。それを鎌ケ谷班の皆さんに見せたところ、ぜひ、行きたいと言うことになりました。

京都はろう教育の発祥に地であるので、ろう教育のことを学びながら、新緑の京都を満喫することになりました。呼びかけに応じてくれた10人は、決して若くはないが、気持ちはまだまだ二十歳ですという人たちばかりです。

01

この企画の良いところを紹介します。見学した中身を話してしまうとこの企画が今後、成り立たなくなってしまいますのでね。
先ず、講師の先生がすばらしいのです。私も当日まで誰が講師になってくれるのか全くわかっていませんでした。当日、初めて知りました。史跡めぐりの説明には持田隆彦さんです。持田さんは、京都の支部長さんです。また、今回のお世話係には研修センター職員の河井友佳さんでした。


02
▲全通研京都支部の持田支部長


夜の無料講演会の講師は、小出新一常務理事が担当してくれました。何と研修センターの責任者から直接お話しを聞けるとは思ってもみませんでした。鎌ケ谷班の中には、この小出さんが書いた『手話知らんですんません』の本を読んだことがある人も参加していたので、まさか本人に会えるなんて思ってもみなかっただけに、その人は大変、興奮していました。「全通研の活動を通して 今 私たちにできることは」のテーマで1時間半たっぷり講演してもらいました。話がとても丁寧でわかりやすく、これまでのろう運動の展開から、現在の抱えている課題についてしっかり学ぶことができました。

03
▲研修センターの小出常務理事

二番目に、こちらの希望を企画に活かしてくれることです。チラシには基本的な2日間のプログラムが書かれています。でも、担当の人と十分話すことで、こちらの希望するプログラムに修正をしてくれました。全ての希望が叶うことではありませんが、十分、話を聞いてくださり、変更をしてくれるのも助かります。


私たちは、先ず、期日の希望を聞いてもらいました。そして、夕食の時間も少し後ろにずらしてもらいました。そのことで、一日目は学習に使い、二日目は観光ということでメリハリをつけることができました。時間的にも余裕ができ、二日目の嵐山散策は、荷物をセンターに預かってもらい身軽に美味しい空気や景色を見ることができました。

三番目です。ちょっと歳をとると食べるものが気になります。でも、この研修センターで三食摂りましたが、私たちの年齢に配慮してくれる料理を出してくれました。
一日目のお昼には京野菜館特製の折衷弁当を予約しました。野菜をたっぷり使った料理でした。

08
▲京野菜館特製の和洋折衷弁当



夕食は、小出さんの講演を聞いた後に、和室で宴会をさせてもらいました。宴会でのお料理にも知恵と技を活かした物がたくさん出て来ました。お豆腐や天ぷら、刺身など食べきれないほどでした。若い人にも気を使ってか、唐揚げもたっぷり出ました。私たちのメンバーはちょっとカロリーオーバーを気にして、たくさん残ってしまいました。心の中でごめんなさいでした。もちろん、宴会ですのでお酒もばっちりでした。

05_3
▲宴会メニュー



話は変わります。私たちはいくつかの出来事に出会いました。
先ずは、現在の待賢小学校の近くの「日本盲唖教育発祥の地」の石碑を訪ねました。
持田さんが、この石碑に関係する人物や出来事を説明しているときに、突然、現れた青年がいました。

半井真澄さんの息子さんで緑さんという子の話を持田さんがしていたのですが(半井真澄さんは京都の護王神社の宮司で、息子の緑さんは盲生徒として盲唖院に入学しました)、話だけではわかりにくいので、持田さんは名前などを書いた紙を事前に準備してくださっていました。
聞こえない人にも私たち聞こえる人にとっても、見ることで理解ができました。

「半井真澄 緑」の紙を見た青年は、「私の血のつながった人です」と言うではありませんか。
青年は、緑さんが曾祖父さんにあたる、半井貴澄さんという人でした。持田さんも何回かこのプランでこの場所を訪れているのですが、血筋のつながった人に出会ったのは初めてとのことで大変びっくりされていました。

04

この石碑のある場所に来るまでに鬼瓦など変わっている瓦を見ながら歩いてきましたが、この半井さんは、その変わった瓦のお店の社長さんでした。また、石碑の盲の目のとこが削れてなくなっている理由も半井さんの会社の従業員の方から聞くことができました。
その社長さんと一緒に記念の写真を撮りました。


二番目は、朝の食事をしているときに宮澤典子さんに偶然会ったのです。宮澤さんは全通研の仕事でたまたまセンターに宿泊をされていました。宮澤さんがひっこり現れたので、DVD手話通訳レッスンで表紙を見ていた人は「あっ!」と言ったきりびっくりした顔のまま。そうなのです。このセンターに泊まれば、偶然、全通研やろう連盟の役員をやっている人に会えるのです。こんなチャンスはここに泊まらなければ実現できないのです。もちろん宮澤さんを囲んで記念写真を撮りました。宮澤さんも笑顔で気軽に接してくれました。感謝しています。


今回、私も研修センターの企画に初めて参加しました。研修センターってすばらしいなと感じました。このような良い企画をいっぱいやっているのだと改めて知りました。
私たち役員が支部の皆さんに、「このような企画があるから私と一緒に行かないか」と声をあげていくことが必要なのかなと強く思いました。ただ、「泊まって」とか「行って」とかではなく、役員、自らが企画を宣伝して一緒に行こうと呼びかけることが大切だと思いました。役員である私自身を身近に知ってもらう良い機会にもなります。雲の上の人ではなく、みんなと一緒なんだよということを知ってもらうことが出来るのです。
お世話になった河井友佳さん、持田隆彦さん、小出新一さん、そして、宿泊などの事前の打ち合わせや当日関わってくれた方々に、感謝申し上げます。10人はみんな満足して無事に帰宅しました。10人は偉いですね。感謝の気持ちをセンターに残そうと、みんなは研修センターでたくさんのお土産を買っていました。10人に感謝です。

(全通研理事 渡辺正夫)

« 北海道の代議員会ブロック別会議 | トップページ | 高松市手話通訳・市外派遣拒否違憲訴訟 第1回弁論を傍聴して »