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2013年3月19日 (火)

全国防災対策会議~2013.3.16-17

繋がっている・・・。
阪神淡路大震災、中越地震、東日本大震災では、沢山の尊い命が亡くなった。
でもその悲しい教訓や課題は私たちの中に生きている、繋がっている。

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3月16日~17日に兵庫県立「のじぎく会館」および兵庫県民会館で開催された
全国防災対策会議に参加して、そう思えた。

もうひとつ繋がりを感じたのは主催団体。
全通研、全日本ろうあ連盟、日本手話通訳士協会が一体となってこの会議を運営したこと。
この会議の目的は、東日本大震災から学び、自分たちの防災意識を高めること。

全国からの参加者は約100名。土曜日は日本障害フォーラム製作ビデオの「命のことづけ」を鑑賞し、
その後東京大学大学院教授の田中淳氏の「防災活動について」という講演を聞いた。
このどちらも、報道されなかった震災の裏側を私たちに突きつけた。



夕方から日曜日の午前中にかけて、東日本大震災支援、地域災害支援の2つの分科会で
活発な情報交換や意見交換を行った。

ここで確認できたことは、それぞれの地域の取り組みは意欲のある人達の善意の上で成り立っている行為である。

しかし、意欲や運動で他人の命を背負うことができるのか?してもいいのか?

この会議をきっかけに運動でできること、行政ができることを整理すべきじゃないか?

もっと行政を巻き込んで行こうということ。

また、地域の特徴はあっても、地域格差があっては困るという小椋副委員長の総括が印象的だった。

この内容は報告書としてまとめるのでぜひ読んで頂きたい。

最後にこの会議には兵庫支部のみなさんに大変お世話になったので、ここにお礼を表したい。

ありがとうございました。




おまけ:歩いている時に出会った野良猫たち、どの子もまるまると肥っていて元気だった。

その面構えが「いろんなこと乗り越えて生きてるんだぜ!」と言わんばかりで、活を入れられた気がした。

                     (文・写真 : 空 )

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