第29回全国手話通訳問題研究討論集会~2013.2.23-24
中京大学名古屋キャンパスで開かれました。
集会参加者は987名で、1日100名の要員のみなさんが集会を支えてくれました。
今年は、全国47都道府県すべてから参加がありました。
参加者は、
①「登録手話通訳者の活動」、
②「手話通訳派遣コーディネート業務と役割」、
③「手話通訳者の専門性を高めるために」、
④「手話通訳者を養成するために」、
⑤「専門学校等での手話講座」、
⑥「手話」、
⑦「聴覚障害者の暮らしを見つめて(医療)」、
⑧「聴覚障害者の暮らしを見つめて(労働)」、
⑨「手話サークル」、
⑩「手話通訳者の健康」、
⑪「聴覚障害者関連施設」、
⑫「手話通訳者の設置・派遣について」、
⑬「手話を広めるための取組」の分科会に分かれて、活発な討論を繰り広げました。
提出されたレポートは全部で32本。各地の実践報告や課題などが出されました。
3月発行の全通研研究誌に各分科会の速報が載りますので、お読みください。
全通研、全日ろう連、各支部などが発行した書籍やDVDの販売も、
4つの部屋に分かれて行われ、多くの参加者が新しい情報を得ていました。
また、次の夏集会開催地である岐阜支部も、運営資金獲得と集会の宣伝を兼ねて、
グッズを販売していました。
また、昨年10月に発足した全国手話研修センター後援会の申込受付も設けました。
設立10周年を迎えた研修センターのパンフレットや後援会のリーフを配布しながら、
立ち寄った参加者に入会を呼び掛け、会員が増えました。
1日目の討論は4時半に終了し、その後、聴覚障害者制度改革推進中央本部学習会と
「書籍担当者会議」「ろう教育担当者の集い」「健康問題対策担当者の集い」が
並行して行われました。
制度改革中央本部学習会は
「米国、韓国、英国における情報アクセス、コミュニケーション保障事情」報告会で、
3カ国の視察団からそれぞれの国の状況などの報告があり、これには365名が参加しました。
今年は、中京大学の1つの棟の7階と8階の2フロアーの貸し切りでしたので、
部屋の移動や書籍などを見て歩くのにとても便利だったという声が多くありました。
ただ、申込締切の日程がきちんと守られず、参加者が増えたのはうれしいけれど、
締め切り後の事務処理が大変という課題も残しました。
2日目の討論終了後、全体会が開かれました。
全日本ろうあ連盟の石野理事長から、聴覚障害者を取り巻く社会情勢を入れて、
ミニ講演のような挨拶がありました。
最後に、全通研の石川会長から閉会挨拶があり、
8月の岐阜集会、来年2月の大阪集会のPRをして、すべての日程を終了しました。
参加のみなさん、愛知のみなさん、ほんとうにお疲れ様でした。
帰りに、名古屋駅ビルで「味噌煮込みうどん」を食べました。
土鍋にふつふつと煮立ったアツアツのうどんを、鍋の蓋を取り皿にして食べます。
たまたま向かいに座っていたろう者が「この店の味噌煮込みうどんは有名なんだよ」と教えてくれました。
おいしさアップですね。ふと、隣の席を見ると埼玉支部の仲間が!
(国際部長 梅本悦子)
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